世界はデバイスが作る。人間はデバイスが生む。手が不器用なエンジニアのフリック入力は、10文字ぐらいしか打ち込めず、超要約まとめ感想ツイートで
世界はデバイスが作る。人間はデバイスが生む。手が不器用なエンジニアのフリック入力は、10文字ぐらいしか打ち込めず、超要約まとめ感想ツイートで、Twitterのリプライ遊びをしていた。iPhone音声入力で人間性が変わったように見える。
iPhoneで音声入力をしている時と、フリック入力をしている時では、全く文字数が変わってくる。多分10倍ぐらいは違ってくる。
これは特にTwitterで他の人にリプライをするときによく現れる。
他の人にというか、そもそもフリック入力だと僕は本当に10文字ぐらいしか入力できないので、ごくごく端的な、ロボットみたいな、超圧縮した単語同士をつなげたような、そんなまとめ感想ツイートになる。
音声入力をしていると、とても饒舌になるから、かたりかけているような文章になる。そして140文字じゃ収まらない位文章が長くなってゆく。
じゃぁ、音声入力とフリック入力のどちらがいいんだろうか。そんなふうに、僕らはすぐにどちらが良いのかということを決めようとするけれど、どちらが良いかなんて存在しない。
ただ、入力するデバイスによって、全く人間性まで変わって見えてしまうというか、インプットがアウトプットを変えるというか、アウトプットの方式が自分の脳にいったんインプットされて、そのインプットが反射的にアウトプットを変えて、さらにTwitterえのアウトプットが行われ、それが他の人にまで反射するというか。
特に僕のような手先が不器用な人のフリック入力と、iPhoneの音声入力の文章を比べると、足の極端なギャップが如実にツイートの内容に現れて、人格まで変わったように見えてしまうのがとても自分でも面白い。
それで、最近は特にiPhoneの音声入力にハマっていたので、こちらの素晴らしさを感じていたのだけれど、フリックな文字入力で文章がすごく短くなる時も、それはそれで悪くなくて、単にアウトプットの様式が変わって、多様性が生まれると言うことなのだと思ったぞ。
つまり、本当に不器用でフリック入力で少ない文字数しか入力できないままであれば、僕は朝ようやくついったらとして、群馬県や、埼玉県や、サンフランシスコに名を残していたかもしれないんだぜ。
僕らはみんな心や性格と言うものがあるように思っているかもしれないけれど、それは実は、このように、デジタルのデバイスや、肉体のデバイスと言うものによる反射の角度の違いが起こす、繊細な、複雑なきらめきかもしれないんだぜ。
例えば、ほんのちょっと耳の角度が違うだけで、人の話が聞こえにくくなって、話についていけずに、孤独を愛するようになり、その人はベートーベンになるかもしれないじゃないか。
この世界は全てデバイスが作っているのかもしれないな。デジタルを含み、肉体と言うデバイスを含み。
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公開日時
2019-01-19
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