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【Power Automate】Microsoft Build 2024 アップデートまとめ

2024/05/23に公開

5月23日14時から行われた以下のイベントで聞いた内容のまとめです。
Microsoft Build 2024 発表72時間以内 Power Platform 最新情報
https://powerapps.connpass.com/event/315696/

Book of News はこちら↓
https://news.microsoft.com/build-2024-book-of-news/ja/

Power Automate のブログはこちら↓
https://powerautomate.microsoft.com/en-us/blog/revolutionize-the-way-you-work-with-automation-and-ai/

よしだたいきさんによる日本語での解説はこちら↓
https://memo.tyoshida.me/power-platform/power-automate/power-automate-like-gpt4o-automate-with-voice-screen/

個人の備忘録ですので、多少不確かな部分や誤字脱字などあるかもしれませんが、それらを見つけた場合はこっそりお知らせください。

X(旧Twitter)のポストはこっそりこちらにまとめています。
https://togetter.com/li/2371503

AI 駆動の自動化

2024年は自動化元年で、Copilot と人が共存する世界観になる
今までのように人間同士だけでなくAIとも共存していくということ


Copilot は今までチャットなどで人間が何かを依頼しないと動作しなかった
でもこれからは、データの変更など人からの依頼以外でもトリガーされるようになる
組織横断でCopilot を動かしていくことができるようになり、5年後には8割がCopilot が行い、人間は必要なことだけにフォーカスできる環境が生まれる

将来的には、データ元やアクションの設定などだけでなく、フロー同士を組み合わせて自動的に何かを業務をこなしていくことも可能になる予定
これが「AI駆動の自動化」という概念である

クラウドフローのアップデート

クラウドフローの Copilot の進化

米国リージョンでプレビュー中だった頃に試してうまくいってなかった人もぜひもう1回試してみてほしい

以下のアップデートが入っている

  • フロー編集時にアクション追加
  • トラブルシューティングとフローの修正
  • エクスプレッション(関数)の作成をアシストする

Graph API による新たな自動化の提案

ホーム画面中央にある Copilot 部分の提案が1人1人に合うようにカスタマイズされる
カスタマイズはGraph API を活用し、Microsoft 365 で何か作業(EX:メールの送信など)を行った履歴をもとに「このような作業を自動化すれば、もっと効率的に働くことができる」というアイデアが表示される
GraphAPIは付与されている権限は考慮されており、自分が行った作業を基に提案が考えられる(太郎君の履歴をもとに次郎君に提案することはない)

Microsoft 365を使えば使うほど、よりユーザー(自分自身)に寄り添った提案をしてもらえる

Automation Center

今こんなエラーが発生している、どれくらいの実行機関がかかっているかなどを教えてくれる
作成者向けの機能で、自分が作成あるいは共有された内容を基にされる
マネージド環境 / アンマネージド環境の両方で利用可能

レコメンデーションで真っ先にやるべきことが表示される


将来的に自動修復の提案が出てくる予定であり、今後6か月間で様々なアップデートがある

右側にいる Copilot に質問することもできる

AI フロー


https://youtu.be/WU395cn1DNc?si=pQOcaCGA3zZ7nHZt

現在は英語対応のみ
早期アクセス可能なお客様に向けて、作成 > AIフロー で提示している

自然言語を渡して、推論させる
そしてアクションを提案させて、それを定期的に実行できる
様々なパターンを網羅しないといけない場合に活用できる




https://powerautomate.microsoft.com/ja-jp/blog/revolutionize-the-way-you-work-with-automation-and-ai/

デスクトップフロー(Power Automate for desktop)のアップデート

UI 自動化の新しい手法


今までデスクトップフローは、クリックしたパーツ1つ1つを選択して作成していた
しかし今回のアップデートでクリックが不要になる

https://youtu.be/mWWbPm_Ij7c

以下のようなExcelの表をアプリに入力するというシナリオでの自動化


今までは要素を指定する必要があった
今回のアップデートでは操作せず、英語による音声入力での指定でデスクトップフローが作成可能
音声による入力なので、静かな場所で行う必要がある
※現在は英語対応のみ

録音ボタンを押して

フローの録音画面が立ち上げる

録画画面を選択

指示が長すぎたりすると、うまくいかないこともある💦

ライセンスについては現在調整中で、分からないとのこと

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