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GCPでVOICEVOXを動かす
VOICEVOXは、音声合成エンジンで、エディタ+エンジン+コアの3つのコンポーネントからできています。ref
今回は、GCPのCloud Runを使って、VOICEVOXのエンジン+コアを動かします。
Cloud Run
Cloud Runは、コンテナをデプロイするサービスです。以下のようなメリットがあるので、自分の用途ではこのサービスが最適だと思いました。
- ネットワークの設定が不要(難しいことをやらなければ)
- リクエストが来たときに自動でCPUを割り当ててコンテナを起動してくれる
-
無料枠が多い
- 180,000 vCPU 秒 (1CPUなら50時間)
- 360,000 GiB 秒 (2GiBなら50時間)
- 200万リクエスト
個人で使うなら、無料枠を使い切ることはないと思います。
走らせよう
Dockerイメージには、VOICEVOX公式のCPU版を使います。
voicevox/voicevox_engine:cpu-ubuntu20.04-latest
GCPのCloud Runにアクセスし、有効になっていなければ、有効にします。
サービスの作成をクリックし、以下のように設定します。その他はデフォルトのままでOKです。
- コンテナイメージのURL:
voicevox/voicevox_engine:cpu-ubuntu20.04-latest
- サービス名: 任意
- 認証:未認証の呼び出しを許可
- コンテナ、ネットワーキング、セキュリティ>コンテナポート:
50021
- メモリ:
2GiB
これらの設定(特に認証系やメモリ)は、必要に応じて変更してください。
メモリに関しては、長文を合成したい場合は、2GiB
より大きい値を設定する必要があります。
作成をクリックすると、サービスが作成されます。しばらくすると、サービスが走り始めます。
使ってみる
サービスが開始すると、自動で固有のURLが割り当てられます。このURLにアクセスして、ドキュメントを見てみましょう。
※割り当てられたURLは、サービスの詳細画面から確認できます。
今回のURLは、https://test-voicevox-wov65wrvrq-uc.a.run.app
でした。
VOICEVOXはFastAPIで作られているため、/docs
にアクセスすると、ドキュメントが見れました。
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