アラサーが初めてインターンシップに参加した話
はじめに
先日まで 3 ヶ月間、株式会社サイバーエージェント主催の Women Go College に参加していました。私にとって、初めて参加したエンジニア職のインターンシップでした。
なぜインターンシップに参加したのか、また今回取り組んだことや感想について書いたので、よかったら読んでいただけると嬉しいです。
※取り組んだ課題の詳細については、本記事では取り上げません。
参加した背景
私は現在、異業種からのエンジニア転職を目指して学習をしています。
元々はプログラミングスクールを受講し、今年 2 月に卒業しました。受講生の多くは、卒業後すぐに転職活動を始める人がほとんどです。しかし、受講当時妊娠中で出産を控えていたため、すぐに働き始めるのが難しいことはわかっており、卒業後転職活動を始めるまでの期間を「技術力を高めるための修行期間」にすることを決めていました。
そのような状況の中でインターンシップ開催の情報を知り、当時フロントエンドの開発経験が多かった私は、バックエンドについてもより深く学びたいと思っていたため、Go のサーバーサイド開発について学べる Women Go College に応募をしました。
取り組んだこと
インターンシップは大きく 2 つのパートに分かれていました。前半は座学で講義を受け、後半はそれまでの講義内容を踏まえた総合演習に取り組みました。
前半 (座学)
主に以下の内容について、演習課題を交えながら学びました。サーバーサイド開発に必要な基礎知識を網羅しており、とても学びが多い内容でした。
- Go の基礎
- フレームワーク
- データベース操作 (MySQL, Redis)
- 単体テスト
- パフォーマンスチューニング
後半 (総合演習)
総合演習は、ゲームの API を作るというものでした。今回、クライアントと仕様書はすでに用意されており、仕様に沿って開発を進めました。
具体的には、1 連/10 連ガチャやランキング表示など、ゲームではお馴染みの機能を実装しました。いざ開発を進めてみると、普段当たり前のように使っている機能にも、工夫や考慮が必要な箇所が非常に多くあることを改めて実感しました。
また応用として、単体テストやロギング、リアーキテクチャなどにも取り組みました。初めての経験でどれもかなり苦戦しましたが、メンターに質問したりコードレビューをしていただいたりして、何とか形にすることができました。
感想
誰かと一緒に学ぶのは楽しい
応募した理由の一つに、「一緒に学ぶ仲間が欲しい」という思いがありました。これは、目標に向かって互いに刺激し合える仲間を求めていたからです。
実際に、今回の参加者にはエンジニアを目指している学生や中には社会人の方もおり、皆が非常に高いモチベーションで技術に向き合っていました。
このような環境で、互いの進捗を共有したり一緒に課題に取り組んだりすることで、知識を深めるだけでなく日々新たな刺激を受け、コミュニケーションの重要性を学びました。仲間と共にいることで、学びの楽しさがより一層深まるということを実感しました。
わからないことを恥じるのはもったいない
期間中、取り組んでいることや悩み、どのようにしたら解決できたかなどを積極的に発信するようにしていました。いわゆる times のようなものです。
以前「自分が大切にしている Working Out Loud という考え方」という記事を読んだことがあったのですが、周りに「こんなこともわからないのか」と思われるのではないかと思い、なかなか踏み出せずにいました。
しかし、今回勇気を出して実践してみたところ、自分自身の思考を整理できたり、呟きに対してアドバイスを頂戴したりといい事しかなく、確実に自身の成長スピードを加速させたと思います。「わからない」ということを恥じ実践してこなかったこれまでの私は、自ら成長機会を失っていたのではとさえ感じ反省しました。また、発信を続けることで、周りにも伝播していき、結果的にコミュニティ全体の盛り上がりに繋がったことも非常に良い副産物でした。
「エンジニア」という職業の解像度が上がった
今回、社員の方々にメンターとしてサポートをしていただけるという大変ありがたい環境でした。普段の Slack や GitHub 上でのコミュニケーションの他に、毎週話ができる「相談タイム」を設けてくださりました。そこでは、素朴な疑問に対する答えだけでなく、実務視点でのアドバイスも多くいただきました。
エンジニアとしての業務内容や、実際の開発プロセス、技術的な課題への対処方法など、現場で求められるスキルやマインドセットについて深く学ぶことができました。
最後に
大変ありがたいことに、今回最優秀賞をいただくことができました。多くの方々に応援、サポートをしていただき、このような素晴らしい賞を受賞できて本当に嬉しく思っています。
また、快く受け入れてくださった運営、メンター、他の参加者の皆さま、そして背中を押してくれた夫には心から感謝をしています。
今回の経験を糧にこれからもエンジニアを目指して励んでいきます。
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