Macの開発用コンソールは何が良いのか? WARP と iTerm2 + peco を比較
様々なサジェストや分かりやすい表示 -> WARPの勝ち
- コマンドをサジェストしてくれる
- ディレクトリ・ファイルを選ぶ時の入力補完がしやすい
- 間違ったコマンドは強調表示してくれる場合がある
- コマンドがエラーで終了した時に色で教えてくれる
- おすすめのコマンドを自動入力してくれる ( たとえば git push した時に PR 作成するためのコマンドを入力してくれる )
など今までの他のコンソールより優れている
設定のしやすさ -> WARPの勝ち
無設定でなかなか使えるWARPは良い。
ただそれは「設定さえすればiTerm2や他のコンソールでも快適に使える」ということでもある。
タブ切り替えのショートカット -> iTerm2の勝ち
GoogleChromeやVsCodeでは Option + Command + 左右キー
でタブ切り替えができる。
iTerm2でも設定すればこのショートカットが使える。
だがWARPでは出来ない。ショートカットを設定してみたのだが何故か動かなかった。
タブ切り替えは多く使うショートカットなので各種アプリ間で同じものにしておきたいところだ。
コンソールからのコピー&ペースト -> 甲乙つけがたい
WARP – コマンドと結果だけをコピーできる
WARPでは デフォルトでカレントディレクトリとgitの状態を表示してくれるが、これはコンソールからコピー&ペースとしたときの結果には含まれない
たとえばコンソールには次のように表示されていても
次のようにコマンドと結果だけをペーストできる
echo "AAA"
AAA
echo "AAA"
AAA
WARP – GUIでコピーできる
またコマンド実行単位で、GUIからもコピーができる
iTerm2 - git状態/カレントディレクトリもコピーされてしまう
iterm2 や他のコンソールでも .profile 系のファイル設定でgit状態を表示できるが、これだと標準出力を駆使する形式のため、
コマンド結果をコピーしようと思った時、git表示の標準出力まで含まれてしまうのが煩わしい
たとえばこんな風にコピペされてしまうのだ
$ echo "AAA" [main] [~/tmp/aaa]
AAA
$ [main] [~/tmp/aaa]
iTerm2 – ショートカットでのコピーができる
また別件で、ニッチなテクだが iTerm2 では Command + Shift + C で キーボード操作によるコピーモードに移行できた。
WARPではできなさそう?
インタラクティブなコマンド検索 / コマンド履歴 -> iTerm2 + peco の方が好き
WARP
WARPだと「コマンド履歴を上下に辿るモード」と「コマンド履歴からの検索」でモードが分かれている。これがpecoを使い慣れている自分にはまだ馴染まない。
あと両方とも表示領域が小さい。
コマンド検索は表示領域を伸ばせるようだが、コマンド履歴では無理なようだ。
あとpecoだとコマンド検索で語順を入れ替えても良い塩梅でヒットしてくれるのだが、WARPは前方一致気味にヒットするような気がする。ここは好みが分かれるところだろう。
コマンド検索:
コマンド履歴:
iTerm2 + peco
これが peco だと両者を同時にできる。
表示領域もフルサイズになるところが自分の好みだ。
ちなみにpecoの設定は ~/.zshrc
に以下を設定すれば良い
# Peco
function peco-history-selection-keep() {
BUFFER=$(history -n 1 | tail -r | awk '!a[$0]++' | peco --layout=bottom-up --query="$BUFFER" --print-query | tail -n 1)
CURSOR=$#BUFFER
}
zle -N peco-history-selection-keep
bindkey '^R' peco-history-selection-keep
Vim での日本語入力 -> iTerm2 の勝ち
WARPだと何故か日本語入力中にコンソール中に文字が表示されない。
「iTerm2なら出来たのに!」
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公開日時
2024-05-10
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