リーダーの作法から学ぶ
オライリー・ジャパンから「リーダーの作法」という翻訳の書籍が発売され、読んでみて真似していきたいことの紹介です。
リーダーシップは一部の人だけに与えられる天職であり、複雑で膨大なリーダーシップの哲学を実践しなければならないと思われがちですが、そんなことはありません。ささいな行動を日々繰り返すことで、お互いを尊敬し、信頼し合うチームを作ることができます。
本書の概要には、書名と異なり、リーダーシップという言葉が使われていて、リーダーという役割に限定されない内容が書かれていることを期待して読みました。さらにサブタイトルではささいなことをていねいにと表現されていることから、すぐに真似できそうな事柄が散りばめられていそうな予感がありました。
真似したい点
現時点で、特に真似したい点を列挙し、それぞれどういう風に解釈したか記録しておきます。
- 気になることは掘り下げる
- 毎月、自分の成長のためにどのような投資をしているかを自問する
- 自分の時間を節約するために投資する
- 我慢の限界まで任せる
- 採用するなら、毎日時間を割く
- 厳しいこともお互いに言い合えるチームを作る
- 忙しくないように見せる
気になることは掘り下げる
理由は言語化できなくても良いので、勘を大事にする。
特に予想外の離職者が出てしまう時に違和感を感じたら、たとえば、「虫の知らせ」と名前をつけたスプレッドシートを用意して、自由に書いてもらうようにする。
たとえ理由が思いつかなくても、すぐに書き出すことで、早めに対処できるようになる。
毎月、自分の成長のためにどのような投資をしているかを自問する
たとえば、「あなたの強みは何ですか?」という質問があった時に、「なぜそうだと思ったのか?」という具体的なエピソードとセットで自己評価することが大事。
自分の時間を節約するために投資する
- スマホから使っていないアプリは消す
- メールの購読を極力減らす
我慢の限界まで任せる
任せるとはどういうことか、ちょかいを出さないこと。
採用するなら、毎日時間を割く
採用に割く時間は 50% というワードが際立っていた。
仕事をスケールさせること、平準化・標準化を常に考える。
仕事を始めることとそれを引き継ぐことは同じくらいの分量でこなして行くと良い。
引き継ぐのは明日の自分だったり、他のメンバーだったり、タスクをリムーバルにすることも含まれている。
そう捉えると 50% という数字は非現実的でもないと感じた。
また、毎日の部分は日々の作業を通して採用に向けてのブランディングも含まれていると感じた。
自分のやっている仕事にどういう魅力があるのか、もし足りないならすぐに改善していかないと採用につながらない。
厳しいこともお互いに言い合えるチームを作る
閉塞感を感じるチームにはこれが足りない可能性が高いかも。
これがないと成長となる機会点が少なく感じると思う。
忙しくないように見せる
毎日創造的な時間を確保する。
どんなに忙しくても、たとえば、毎日1時間は忙しくしない時間を確保するので、他の人には忙しくないように見せる、という表現になった様子。
どんなに短い時間でも毎日実践することで積み上がっていく。
直近4月から毎朝10分程度歩きながらラジオ英会話のシャドーイングをしていて、何となく効果を実感をしていて、創造的な時間も確保することで大きな変化が起こせそうな期待がある。
まとめ
リーダーシップという言葉には、チームの前に自分自身を引っ張っていく能力であると実感します。今現在のチームにおいて、リーダーであってもそうでなくても、その役割に関係なく実践できると感じました。
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