とあるエンジニアの再就職活動 2019-03-21
転職をするので、一番悲しいことは、使い慣れたMacBookの開発から、離れざるを得ないかもしれないということだ。
だがWindowsでの開発はしたくない、言語はこれが良いなどと言っていては、選択肢は狭まるばかり。まずは、生き延びることを、目指すなり。
とあるエンジニアの再就職 〜退職が決まった〜
円満退社。慌ただしいもので、有給休暇の消化をあわせると、あと3日の出勤だ。それまでに引き継ぎを済ませ、荷物をまとめて、社を去るわけだ。会社経験ゼロから入社して、3年と9ヶ月の日々であった。5年走りきるまでは至らず。だが、わりとよくやったのではないかと、自分を褒めておきたい。珍しく。前々からマネージャーと話はしていたので、来る時が来たかという感じだ。なので大きな衝撃はない。賭博堕天録カイジみたいに、世界がゆがむような反転が待っていてもおかしくはないと思ったが、どうやら大丈夫なようだ。驚くほど落ち着いてはいる。一時期、社内評価やら契約面やで色々と悩みはしたが、ひとつの関係が終わるとなると、決して悩ましさは感じない。かと言って、晴れ晴れしたようなスッキリした気持ちでもない。なぜなら、仕事自体は嫌いではなかった、好きだったからだ、おそらくは。これからしばらくは、慌ただしくなるだろう。35歳という、区切りの良い年齢だ。もっとも辛いのは、脊柱管狭窄的なあるき辛い症状で、これがほぼ8割ほどは、就職活動の大変さにつながっている気がする。そもそも今の会社に歩く20分でさえ果てしなく辛いことがあるのに、見知らぬ土地で、見知らぬコンクリートの建物を探して、見知らぬ人と、見知らぬ話をするのは、どれだけ骨が折れることだろうか。しかし何はなくとも、歩を進めねばならぬ。おそらく退職エントリのようなものは書かぬ。綺麗事を言うようだが、今の会社には、本当に与えてもらったものばかりだったとは思う。ほぼ足掛け4年の時を経て、本当にいろいろな物事があっただろうけれど、そのすべてを思い出すことは、困難だ。たった1日の中の出来事でさえ、並べ立ててみれば膨大であり、1万文字の日記だって綴れるぐらいなのだろうから。ひとつ良かったことは、ほんの最後の一時期だけ、二人組として働いた、仕事の大先輩であり、バディと勝手に心で呼んでいるところの先達が、思ったよりも穏やかに、しばらく過ごしてくれるだろいう、期待である。:medium
僕は有給休暇はまるで、ほとんど、使わないタイプだった。
なので仕事をやめるにも、23日間もストックが残っており、1ヶ月分の営業日を全て埋めても余るほど。まあ1ヶ月など、瞬の速さで過ぎてしまうだろうけれど、転職活動にあたって、多少の余裕はできることだろうよ。真面目に、動き出せ。まずはポートフォリオの作成からだフォリオ。
アジャイルエンジニア、アジャイルサムライの名をほしいままにしなかった僕であるが、ついに、アジャイル開発からはしりぞく時が来た。
会社経験ゼロからの入社で、慣れ親しんだ、少人数グループによる、アジャイル開発、スクラム開発ではあるが、今後も、その種類の開発を続けられるかどうかは、分からない。次の仕事次第であろうか。だがしかし、どんなプログラミングをしようとも、どんなエンジニアリングをしようとも、たとえエンジニアの仕事を続けられまいと、志は常に、アジャイルエンジニアであり、アジャイルサムライでありたい。それがサムライというものだろう。禅の心さえあれば、全てはこわくない、大丈夫だ。同志諸君。
お金を節約しなければなと思う。
だがまだ気が早い。今倹約をはじめたからといって、仮にすぐ次の仕事が見つかるようであれば、飲めなかったスターバックスの抹茶のティーラテや、買えなかったセブンイレブンのおでんが、その人生の麗しい時間が、機会損失として、不意になってしまうじゃないか。なので今はまず、取り組むべきは、新しい就職先を見つけるということなのである。なので、毎日のスターバックス通いはやめない。1ヶ月の有給休暇の期間があるから、毎日4杯5杯もラテを頼むのはまだしも、1日のはじまりに‥(ここで手記は途切れており、云々と)
