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エンジニアはものすごい勢いで学習しなければいけないのだろうか

2022/09/04に公開
  • エンジニアは「ものすごい勢いで学習しないと追いつかない」という心理的な焦りを抱えており、常にその真実性に気がとらわれている。
  • よく分からないことを学習する時のストレスは個人にとって、学習コストとして認識されるというよりも、そこで説明されている物事自体への怒りとして経験される場合があると思う。「訳のわからないことを言うな!」
  • 学習したい心がある。複雑さへの怒りがある。この二つの間で揺れる。
  • プロダクトマネージャーに関する書籍を読んだ。冒頭から自分の想像よりもプロダクトマネージャーの責務が大きいことが分かってしまい読むのをやめたくなる。書籍ひとつ読むのにも心理的な葛藤が起こる。
  • 今やっている1on1はメンタリングに徹している。コーチングやティーチングは控えている。私は壁。お好きに壁打ちしてください。
  • 有害よりは無能のほうが優れている。
  • 自分が思いつくフラッシュアイディアが有害にも働き得るということを考えると、おいそれと人にアドバイスは出来ない。
  • 日本のアジャイル開発界隈はビジネス化されていないだろうか。資格ビジネスみたいだ。あるいは宗教。
  • ホフスタッター効果とかサンクコスト効果とかメンデルの法則とかYAGNIとか。開発に役立ちそうな法則・効果を集めた百科事典的な書籍はないんだろうか。あればかなり面白くなると思うのだけど。
  • 速読で謳われる効果はすごい。まるで奇跡の超能力だ。だが周りで速読を身につけている人が全くいない。もし誰にでも習得できて奇跡のように役立つテクニックなのであれば何故世の中に浸透していないのだろうか。僕自身は速読の練習をして読字スピードが3倍ほどにはなった経験があり役立っているが。
  • 「自分のことが好き?それとも嫌い?」という問いは何かが間違っている。では何が間違っているかを答えよ。
  • 人類には何事も一般化したがる欲望がある。そのくせ、だいたい誤った一般化をしてしまう。もちろんこれも誤った一般化だ。
  • 文章を書く時に読点やカッコを使うのは妥協だと思ってしまう。
  • 時間はたやすく不足する。時間はたやすく余る。時間は適度に足りないぐらいがちょうど良い。
  • あまり難しいことを考えずに生きていたい。たまにこう思う時の僕はエンジニアに向いていない時の僕なのだと思う。
  • 本を1ヶ月に10冊は読むと決めて毒にも薬にもならないような軽薄なビジネス書ばかりを読み続けるバカという仮想敵を頭に作ってはたまに否定している。
  • より良くするのは良いことだ。だが「より良くする」には終わりがない。終わりなくより良くするのは果たして良いことなのだろうか。

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