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題名のない退職エントリ by 大阪Ruby開発エンジニア #ノベル #ポエム 2019-03-25

2019/03/26に公開

最終出社日まであと二日。とあるRuby開発エンジニアのダイヤモンドは砕けない。#転職 #ノベル

仕事をやめるまで、あと2日。なかなかの気まずさを感じずにはいられない。これがみずから望んだ、完全な円満退社であれば、何の問題もないのであろうが。かといって大きな問題を引き起こして、トラブルにより放逐されるというわけでもない。ただ時流である。大きな流れの中で、身を退くのみ。と、仕事の契約に関しては、あまり具体論は避け、抽象論に尽きるざるを得ない。それが社会人としてのマナーだという、社会の暗黙の掟があるとかないとか。ところでこの残りの2日間というのは、300人程度の大家族から、放逐を待つ2日間でもある。なんともネガティブ表現ではあるが、自分の肌感覚が感じていることを文章表現するならば、おそらくそういうことになる。僕は全ての35歳のWeb開発者を救う人類希望の星になりたいが、今はそんなことはどうでも良い。ただただインクの染みを残す、その作業に没頭するのみ。そういえば爪が少し伸びており、MacBookAir2018を叩く指が、少しだけキーボードに引っかかるな。そういえば今は2019年だっけ。なぜ西暦は存在するのだろう。人類のタイムゾーンの扱いは、今後も健全に運用されていくだろうか。あれはなかなかに闇の歴史でもある。さて、なんだっけ。35歳Ruby開発エンジニアの再就職の旅は、まだ始まったばかりだという、記念作品。記念碑を残せ、墓碑銘は海老フライ。

プログラミングが死ぬほど嫌いになりかけたという、とある大先輩の話を思い出す。

いろいろと辛いことがあったのだという。いまでいうシンリテキ・アン・ゼンセイというやつが、まるでない職場だったのだと。古い話ではあるけれど。僕はプログラミングが好きかどうかというと、もしこれが就職面接であれば、大好きですと答えるだろう。いや僕はわりと正直者なので、正直に、他の人よりは、好物としませんが、それでも仕事をこなすことは、できますよと、いかにも実直さを感じさせる答えを差し出して、そして不採用の通知をいただくかもしれない。

Vimを愛するのは効果効率のためではなく、プログラマとしての一瞬一瞬の幸福感のためであろうなとは思う。

仕事をやめても社会保障の料金はかかるのだ。

最終出社日まであと1日。明日で退職である。ひとつ落とし穴だったのは、あと1年は今の蓄えを大事に、死なない程度のスターバックスを続ける道もあるかと思いきや、社会保険料というものの存在を忘れていた。人間は生きているだけで家賃や食費だけではなく、社会に参加する費用も発生するのであった。これで1ヶ月に数万円は飛んでいくという、思いのほか、計算違い。なかなかに世間は退職者にゆっくりとはさせてくれない。社会制度に弱いと、こういうところで泣きを見る。まあ、お金の問題に底の底まで向き合って、マインドフルネスの訓練をする機会とでもしようか。まったく世界全体かのように脳を取り込んでくるお金の問題に、敢然と前頭葉にて立ち向かうのだ。まあまあ。ところで国民保険というものも、前年度の収入によってかかってくるものだ。どうやら雇用保険を2年間は、退職後であっても、延長できる制度もあるらしい。その損益分岐ポイントやらを調べてみたところ、どうやら、僕の収入であると、どちらでもあまり変わらないような気もした。なかなかの誤算ではあるが、失業保険も自分の想定よりは1ヶ月長く、金額も多めに出るかもしれず、なんとかプラスマイナスで、蓄えを減らさぬことさえ出来るのではないだろうか。最も心配なのは、せっかくの自由な時間があるのにも関わらず、お金の問題に切磋琢磨して、まったくそれを謳歌できないということである。果たして心理状態がどうなるかは、試してみなければ分からない。しかし本当に、1ヶ月は有給期間でゆっくりとできるかと思いきや、やれ色々な事務手続きや、求職の準備やらを進めていくと、なんだかんだと時間など一瞬で経過してしまうような気もする。自分の理想としては心理的不安なくして、まるで自由な1年間を、朝一回きりのスターバックスに通ったり、プログラミングをしたり、Twitterやら文章を書いたり、静寂の中でひさしぶりの読書をしたり、1ヶ月の禅の修行に出かけたりして、思うままに過ごしてみたい気もするのだけれど。それもこれも、お金に問題に注意を払うか、もしくは、お金の問題から心理が自由になっておく必要はあるであろう。なにはなくとも人生の岐路というものに立ち、色々と普段はできないことを、しても良い時期だとは思えど。このさきどうなることやら、乞うご期待、愛すべき自分読者様へ、ゼロを込めて。