退職の悲しさは、そこで過ごした人たちとの、別れである、やはり。
今生の別れではないとしても、話すこと、挨拶を交わす機会は、やはり100万分の1ほどには、減るだろう。もともと社内情勢に疎く、人と積極的に関わることをせず、だけど仲良くはやっていたけれども、結果的に、99%の時間においては、自分が内向型人間であることに、ようやく最近気づいた。これは本当にポエムではあるが、Qiitaだとて人知れぬ場所に、人知れぬ詩歌を置くためのタグがあるのだから、我がことをいくらか語りても、山程の迷惑はかけぬであろう。さて問題は、真実の内向型タイプのエンジニアが、どうやって35歳にして、新しく就職するかとく話である。思えばエンジニアこそは、内向型人間の集まりとして、認知されている部分があるではないか。大丈夫だ、問題ない。ここで手記は‥かれこれ。
もう同じ会社にいられないのだなと思うと、じわじわと、悲しさも湧き上がってくる。
よく世間で、自分が本当は悲しいことに気づいた、などをいうが、違う。悲しみは、考え始めた時に、はじめて生成される。それがまるでもともとから存在したものであるかのように、感じられるだけだ。しかし人生の多くの物事と同じように、僕もまた、しばらくの悲しみの咀嚼や、混乱などを経て、やがてはそれなりの答えに、落ち着きどころを、見出だすであろう。どうぞこのか弱きエンジニアに、明るい未来と、暗く安らかな、深夜がありますように。
仕事を辞めるので、1ヶ月ほど時間ができる。
これを貴重な読書の時間に宛てるのはどうだろうか。就職活動と同時に、普段なかなか時間をとって出来ないことをするのだ。とりあえず魁クロマティ高校を読み直して、豊穣なる現実逃避をしようかと考えている。
大阪で良さげなRuby開発の仕事を調べてみる。RubyであればMacBookでの開発ができるかもしれない。ここで言語縛りは有効に働くかもしれない。
Googling…
「大阪で!高難易度の開発をしたい!!RubyエンジニアWanted!」「 株式会社Ruby開発」
なんとも心そそられる案件であるが、残念なことに、募集は二年前のようであった。しかし、株式会社名にRubyがついているというのはすごい。
仕事をやめることが、なぜ人にとって苦しいかというと、やはり死のイメージを、連想させるからである。
物理的な死や、社会的な死など、様々にあるだろうけれど。多くの恐れの根底に、死の恐怖がでんと居座っているのが、分かるだろう。旧アジャイルエンジニア、やはりライフワークとして、死の覚悟を持った、死克服のサムライエンジニアに、俺はなるやら、ならぬやら、デス。
Wantedlyは良いかもしれない。
今日はじめて明確に意識したが、会社見学、会社訪問のサービスらしい、いやよく見ると、Wantedlyとは別にWantedly Visit というアプリがあり、そちらが。いきなり面接、採用の話などではなく、会社の雰囲気を見に行けるとしたら、とにかく良い。就職活動が多くの人にとって、これだけ厳しく辛いものであるということは、きっと人間にとって、何かが間違っているのではないだろうか。工業化時代に生み出された、はるか昔の労働形態が、そもそも人間の生態にマッチしていないのと同じで。兎にも角にも、堅苦しい就職活動はしたくない。ひたすらにカジュアルで、肩のこらないものが良い。今の時代、探せば見つかるのではないだろうか。あとはエンジニア勉強会参加などによる、ゆるい人同士のつながりの中での、就職など。まあ、ふだん勉強会参加が死ぬほど嫌いな自分であったから、今から動くとなれば、遅きに逸した感じはあるけれども。
職をなくしたアジャイル開発エンジニアはポートフォリオを作成したいと思っている。
