【Power Apps】Microsoft Build 2024 アップデートまとめ
5月23日14時から行われた以下のイベントで聞いた内容のまとめです。
Microsoft Build 2024 発表72時間以内 Power Platform 最新情報
Book of News はこちら↓
Power Apps のブログはこちら↓
よしだたいきさんによる日本語での解説はこちら↓
個人の備忘録ですので、多少不確かな部分や誤字脱字などあるかもしれませんが、それらを見つけた場合はこっそりお知らせください。
X(旧Twitter)のポストはこっそりこちらにまとめています。
未来予測
2028年までに10億個のアプリケーションが作成されるという予測がある
人類の人口やIT人材の人数を考えると、10億個のアプリを作成するには人材が不足しているのでっゲームチェンジの必要がある
少ない労力 / 時間での作成を行うために
- 自然言語での作成
- グラフィカル(=直感的なマウス操作など)な作成
- AI コンポーネント
に注力する
ただ作るのではなく、インテリジェント(=状況に応じた制御を自動的に行える)なアプリを作成できるようにする
Copilot in Power Apps
Power Apps の中にあるアプリ開発者のための Copilot に関するアップデート
開発者の満足度は前年比で40%増
データモデルとコアアプリから始める
パブリックプレビューは2024年6月予定
これまでの AI でのアプリ作成は単一テーブルでの作成だった
今回のアップデートでは、プロ開発者でも悩みどころであるER図の作成やアプリのデータモデルの作成をCopilotがサポートできるようにした
具体的には以下のようなことができるようになる
- 複数のテーブルを自然言語の会話で作成し、リレーションを作ること
- 複数のテーブルをExcel や CSV データから作成
- あとからテーブルを自然言語 / ExcelやCSV で追加
ドラッグ&ドロップで直感的に1対Nの関連性を作成でき、これを基にアプリを作成
コメントからコードを作成 / コードの説明文を作成
Power Fx 欄と Copilot が一体化しました
現在はブラウザ言語英語、英語でのオーダーにのみ対応しています。
Power Fx 欄に自然言語で「gray Color」とオーダーすると、そのコードをCopilotが書いてくれます
Tabキーを押すと確定し、Power Fx欄に入ります
コードから説明のコメントを作成できます
コピーして、コメントアウトして Power Fx 欄に入力すれば、わざわざ自分で説明を考えなくても良いのでラクです
モダンコントロールのボタンにアイコンを入れ込む
ボタンの中に「+」のようなアイコンを入れ込むことができるようになりました
現在、日本環境でも使えますが、アプリのバージョンを最新にした上で、実験的な機能からモダンコントロールをオンにする必要があります。
チームでのアプリ作成
プロ開発者との共同開発などフュージョンチーム開発が行いやすくなりました
フュージョンチームに関する情報は以下のドキュメントをご確認ください
キャンバスアプリでの共同編集
他の人が編集している部分が紫色の枠で覆われます
ExcelやWordなどのオフィスソフト同様にコメントを入れて、レビューするようなこともできます
近日公開の機能の中にある「ライブ更新」とは別の機能です
キャンバスアプリでソースコードを表示する
テキスト形式で取得し、VSコードなどに保管することができる
スニペットなどで部品化しておけば、再利用しやすくなる
ネイティブGit統合
自動的にソース管理できる機能です
Azure DevOps のみの機能
ソース管理に関しては、マネージド環境がなくても使うことが可能だが、今後出てくる新しい機能はマネージド環境が前提のものも多い
その為、マネージド環境を導入した方が何かとスムーズなこともある
Power Platform Well-Architected
詳細のドキュメントは以下にあります
作成者のライフサイクルの簡素化
モダンなフルスタック開発者になるには?
フルスタック開発者とは
- データ設計
- アプリ開発
- 運用 / 保守
などアプリ開発における工程をすべてやっている人
プロ開発者が常に調達できるわけではないので
フルスクラッチで設計をゼロからやるのではなく、Power Platformの標準機能を利用する
厳格さ=ERPなどは簡単に触れない
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