🐍
AnacondaからMinicondaへの移行
Anacondaの利用規約
2020年4月30日のニュースリリースより200 名以上の従業員または請負業者を抱える組織では有料ライセンスが必須になりました。
現状、Minicondaは無償で利用できるので、その構築手順を備忘録として残します。
構成
- OS: Ubuntu 24.04 LTS
- Shell: ZSH
インストール
minicondaのドキュメントに従い、最新版をインストールします。
# minicondaをインストール
$ mkdir -p ~/miniconda3
$ wget https://repo.anaconda.com/miniconda/Miniconda3-latest-Linux-x86_64.sh -O ~/miniconda3/miniconda.sh
$ bash ~/miniconda3/miniconda.sh -b -u -p ~/miniconda3
$ rm -rf ~/miniconda3/miniconda.sh
# Miniconda を初期化
$ ~/miniconda3/bin/conda init zsh
$ source ~/.zshrc
# バージョン確認
$ conda info
リポジトリ
AnacondaとMinicondaではCondaというパッケージマネージャーを使用してパッケージの管理をしています。デフォルトでは、以下のリポジトリからパッケージを取得します。
このデフォルトのリポジトリを商用利用する場合、有償となるため、サードパーティのリポジトリに変更します。今回はGitHub上で構築されており、コミュニティが主体となって管理しているパッケージコレクションであるconda-forgeを使用します。
# デフォルトリポジトリの削除
$ conda config --remove channels defaults
# conda-forgeの追加
$ conda config --add channels conda-forge
# 確認
$ conda config --show channels
channels:
- conda-forge
パッケージのインストール
condaでインストールできるパッケージは以下のサイトから検索できます。
今回はnumpyを例にします。numpyを検索すると複数のリポジトリで配布されていることが分かります。
conda-forgeからインストールする場合は以下のコマンドを実行します。
# numpyをインストール
$ conda install conda-forge::numpy
# インストール済みパッケージを確認
$ conda list
一覧にnumpyがあれば完了。
Discussion