【ざっくり和訳】GitHub Universe2024全アップデートまとめ
GitHub Universeのまとめをざっくり訳しながらおさらい。
ソース:
新しい強力なAIネイティブ開発体験
GitHub Copilotのモデル選択が可能に
GitHub Copilot Chatのモデルが以下の中から選択可能に
AnthropicのClaude 3.5 Sonnet、GoogleのGemini 1.5 Pro、OpenAIのo1-previewおよびo1-miniは、GitHub Copilotに開発者向けの選択肢を提供します。これらの新しいモデルはまずCopilot Chatに展開されます。
- OpenAIのo1-previewおよびo1-mini:現在利用可能。
- AnthropicのClaude 3.5 Sonnet:来週中に展開予定。
- GoogleのGemini 1.5 Pro:数週間後に提供予定。
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GitHub Copilotの様々な機能(マルチファイル編集、コードレビュー、セキュリティ自動修正、CLIなど)でマルチモデルの選択が可能になります。VS CodeやGitHub.comを通じて、個々の開発者は自分に合ったモデルを選択でき、組織や企業はチーム向けに有効化するモデルを完全に管理できます。
Pull RequestでのCopilot Workspaceを使用したAIによるコードレビューと脆弱性の自動修正(Public Preview)
プルリクエスト画面でCopilotによるコードレビュー、Copilot Autofix(セキュリティ的な脆弱性のAIによる修正案の提案)、サードパーティの拡張機能から生成されたコードの提案が提供され、迅速に修正、検証、適用できます。これにより、プルリクエストをこれまで以上に早く「マージ準備完了」にすることが可能になる。
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GitHub Spark:自然言語によるマイクロアプリケーション生成 (Technical Preview)
AIを搭載したマイクロアプリ(Sparkと呼ぶらしい)を作成・共有するためのツールで、ニーズや好みに合わせてカスタマイズでき、デスクトップやモバイルデバイスから直接利用できます。
コードを書いたりデプロイしたりする必要はありません。 モバイル、デスクトップから利用可能。
GitHub Sparkを作る過程でGitHubのチームが作ったサンプルアプリ:こういうのが作れるらしい
- 生活管理ツール
- 学習補助ツール
- アニメーション
- ニュースクライアント
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GitHubに強化された開発プラットフォームでの生産性向上
GitHub Copilot: VSCodeでの複数ファイル編集が可能に(Preview)
現在プレビュー中のマルチファイル編集を使えば、AI を活用したコード編集セッションを開始し、コードの変更を素早く繰り返すことができます。 マルチファイル編集を使うと、GitHub Copilot がワークスペース内の複数のファイルに対してコードの変更を提案します。 これらの編集はエディターで直接適用されるため、周囲のコードを完全に参照しながら、その場ですばやく確認できます。
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GitHub Copilotによるコードレビュー(Preview)
プルリクエストを作成するとすぐに、Copilotによるコードへのフィードバックが得られます。 つまり、フィードバックのループを開始するのに何時間も待つ必要がなくなります。 あなたのチームのためにルールを設定し、信頼できるAIペアプログラマーの助けを借りて高い品質を保ちましょう。 発売時には、C#、Java、JavaScript、Python、TypeScript、Ruby、Go、Markdownをサポートする予定です。
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Copilot体験の質の向上
GitHub Copilot Chatでの応答のカスタマイズ(GA)
お好みのツール、組織の知識、コーディング規約に基づいて、VS Code および Visual Studio で Copilot チャットの応答をパーソナライズするカスタム命令が指定できるように。
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コード補完の精度向上 in C++, .NET
VS Code および Visual Studio での C++ 補完の品質が向上し、より適切なコンテキストが表示されるようになりました。 さらに、Copilot Chat では、Visual Studio の C++ および .NET のプロジェクト固有のプロパティのパフォーマンスが向上しました。
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GitHub Copilot Chatでエージェントの選択が可能に
VS CodeのCopilot Chatは、@workspace、@github、その他のインストール済みのCopilot拡張機能など、社内外のエージェントを自動的に呼び出して、より適切な応答を提供できます。
XCodeおよびWindows TerminalでGitHub Copilotが利用可能に
GitHub Copilotのコード補完機能がXcodeで利用可能になり、macOSとiOSの開発者がその機能を活用できるように。
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GitHub CopilotとWindowsターミナルからチャットベースのインターフェイスで直接やり取りができるように。
IDEでの作業効率向上
GitHub Copilot Chatでの検索の向上
VSCodeのCopilot Chatから直接、コミット、課題、プルリクエスト、リポジトリ、リリースをGitHub全体で検索できます。
Visual StudioにおけるC++とC#のエラーの説明と修正
GitHub Copilotを使って、Visual Studio内のC++やC#のエラーを理解し、解決できるように。
