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「オレオレ・キーバインド」はやめなさい。生産性の高いエンジニア・プログラマがデフォルトのショートカット設定を愛する理由。
ショートカットなめんな。
たかがショートカットと思うなかれ。
押しにくいショートカットはじわじわとプログラミングの集中力を削っていく。
100回200回と繰り返される「小さなイライラ」は、ものすごく人間の気力を奪う。
でこぼこ道を走る車とか、障害物競走のようなものをイメージしてみると良い。
生産性に直結するショートカットの使い方
- ショートカットキーをうまく使えない自分の生産性 100
- ショートカットキーをうまく使える自分の生産性 150
このぐらいのインパクトはあると思っている。
根拠は「俺の指」。
サブタイトルは「生産性は自分比較で比べなさい」。
プログラミングの楽しさや生産性は「いかにキーボードを心地良く叩けるか」にかかっている。
これは僕の信条だ。
嘘だと思うなら信じてみてほしい。
キーバインド変えないの?
変えない。
組み合わせが増えてくると、管理不可能になる。
「オレオレ・ショートカット設定」「オレオレ・キーバインド」はめちゃくちゃ難しい
たとえばひとつのアプリケーションで、良いショートカット設定を見つけたと思っても、別のアプリケーションとの統一性を考えると、もう無理。
生態系が崩れて「指が混乱する」ことでまた、小さなイライラが溜まっていく。
また組み換えが必要になったりする。ひとつを組み替えると、また別のアプリケーションのショートカットの統一性が崩れて。以下無限ループ。エンバグエンバグ。
ごく限定的に、どうしても必要な時にだけ書き換えるのが良い。
自分がデフォルトに適応するのが一番良い。
こいつは指の問題だ。
お前はピアニストになるのだ。
よし、ショートカットの練習だ。
Option + Command
を押す時の指のフォームを練習する例
Macで こいつは押しにくいのに、重要操作にバインドされていたりする。ねじり込むように練習練習。
上から見た図
横から見た図
具体的な練習方法
- 意識する。
- 使う。
- 使わなかった自分の指に気付いたら、その時にやりなおして使う。
以上。
「間違ったら、戻って、やり直す」
ちなみにこれは、音楽などの練習でもおこなわれている鉄則。
人間が物事を練習する時の基本法則。大原則。
これをしないと永遠に上手にならない。
エリクソンの「意図的な練習」 (「限界的練習」と誤訳されているもの)
詳しくはこちらを参照のこと。
ただしCapsキー、お前は別だ。
- CapsキーをCommandキーのアクションに上書きするのはデファクトスタンダード。
- ほぼ100%に近い確率で何の干渉も起こさないことが予想される。置き換えよう。
- 自分も他の人も、まずCapsキーを使うケースというのが思い当たらない。
- ヨドバシカメラの体験コーナーで新しいMacBookでキーボードを叩いたときに「えっ、なんでCommand+C/Vでコピペできないんだ」「そういえば、Capsキーなんてあったな」と思い出すぐらい。
オレオレ最小限の法則
完全に無ではなく、有でもない。最小化だ。
どうしてもやむ終えない場合にだけ、バインドの上書き、ショートカット設定の変更をおこなう。
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公開日時
2018-11-11
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