Azureサブスクがどこのテナントにいるかわからなくなったとき&サブスクを別テナントに移動させる
「最近Azureアクセスしてなくて、いざAzure使おうとしたら自分のサブスクがどこのテナントにいるかわからなくなっちゃった(´・ω・`)」「自分のサブスクを別テナントに関連付けるように変えたいです」というご相談が何度かあったので、こちらに解決策を書いておきます。
Azureサブスクリプションがどのテナントにいるか確認する
Azure portalから確認する
利用中のテナントでサブスクが関連付けられている場合、Azure portalからサブスクリプションを選ぶと、
こんな感じで現在のテナントで使用しているサブスクが出てきます。
ですが、自分のサブスクが利用中テナントに関連づいていない場合は、こんな感じでサブスクがここのテナントにいませんよというメッセージが出てきます。
サブスクが見つかるまでテナントを切り替えてサブスクリプション画面に行く。。。というのでも見つけられはしますが、時間かかるので次のAzure CLIからぱぱっと見つけましょう
Azure CLIで確認する
Azure CLI(Azure Command Line Interface)は、コマンドラインからAzureリソースの操作ができます(Azure内のリソースの検索、リソースの作成などなど)。
こちらからご自身のマシンにあったバージョンをインストールしてください。
インストールが完了すると、CMDとかPowerShellでaz-コマンドが使えるようになります。
az login
のコマンドを実行すると、ログインしてください的なポップアップが開いてAzureにログインができます。
az account show --output table
このコマンドで、現在のサブスクリプションの詳細情報が表示されます。その中で、TenantDisplayNameというフィールドに現在のサブスクリプションが関連付けられているテナント名が表示されるので、そこがaz loginでログインしたアカウントに紐づくサブスクリプションがいるテナントです。
サブスクリプションに関連づいているテナントがないと表示された場合
上記のコマンドを実行した結果、このサブスクにはアクティブなAzureテナントがないですよみたいなメッセージが返ってきた、Visual Studioサブスクリプションは確かにあるのにどうして。。。?となった場合、Visual Studioのサブスクリプションの特典に含まれているAzureのアクティブ化ができていない可能性があります。
その場合は、こちらのページにアクセスして、
Azureの「アクティブ化」を選択して下さい。
Azureサブスクを別テナントに関連付けたい
サブスクを別に関連付けたい!という場合は、現在のAzureサブスクリプションが関連づいているテナントにアクセスして、「サブスクリプション」に移動して、
ここで表示された、関連付けるテナントを切り替えたいサブスクを選択して
「ディレクトリを変更する」を選択して下さい。
「フェールオーバー先」でサブスクを関連付けたいテナントを選択して、「変更」を押下してください。
これでサブスクを別テナントに関連付けることができます。この変更が即時反映されるわけではなく、若干時間が掛かるので少し待ちましょう(どれぐらいで切り替わるかの正確な時間はわからないのですが、1時間ぐらい寝かせてたら適用されていました)。
References
Discussion