🐕

タグエディタを利用してリソースを検索する

2024/04/17に公開

はじめに

時間が経つと、自分で作成したリソースを忘れがちになりますよね。リソース作成時にタグ付けをしたり、IaC でリソースを管理している場合は比較的簡単に追跡できますが、試しに作成したリソースは特に忘れやすいものです。特に複数人が利用する環境では、自分のリソースを識別しやすいように ID や名前などの識別子をリソース名として設定することがあります。今回は、そうしたリソースをタグエディタを使って検索し、不要なリソースを削除してみました。

タグエディタを使ったリソース検索

マネジメントコンソールでタグエディタを開く

Resource Groups & Tag Editor というサービス名なので、サービス名で検索するか、サービス一覧から [管理とガバナンス] の中から Resource Groups & Tag Editor を開きます。
ナビゲーションの中に [タグ付け] - [タグエディタ] があるので、ここからタグエディタを開くことができます。

検索条件を指定する

リソースの検索条件を指定します。検索条件としては、リージョンリソースタイプタグ を指定することができます。今回はすべてのリージョンですべてのリソースを検索対象としてみました。検索対象が多いためか、検索には少し時間がかかりました。
なお、リソースタイプ は、すべてのリソースがサポートされているわけではなく、以下に記載されているサポートされているリソースタイプが対象となります。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ARG/latest/userguide/supported-resources.html

リソース名でフィルタリングする

検索条件だけだと、リソース名で絞り込むことができないので、上記の検索条件で取得した結果をリソース名でフィルタリングします。
今回の例だと識別子(Identifier)に特定の文字列が含まれる(Conteins)リソースをフィルタリングしたいので、Identifier : [文字列] のようにフィルターテキストを指定します。
なお識別子以外のプロパティも対象にしたい場合は、[文字列] と指定することで、部分一致検索となるようです。

検索結果を確認

今回は消し忘れたリソースを削除する目的で検索を行いました。検索結果では、各リソース名がリンクとして表示されており、リンク先で編集することができます。事前に自分で作成した CloudFormation のスタックを削除しましたが、予想以上に多くのリソースが残っていると感じました。これは、CloudFormation で DeletionPolicyRetain に設定されているリソースが削除されていないためかもしれません。

また、検索結果から対象のリソースを選択し、一括でタグを付与することも可能です。

さいごに

リソースを横断的に検索できないかなと思い、今回タグエディタを使った検索を試してみました。料金がかかるリソースはほとんどなかったのですが、不要なリソースが邪魔になることもあるため、定期的に整理整頓しておきたいですね。また、後から自分が作成したリソースであるとわかるように、タグ付けを忘れずに行いましょう!!(自戒の念を込めて)

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/tag-editor/latest/userguide/tagging.html#tag-best-practices

GitHubで編集を提案
株式会社ゆめみ

Discussion