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プログラミングコードは、他の人とのコミュニケーション手段だ 。

2023/08/26に公開

プログラマはコミュニケーションが苦手?

あなたはもしかしたら、プログラミングは好きだけれど、他の人とのコミュニケーションや、日本語を書くことは苦手なエンジニアだったりしないだろうか。

プログラミングの名言

「コードというものは、たまたまインタプリタが実行できるだけ」
「本質的には他の人に対するメッセージであり、コミュニケーション手段だ」

というような意味の言葉を、どこかの本で読んだ記憶がある。

出展は忘れてしまった。

ユーリカ!

僕はこの言葉がすごく腑に落ちた。

たとえば、コードを書く時の作法として「コードは他の人が読みやすいように書きなさい」と言われる。
実行できるプログラムがまずあって、それが読みやすければ、ちょっとプラスだというような。

だけど逆だ。

プログラミングというのは、そもそも人へのコミュニケーションがメインであり、インタプリタが実行できることの方が、オプショナルなのだ。

ひとりでコードを書くときはどうなのかって?

君はコードを読まずにコードを書くなんていうことが出来るのだろうか。目隠し将棋ができるタイプだろうか。

自分でコードを書いて、それを一切読まないなんていうことがあるんだろうか。マジシャンか。

ここでいう他の人というのは、コードを書いている真っ最中の自分や、コードを書いてから1ヶ月経った時の、未来の自分も含まれる。

プログラミングと日本語を書くことの共通点

僕は日頃、プログラミングとは全く関係なく、ブログを書くのが好きだ。
Qiitaに記事を書くのも好きだ。

  • プログラミングをすること
  • ブログに記事を書くこと
  • GithubのDescriptionを分かりやすく書くこと
  • Pivotal Tracker に要件定義をまとめること

これは全て、根本の部分で共通していると感じる。

どれも全て、他の人や、自分自身とコミュニケーションするための手段だからだ。自己表現の手段だからだ。

だからプログラミングが出来るということは、非プログラミング言語(たとえば日本語)で自己表現ができるということでもあると思う。

逆に、非プログラミング言語をうまく扱えないのであれば、プログラミング言語を扱うことも、うまくいかなかったり、独りよがりなものになりがちなんじゃないだろうか。
(インタプリタぐらいであれば騙せるかもしれないけれど、複雑なアプリケーションは作れないかもしれない)

言いたいこと

  • プログラミング言語を使うことと、日本語などの非プログラミング言語を使うことは、本質的には同じことだ。ただ表現の種類が違うだけだ。
  • この共通点を感じ取ることさえできれば、プログラミングも、非プログラミングも、どちらも好きになれだろうし、上手になれたりするかもしれない。
  • プログラミングすることは国語的文章を書くことだし、国語的文章を書くことはプログラミングすることだ。人と話すこともプログラミングだし、プログラミングは人や自分との対話だ。そこに大きな違いはない。

  • コードリーディングをする時「これは、Aさんから俺へのメッセージだ」というような目線で見てみよう。コードに性格は現れる。
  • コードベースについて、他の人と対話してみよう。コードが「人の考え」から生まれたものだと実感できるかもしれない。
  • Qiitaに記事を書いてみよう。分かりやすい記事を書くのには、根本的な表現力が試される。
  • 日本語でブログを書いたり、日記をつけたりしてみよう。システムエンジニアの仕事や、チーム論などについて書いてみても面白いかもしれない。やりたくなければ、もちろん、やらなくても良いけれど。

Wi-fi環境の良いスターバックスで、抹茶のティーラテを飲みながら

MacBookのキーボードを叩いたりして、恍惚の瞬間を感じられるかどうか、試してみよう。

脳が手指という外部デバイスを通して、コードやテキストをアウトプットしていく。
それを目が、ゲームと同じぐらい細かなフレームレートで、次々と脳にフィードバックしていき、複雑な反射が起こる、その連続した、偉大な瞬間。

それが分かれば、自分や人とコミュニケートしている時間の全てが、美しいと感じられるかもしれない。

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物事の観察力を磨く方法

どうすれば、異なる物事同士の、本質が似通っていることに、気づきやすくなるだろう。

物事に対する根本的な観察力を高めるためには、瞑想、マインドフルネスのトレーニングがおすすめだ。
(練習をせずにゲームがうまくなるスポーツ選手がいるだろうか?)

瞑想するエンジニア ( by 稲浦悠馬 Yuma Inaura ) —GoogleやFacebookもやっている「マインドフルネス」のススメ— - Qiita

(まあきっと、君はやらないだろうけれど)
(もし興味があれば、ほんの、1秒だけ自分の呼吸を感じ取ってみよう)

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公開日時

2018-10-26

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