ポートフォリオというものを作成しなければなと思う。いや、まずは面接の対策をしなければなと。そういう事柄全般を。まずは自問自答。ここで四の五の言わず、はやく活動に踏み切れば良いのではないかと思う人もいるであろうが、転職活動のときこそは、自分自身を見つめ直すチャンスであると、どこかの偉い人も言ったとか、言わなかったとか。キャリア関係の本をしげしげと読み直してみるのも良い。あと1ヶ月と時間があまりないのがネックではあるが、雇用保険の範囲まで含めれば、そして、最悪貯金を食い尽くすまでの期間を考えれば、まだまだ余裕はある。去る消息筋Google先生の検索結果でいうと、キャリアの空白期間は少なければ少ないほど良いという。なんと雇用保険をもらって職探しをしている期間さえキャリア空白として扱われるという話もヒットしたり、不思議なものだよなあとは思う。とあるエンジニアのポートフォリオ作成。がんばれ俺。
眠りすぎる症候群、ナルコレプシー・エンジニアに俺はならない。
寝ても寝てもとにかく眠い。それほど睡眠負債がたまっているのだろうか。低エネルギー状態を癒そうと体が全力で働いているのだろうか。最近思うことは、本当に、睡眠負債に対する予測が立たないことだ。自分の想像の3倍か5倍ぐらい、眠っても、まだまだ眠くて足らない。だがいつでもそうだったということは、正しい挙動なのかもしれない、睡眠ドメインの、あれだよ、あれ。問題は、本当にこれが睡眠負債によるものなのかということだ。もしこれが負債なのであれば、量を重ねて返すのが良い。だがそもそも逆に、睡眠リズムの崩れなどによる不調なのだとすれば、むしろ休日に眠りすぎることは逆効果のはずだ。あとひとつは、僕自身、昔からわりと、とにかく眠くなりやすく、半ナルコレプシーではないかという疑いさえある。ナルコレプシーの発症率はとても低いらしいが、今日ふと思いついたことは、ナルコレプシーにも広大なグレーゾーンというものが存在して、睡眠時間が長い人も、度を超えればそう呼ばれるのではないかということ。仮にこれがナルコレプシーではないにしても、本当にたくさんの睡眠時間を必要とする、何らかの、まだ名付けられていない症状に見舞われている可能性だってある。仕事をやめることで時間ができる。なので丸1日ほど、本当に、ただただ無印良品の人間がダメになるリクライニングソファで、眠りの禅に浸る日があっても良いのかもしれない。そうすればついには、最近の低エネルギー状態を脱して、ふつふつとエネルギーが湧き上がる、無敵スター状態がやってこないとも限らない。Youtube動画にはまりきっていた、3ヶ月ほど前みたいに。ところで人間の睡眠やエネルギーというものが不思議でならない。今まで科学技術が探求のエネルギーを割いてこなかった、まだまだ未解明の分野だ。技術を使って戦争をしている暇はない。人間の幸福のためにテクノロジーを使いたいと、スマホゲーム会社でWeb開発をしていたとあるアジャイルエンジニアは、無責任にもどこかの彼らに未来を託す。
新しい仕事を探すにあたって、リモートワークというのはまるで視野になかった。
足も悪くしていることであるし、仮に死なない程度の給与であったとしても、エンジニアとしてリモートワークをしながら生きてゆくのも、悪くないかもしれない。仮に1日中スターバックスで過ごしながら、仕事ができるとしたら、それはそれで天国であろうと思う。あとはアイデンティティ問題も、健全を保ちやすいであろう。これは完全に偏見ではあるが、昔から、年をとってからのコンビニバイト生活は、恐怖で仕方ないのである。
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公開日時
2019-03-22
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