僕がQiitaで転職ポエムを書き綴っていると、TwitterのDM経由で

Ruby on Railsのリードエンジニアを探しているという声が‥。#ポエム #転職 #ノベル
ところで僕が35歳の転職ノベルをQiitaで書き綴っていると、TwitterのDMで連絡があった。東京の会社でRuby on Railsのリードエンジニアを探しているのだという。僕は大阪住まいだが、リモートで30分だけ話をしてみることにした。普段であればbot的なスパムであろうとスルーするのであろうが、職を捨てたこの境遇である。何らかの経験、少なくとも就職面接の練習のようなものにはなるであろうと考え。あとはTwitter経由であること、僕が転職ポエムを書きはじめた時期と一緒であること、案件が Ruby on Railsであることを明記しているなど、完全なバラマキでもないようには思えたのだ。まあそんなに美味しい話が転がっているわけはない。おそらく、思っていたのと違う、まるで残念だったという感想をもってして、リモートでの話を終える可能性はとても高い。だがこういう連絡をもらえるだけでも、なかなか気分は上向くものだ。たとえそれがファンタジーだとしても、泡が弾けるまでの間、夢は見させてもらえるというか。すると、Wantedlyも良いし、転職ドラフトも良いんじゃないかと、選択肢の夢が広がってくる。この退職をきっかけとして、年収は何割がけで増える可能性だって、なきにしもあらずではないか。お金を稼いだからといって、これといってしたいことなどまるでないのだけれど、決して気分が悪いものではないだろう。あとひとつ思ったことは、お金を稼ぐということは、生存可能性を高めてくれる。これが僕にとっては、一番よろしいことであるかもしれない。まあ人間どうせ最後には死ぬのであるけれど、まるで永遠に生きるかのような夢を持ってして、生きることだって悪くはないだろう。さてどうなるか、次回乞うご期待。あまりにおおっぴらに全てをWebに残すものだから、永遠にエンジニア界隈から追放されたりしなければよいのだけれど。まあ、考え過ぎか。

仕事をやめる。荷物をまとめて出ていく。だけどどうした。動物たちが可愛いじゃないか。

で、荷物をまとめて出てきたわけだけれど、僕の荷物というものは、なぜこうも動物ばかりなのだ?可愛いじゃないか。グレーのくまのティッシュボックスに、ニトリで買った黒猫のクッションに、ペンギンの手袋に、黒猫の手袋もある。荷物をまとめて出ていくというと、なんとも物寂しいイメージがあったのだけれど、思ったほどの衝撃はない、というか可愛いじゃないか。どうしたんだ。動物たちが、可愛いじゃないかよ。自分の心理状態などというものは、正直、どれだけ予測しても、分からないところがある。思わず感情が高ぶるかもしれないし、そうでないかもしれない。ここにも未来の予測不可能生というものがあ‥どうした、動物たちが、可愛いじゃないか。ところで‥と3回は言ったような気がするが、この動物たちは宅急便で家に送ろうかどうか迷ったけれど、結局、タクシーで家まで連れて変えることにした。家が歩けるぐらいに近いので、こちらの方がむしろ手間がなく、料金だってかなり安いのであった。以前にもフットマッサージャーを同じ方法で家まで持ち帰ったことがある。そう、仕事中にもわずかでも癒やされようと職場に持ち込んだが、やはり音がうるさいと言われ、泣く泣く持ち帰ったフットマッサージャー。ああ、懐かしいなあ。動物たちもやけに可愛いし、僕は満足ですよ。こんな会社で4年間も働けて、本当に良かったです。ということで皆さん、会社を退職した時に、荷物にはたくさんの動物を詰め込んでおくと、良いかもしれませんよ。あまり寂しくなくなるかもしれませんからね。ちゃんと離職票はもらうように。失業保険をもらうんのであれば、動物どもの餌にも困らぬでしょう。 image

Original by Github issue

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公開日時

2019-03-26

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