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WBSが形骸化してしまう3つの理由と、現場で効く小さな対処法
本記事は、コンサル現場で実際に使われているノウハウを
“ポケットサイズ”で読めるようにギュッと凝縮した実践メモです。
短くても、すぐ現場で試せるポイントだけを抽出してお届けします。
👤 こんな方におすすめ
- はじめてWBSを作ったけど、チームに活用されなかったPM初心者
- タスクの粒度やレビューに悩む若手SE
- 計画書を作っても「その後どう活かせばいいかわからない」実務担当者
「WBSをちゃんと作ったのに、誰にも見られてない…」
そんな経験、ありませんか?
PM初心者や若手エンジニアがプロジェクト計画書を作成する際、
特にWBS(Work Breakdown Structure)は「作ること」が目的化しがち。
せっかく時間をかけて作ったのに、実務で活かされない。それ、非常にもったいないです。
この記事では、WBSが“使われなくなる”3つの典型パターンと、
そのシンプルな対処法をご紹介します。
❌ 失敗例1:粒度がバラバラで進捗が見えない
例:「設計:3日」「レビュー:0.5日」「開発:5日」…
このようにタスクの粒度が揃っていないと、
誰が何をどのくらいの期間でやるのかが見えづらくなります。
✅ 対処法:1〜3日ルールを採用
- 「このタスク、1人で3日以内に終わる?」を基準にする
- 小さすぎるタスクはまとめ、大きすぎるタスクは分解
❌ 失敗例2:レビューが“儀式化”してしまっている
「OKです」の一言で終わるレビュー、やっていませんか?
フィードバックが無いまま進むと、WBSの精度は上がりません。
✅ 対処法:3つの観点でレビュー
- 粒度は適切か?
- 担当者・完了条件が明確か?
- 順序・依存関係は適切か?
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現場で即使える形式なので、すぐに実務に落とし込めます。
❌ 失敗例3:チームにWBSが共有されていない
「そんなファイル、ありましたっけ?」
WBSがPMの個人ファイルになっていないでしょうか?
WBSはチーム全員の共通言語になるべきです。
✅ 対処法:見せ方と接点をつくる
- 定例会で1行だけでもWBSを表示
- チケットに「WBS-07」のような番号を入れてリンク
- 「このファイルを見る」ルールを明文化
📌 よくある“WBSのもったいない状態”まとめ
- 粒度がバラバラ
- レビューの視点がない
- チームに共有されていない
この3つを見直すだけで、WBSは
「とりあえず作ったもの」から「現場で使える武器」になります。
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