エンジニアの就職面接で、あなたが自分の夢を語れないとしても。
世の中では不思議なことに、就職をする時は、ビジョンを持たなければいけないということに、なっているらしい。
つまり、夢を持った人材を、企業は求めている。
技術や人間性と一緒に、夢まで持たなければいけないとは、なかなかハードルの高い話であると思う。
それは今までの社会の、何らの名残なのか。
それともトータルで考えた時に、夢を持った人の方が、活躍の可能性が高いのか。
そういったビッグデータが社会に蓄積されているのかどうかは、知らない。
個人的には、夢など持たなくても、淡々と人材として働けるだけではだめですかと、言いたくなる。
だがこれは、通過儀礼のようなものだと思っておこう。
しかし僕がエンジニアとして、何か将来のビジョンを聞かれた時は、どうやって答えるのだろうか。
正直、面接官のウケが最大化するような、立派なビジョンも、目標も持ち合わせていない。
僕が心より素直に、目標を答えるとすれば、禅の実践である、人生に目標を持たないことが目標である、などと答えれば、たちまち優秀な彼は顔色を変えて、苦笑いをし、机の下でこっそりと不採用通知のハンコを押して、就職希望者をエレベーター前まで丁寧に送り届けて、その日の仕事を済ませるであろう。
もし僕がもうひとつ、社会との円周号の重なりの中で、答えられることがあるとすれば、他の人と仲良く仕事をすること、問題解決すること、ぐらいであろうか。
他の人と仲良く働く。
すばらしい。
これであれば、何もみずからの内心に対して、心理的反発は起こらない。
問題解決も好きだ。
途方もなく感じられる問題を、ひとつずつ解きほぐし、快適な環境を作ったり、何らかの答えを見出せた時には、喜びを感じる。
プラスを作り出した喜びではなくて、マイナスをマイナスして、ゼロにした喜びだ。
僕自身は本当に、人間がモチベーションを感じる7つの種類であるところの内で、快適欲求というものが極めて高い。
そのための問題解決のモチベーションもある。
これは決してエンジニアとして、悪い特質ではないと思うのだけれど。
そう、もう一つの答えは、他の人と仲良く仕事をすること、協力しながら働くこと。
僕自身、こう言っておいてなんだが、かなりの内向的な性格ではなると思う。
だけれど基本的に平和主義で、他の人の話に耳を傾け、キャッチして、噛み砕こう、寄り添おうという気持ちだけは持っている。
とそんなこんなで、僕が僕という人材について語り始めると、決して技術的な話には到達しないような気がするのである。
技術的なことに関しては、まあ、覚えれば、覚えられるものだという考え方をしている。
特筆するのであれば、Rubyで暮らす設計などをしているときは幸福だ。
pythonで簡単にAPIなどを叩くことも悪くない。
しかし僕自身あまり自信を持たぬタイプで、周りへのPRも下手くそで、まったく技術力に対する自負はないのだけれど、それなりに技術力の高いとされる会社で、他の人から、どこでもやっていけるだけの力はあるとお墨付きはもらっているという状態だ。
まあ、それが、リップサービスでなければ良いのだけれど。
さあ、何はなくとも、自己定義を進めるなり。
このようにつらつらと、就職についてでさえ、オンラインで書き綴って、それが面接官の目に触れ、思わぬマイナス点を打たないかとも危惧するが、やはり、いま自己定義をしておくメリットのほうが大きい。
そしてこの閉ざされた就職世界に、一閃の光をなげかけたい。
まあ、誰かひとりの眼にでもとまり、ほんのちょっとした問題提議でも投げかけ、エンジニアとして幸福な人生のために、ほんのわずかでも寄与できたらとは、思うところである。
ja
エンジニアの就職面接で、あなたが自分の夢を語れないとしても。世の中では不思議なことに、就職をする時は、ビジョンを持たなければいけないということに、なっているらしい。つまり、夢を持った人材を、企業は求めている。技術や人間性と一緒に、夢まで持たなければいけないとは、なかなかハードルの高い話であると思う。それは今までの社会の、何らの名残なのか。それともトータルで考えた時に、夢を持った人の方が、活躍の可能性が高いのか。そういったビッグデータが社会に蓄積されているのかどうかは、知らない。個人的には、夢など持たなくても、淡々と人材として働けるだけではだめですかと、言いたくなる。だがこれは、通過儀礼のようなものだと思っておこう。しかし僕がエンジニアとして、何か将来のビジョンを聞かれた時は、どうやって答えるのだろうか。正直、面接官のウケが最大化するような、立派なビジョンも、目標も持ち合わせていない。僕が心より素直に、目標を答えるとすれば、禅の実践である、人生に目標を持たないことが目標である、などと答えれば、たちまち優秀な彼は顔色を変えて、苦笑いをし、机の下でこっそりと不採用通知のハンコを押して、就職希望者をエレベーター前まで丁寧に送り届けて、その日の仕事を済ませるであろう。もし僕がもうひとつ、社会との円周号の重なりの中で、答えられることがあるとすれば、他の人と仲良く仕事をすること、問題解決すること、ぐらいであろうか。他の人と仲良く働く。すばらしい。これであれば、何もみずからの内心に対して、心理的反発は起こらない。問題解決も好きだ。途方もなく感じられる問題を、ひとつずつ解きほぐし、快適な環境を作ったり、何らかの答えを見出せた時には、喜びを感じる。プラスを作り出した喜びではなくて、マイナスをマイナスして、ゼロにした喜びだ。僕自身は本当に、人間がモチベーションを感じる7つの種類であるところの内で、快適欲求というものが極めて高い。そのための問題解決のモチベーションもある。これは決してエンジニアとして、悪い特質ではないと思うのだけれど。そう、もう一つの答えは、他の人と仲良く仕事をすること、協力しながら働くこと。僕自身、こう言っておいてなんだが、かなりの内向的な性格ではなると思う。だけれど基本的に平和主義で、他の人の話に耳を傾け、キャッチして、噛み砕こう、寄り添おうという気持ちだけは持っている。とそんなこんなで、僕が僕という人材について語り始めると、決して技術的な話には到達しないような気がするのである。技術的なことに関しては、まあ、覚えれば、覚えられるものだという考え方をしている。特筆するのであれば、Rubyで暮らす設計などをしているときは幸福だ。pythonで簡単にAPIなどを叩くことも悪くない。しかし僕自身あまり自信を持たぬタイプで、周りへのPRも下手くそで、まったく技術力に対する自負はないのだけれど、それなりに技術力の高いとされる会社で、他の人から、どこでもやっていけるだけの力はあるとお墨付きはもらっているという状態だ。まあ、それが、リップサービスでなければ良いのだけれど。さあ、何はなくとも、自己定義を進めるなり。このようにつらつらと、就職についてでさえ、オンラインで書き綴って、それが面接官の目に触れ、思わぬマイナス点を打たないかとも危惧するが、やはり、いま自己定義をしておくメリットのほうが大きい。そしてこの閉ざされた就職世界に、一閃の光をなげかけたい。まあ、誰かひとりの眼にでもとまり、ほんのちょっとした問題提議でも投げかけ、エンジニアとして幸福な人生のために、ほんのわずかでも寄与できたらとは、思うところである。
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公開日時
2019-03-22
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