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とあるエンジニアの問題意識。
とあるエンジニアの問題意識。
- Slackが集中力を阻害する。Slackを一瞬でも開くと、30秒は今やっていることを忘れる感覚がある。注意残余が起こる。だがこれなしには業務は進まぬ。あまりにも誘惑が大きい。集中力が分断されるのに慣れきってしまうと、そこから戻る方法がまるで分からなくなる。人間の脳はマルチタスキングはそもそも出来ないというが、比較的、それを上手にこなせている人はすごいと思う。
- チームやプロジェクトの状況によっては、ひたすらに単純作業をせざるを得ない場合もある。慣れ親しんだプロジェクトだと、色々な実装が既に軌道に乗っていて、エンジニアリングやプログラミングというよりも、事務作業をやっているような感覚になることがある。単純作業から全力で逃げようとしている自分に気づくが、誰かがやらなければ仕方がない。単純作業をどのような呼吸法で、メンタリングで乗り切ろうかという作戦を立てたい。難易度が低すぎる仕事は実はものすごく疲れる。生産性も悪くなる。
- プログラミングの善悪は、構成メンバーによって変わる。たとえばリファクタリングを是とするか、非とするかもそうだ。仮に4人のチームの3人が、リファクタリングを是としていたら、それが開発の是となる。ソフトウェア開発も人間がやっていることなので、絶対的な正解は存在しない。常に人間というコンテキストに依存している。プログラミングにおいて是非を考える時、必ず人を思いかべる。Aさんがああ言っていたな、とか、Bさんがこう考えているな、とかいうアンカーが羅針盤の役割を果たす。僕のように絶対主義を持たない日和見プログラマは、そのぐらいがちょうど良い。
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公開日時
2019-02-09
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