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WBSが形だけで終わる理由|“使われるWBS”に変える実務の工夫とマイルストーン設計のコツ
こんな方におすすめ:
- WBSを作っても誰にも見られない
- マイルストーンが形だけ
- タスクがふわっとしてる
1つでも当てはまれば、この記事がヒントになるかもしれません。
本記事は、コンサル現場で実際に使われているノウハウを
“ポケットサイズ”で読めるようにギュッと凝縮した実践メモです。
短くても、すぐ現場で試せるポイントだけを抽出してお届けします。
「WBS作ったけど、現場で全然使われてない…」
「マイルストーンって、とりあえず付けてるだけかも…」
そんな状態でプロジェクトを走らせていませんか?
初心者PMがつまずきやすいのが、“作っただけの計画書”が形骸化する問題です。
❌ 我流で進めたBさんの失敗
プロジェクトスコープを曖昧なままにして、成果物リストも作らず。
作業の優先順位も不明確なまま始めた結果、チームは混乱。マイルストーンもなく、進捗管理はズタズタ。
最終的にプロジェクトは遅延・不信・やり直しの連続でした。
こうしたケースでは、関係者が「何のためのタスクか」を把握していないことが多く、レビューのタイミングも失われます。
✅ 一方、成功したAさんの手順はこうだった
- スコープを明確にし、関係者全員と合意
- 成果物リストを整理し、それをもとにWBSを構成
- マイルストーンを設けて、意思決定のタイミングを明示
- Trelloを使ってリアルタイムで進捗を可視化
結果、チームは自律的に動き、納期も品質も守られました。
WBSが“共通言語”として使われていたのが大きな要因です。
📥 成功側に進みたい方へ:
WBSやマイルストーンの作り方に不安がある方のために、
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✍ 実務で活きる「使われるWBS」にするための4つの視点
- 成果物→作業→実行タスクと段階的に分解する
- スコープと利害関係者の意見をWBSに反映する
- 意思決定点にマイルストーンを埋め込む
- 作業を具体化し、担当と依存関係まで落とし込む
また、WBSを“固定文書”ではなく“動的な管理表”として運用する視点も重要です。
たとえば、週次の定例会で「WBSと照らし合わせて確認する」というリズムを作ると、
自然と「WBSを使う文化」がチーム内に定着していきます。
🧩 あなたの現場でWBSが使われていない理由は?
- タスクがふわっとしている
- 担当が曖昧になっている
- 成果物が明示されていない
- レビューのタイミングが決まっていない
1つでも当てはまるなら、WBSを見直すチャンスです。
「このWBSがあるから迷わない」──そう言える状態を目指しましょう。
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