Visual StudioのC++とC#に関するクイック情報
クイック情報ダイアログのCopilotにカーソルを合わせると、C++とC#のシンボルについてすぐに確認できます。
パブリックコードと一致するかどうかが確認しやすくなる
提案されたコードが公開されているコードと一致するかどうかを、ファイルの場所やライセンス情報を含めて簡単に確認できます。
GitHub Copilot for Individual, BusuinessでCopilot Chatから直接Beingでの検索が可能に
個人およびビジネスユーザー向けのVS CodeおよびVisual Studioで、Copilot Chatから直接Bingで検索できます。
.NETテストのデバッグが可能に
Visual Studio内で.NETコードテストをシームレスにデバッグできるように。
JavaへのGitHub Copilotのアシストが向上
この新しいプレビューでは、JavaアプリケーションのランタイムとSpring BootやJUnitのようなオプションの依存関係のアップグレードを自律的に処理するように設計されたエージェント型ワークフローを使用します。
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GitHub Copiplot Extensionsを使用したワークフローの効率化
GitHub Copilot Extensions は、ワークフローを効率化したい個人開発者にも、独自ツールの統合を目指す組織にも、それを実現し、GitHub Marketplace で作品を共有するためのプラットフォームを提供します。
GitHub Copilotの拡張機能(public preview)
すぐに使える拡張機能でGitHub Copilotを拡張したり、独自の拡張機能を構築したり、サードパーティのアプリケーションや社内システムにアクセスして、よりパーソナライズされたエクスペリエンスを実現できます。
サードパーティのツールやプライベートなデータをGitHub Copilotを介して自然言語で参照することができます。
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GitHub MobileでのCopilot Extensions
外出先からモバイルでCopilot Chatの拡張機能にアクセスできるようになりました。
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GitHub Copilot for Azure
GitHub Copilotを使用したAzureサービスのデプロイと管理、アプリケーションテンプレートの検索とデプロイ、アプリケーションの問題の診断とトラブルシューティング。
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GitHub Modelで生成AIアプリを簡単に作る
GitHub Modelsは、OpenAI、Cohere、Microsoft、MistralなどのAIモデルの利用、比較、実験、構築を簡単にします。 これより、開発者やAIエンジニアはGitHub Modelsの新機能にアクセスできるようになりました。これには、モデルを並べて比較できる機能、マルチモーダルモデルのサポート、プロンプトやパラメータの保存と共有機能、GitHub Codespacesでの新しいクックブックとSDKのサポートなどが含まれます。
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Found means fix(見つけたときにはもう修正されている)でよりセキュアな開発者体験を
セキュリティが開発者のボトルネックになってはいけません。 だからこそ私たちは、GitHub Copilot Autofixを開発プロセスの一部にしているのです。 私たちの目標はシンプルです。脆弱性が見つかったら、素早く修正することです。
Copilot Autofix for open source(GA)
Copilot Autofixでオープンソース・プロジェクトのセキュリティを向上させ、脆弱性の修正にかかる時間を劇的に短縮しましょう。
すべてのパブリックリポジトリに対してCopilof Autofix for CodeQL Code scanning alertが無料で利用可能に。
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セキュリティ・キャンペーンで一度に1000件のアラートをトリアージする(public preview)
セキュリティキャンペーンを作成して、これまでにない規模で脆弱性を修復します。一度に最大数千件のアラートをトリアージし、タイプ、重大度、リポジトリ、チームごとにフィルタリングして、Copilot Autofix による修正提案と説明を表示します。
ソースコードをよりセキュアにIDEから本番環境へ
GitHubは、開発者がセキュリティの最前線にいることが多いことを知っています。 そのため、Copilot Autofixを使用することで、最初から最後まで、よりセキュアなコードを簡単に記述できるようにしたいと考えています。
CodeQLカバレッジの向上
JavaScript、TypeScript、Java、Python、Ruby、C#、C/C++、Goのアラートタイプの90%以上をカバーするCopilot生成の修正プログラムにより、セキュリティ上の問題や過去のCodeQLアラートに対処します。
Copilot secret scannning(GA)
AIを使用して汎用パスワードを検出するCopilotシークレットスキャンは、露出した場合にセキュリティ侵害を引き起こす可能性のある非構造化資格情報に対して、より高い精度を提供します。 すでに35万以上のリポジトリがこのパスワード検出を有効にしています。
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GitHubパートナーのコードスキャニングツールとの統合
Copilot Autofixは、ESLint、JFrog SAST、Black DuckのPolaris™プラットフォーム(Coverity®搭載)など、サポート対象のパートナーコードスキャンツールとネイティブに統合できます。
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Copilot Autofix for Dependabot
