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PMS — プログラミングにおけるモチベーションのソース (己を知れば百戦危うからず)

2023/08/26に公開

プログラミングに対するモチベーションの種類はひとつじゃない。

自分自身を知らないよりは、知っていたほうが良い。

実は、モチベーションは高めることは出来ない。その「源」に気づくことが出来るだけだ。
何をモチベーションの源にしても良いけれど、自分に合っているものでなければ意味がない。

たとえばの話

たとえば「何か作りたいものがある人が、圧倒的に成長する」と言われたりする。

だけど自分にもそれが合っているとは限らない。
実は作りたいものなんか何もないかもしれない。
ただ手を動かして遊ぶのが好きなだけかもしれない。

たとえばリファクタリングに情熱をかけるエンジニアもいる。

だけど自分にもそれが合っているとは限らない。
散らかすのは得意だけど片付けは苦手なのかもしれない。
自分は遊ぶだけ遊んで、片付けが得意な他の人に任せた方が良いかも知れない。(それが許されるならばだけど)

プログラミングは自己発見である

プログラミングが面白くなるということは、自分発見だ。
新規獲得ではなくて、あくまでも新規発見だ。

「人が振りかざしている何か」ではなくて「誰かどこかにいる空想のエンジニア」でもなくて、「自分自身が持っている源」に気づくこと。

スプリテュアルな話だと思うだろうか。

忘れがちではあるけれど、実はプログラミングというのは、人間の道具だ。
使い手が人間である以上、そこには必ず「人間的な性質」が大きく関係してくる。それが全てだとさえ言って良い。

私のモチベーション

たとえば僕の場合は、ただ単にキーボードを打ちながら、子供のようにプログラミングと遊んでいるのが好きだ。
何か世の中に価値を提供したり、サービスを作ろうとするよりも、ただたんに一瞬一瞬を遊びながら過ごしたい。

プログラミングの結果は、ただの結果だ。プログラミングしている瞬間だけが全てだ。そこに愛がある。

なのでプログラミング対象は価値提供でも、そうでなくても、Featureの作成でも、リファクタリングでも、なんでも良い。自分が面白いと思えることが大事だ。

モチベーションの種類には何があるだろう

思いつくところを書いてみる。

創造

  • サービスを作ること
  • 機能を作ること

この場合、プログラミングは目的実現の手段に過ぎない。本来の目的は価値の提供にある。

手助け

  • たとえばStackOverflowで他の人の質問に答えたりすること。
  • たとえばチームメンバーにプログラミングについて教えること。

ゲーム

  • たとえばひとつのプログラミングに関して、他の人よりもいちはやく理解することにゲーム性を感じたり。
  • PullRequestがマージされるのにRPGのボスを倒したときのような感覚を感じたり。

コミュニケーション

  • チームメンバーと喋りながら開発を進めるのが好き。
  • PRを作ったり、Issueを作ったり、OSSに関わるのが好き。(僕はOSS開発はコミュニケーションの一種だと思う。脳がそう感じているならばそうだ)

経験

  • プログラミングをスポーツのように、映画を観るみたいに、経験として楽しんでいる。
  • たとえば Mac Book のキーボーを叩いてそのレスポンスを楽しんでいる瞬間が好き。

快適さ

  • VIM とか IDE で快適に操作できる環境が好き。
  • リファクタリング愛好家。
  • ボーイスカウト精神 がある。

そして

こう考えてみるとプログラミングのモチベーションも「人依存」で、パーソナリティーがそのベースにあるように思えてくる。

パーソナリティーはプログラミングよりも大きい。前に来る。

僕らはプログラムをプログラミングしているかのように思えて、実は自分自身をプログラミングしているのかもしれない。

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公開日時

2018-08-16

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