自然言語による説明とプルリクエストコードの提案を受け、依存関係のメジャーバージョン間をシームレスに更新できます。
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エンタープライズレベルの体験がコントロール可能に
パワフルな新しいGitHub Actionsランナーから、強化されたプロジェクト管理ツールまで(そして他にもたくさん)、あらゆるステップでコンプライアンスを維持しながら、あなたのイテレーションの速度を上げるために貢献します。
EUにおけるGitHub Enterprise Cloudのデータレジデンシー(GA)
EUにおけるGitHub Enterprise Cloudのデータレジデンシーにより、コードとリポジトリデータを、より強化された管理と固有の名前空間で保存することができます。
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GitHub Issuesのアップデート(Public beta)
- 階層構造でのIssue作成が可能に
- IssueタイプによるIssueの分類が可能に
- Issueの高度検索(AND ORによるキーワード検索)が可能に
- GitHub Projectsの新しいUI(画面操作のスピードアップに伴うUIの微調整)
- GitHub Projects内のアイテム数の上限を1,200→50,000に
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ガバナンスとコンプライアンスのための管理体制の強化
ガバナンスとコンプライアンスを維持することは、管理者にとって非常に重要です。 そのため、管理者がユーザー管理、リポジトリポリシー、セキュリティワークフローをよりコントロールできるような新機能を導入しました。
EMU(Enterprise Managed User)に独自のIDプロバイダの導入が可能に
GitHub Enterprise CloudのSystem for Cross-domain Identity Management (SCIM)仕様のオープンサポートが、Enterprise Managed Users (EMU)向けに提供されました。
これにより、管理者は SAML と SCIM アイデンティティシステムを自由に組み合わせることができるようになり、アクセス管理のニーズに柔軟に対応できるようになりました。
今回のリリースでは、セキュリティと監査についても大幅な改善が加えられています。
- 個人アクセストークン (PAT) のスコープを縮小した scim:enterprise が新たに追加され、GitHub の EMU SCIM API への読み取りと書き込みのアクセスに対してのみ、最小権限でエンタープライズレベルの権限セットを付与できるようになりました。
- SCIM API でのプロビジョニングの失敗をデバッグできるように、SCIM イベント用の新しい監査ログエントリが用意されました。
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プッシュルールセットで特定の変更を含むコミットを防ぐ
アクションワークフローのような機密性の高いファイルの更新を制限し、プッシュルールセットを使用して不要なオブジェクトをリポジトリから排除することで、コードの衛生管理を実施できます。
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エンタープライズでのリポジトリポリシー
企業や組織全体にわたるリポジトリ構成のきめ細かなガバナンスにより、リポジトリのライフサイクルを管理します。
エンタープライズでのカスタムリポジトリプロパティ
組織全体でカスタムリポジトリプロパティを作成および管理し、既存の組織プロパティを企業に昇格させます。
変更不可のGitHub Actions
セマンティックにバージョン管理され、GitHub Packagesに保存されたイミュータブルなアクションでサプライチェーンを保護します。
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カスタムでのOrganizationロールの作成
組織内のすべてのリポジトリで、リポジトリレベルのパーミッションとロールを組織レベルで使用します。
エンタープライズ内でのGitHub Appの作成
エンタープライズ内の組織とメンバーだけにアクセスを制限した、エンタープライズ所有の GitHub Apps を作成できるようになりました。
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PATとfine-grained PATの有効期限の制限が設定可能に
企業や組織の管理者は、リソースに対して使用される個人アクセストークン(PAT)のトークン寿命に制限を設定できるようになりました。
このポリシーにより、トークンの定期的なローテーションが義務付けられ、漏洩したトークンの有効期間が短縮されます。管理者は、fine-grained PATとPAT (Classic)の最大有効期間を1~366日の間で選択できます。 トークンの種類ごとにポリシーが異なるため、有効期間が長いfine-grainedトークンの使用を促進する一方で、有効期間が非常に短いPAT (Classic)の使用を抑制することができます。
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新しいGitHub Enterpriseのトラストセンター
プライバシー、セキュリティ、データ保護など、企業にとって重要なトピックに関する情報をまとめて検索できます。
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マルチモデルでのAIネイティブ開発が可能に
GitHubでは、OpenAI、Anthropic、GoogleのAIモデルから、タスクに適したツールを選ぶことができます。 GitHub Copilot WorkspaceとGitHub Sparkでは、自然言語が主役となり、開発者キャンバスとワークフローを簡素化し、創造性を最大限に引き出す強力なエージェントを融合させる未来を実現します。 これは、次の10億人の開発者を育成し、人類の進歩を加速し続けるために必要なイノベーションです。
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