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【IGW】AWS VPCのインターネットゲートウェイについて学ぼう!

2024/08/07に公開

おはこんばんにちは!

今回は、AWSのVPC(仮想プライベートクラウド)における 「インターネットゲートウェイ」 についてお話しします。
VPCはネットワークを仮想的に分割する機能で、インターネットゲートウェイはその中で重要な役割を果たします。
初心者の方にもわかりやすく、楽しく学べるように、やさしく説明していきますね!


インターネットゲートウェイって何?

インターネットゲートウェイ(Internet Gateway)とは、AWSのVPC内のリソース(例: EC2インスタンス)がインターネットと通信するために使う、特別な「ゲート」 なんです。
具体的には、インターネットゲートウェイは、VPC内のインスタンスが外部のインターネットと通信できるようにするためのデバイスです。

例えて言うと…

イメージしてみてください。あなたが住んでいる家が「VPC」だとします。
あなたの家(VPC)はとてもプライベートで安全ですが、外の世界(インターネット)と通信するためには「玄関のドア(インターネットゲートウェイ)」が必要です。
このドアが開くことで、あなたは外の世界とやり取りできるようになります。


インターネットゲートウェイの役割

インターネットゲートウェイは以下の2つの主な役割を持っています。

  1. VPC内のインスタンスがインターネットと通信できるようにする
  • インターネットゲートウェイを使うことで、VPC内のインスタンスがインターネットにアクセスできるようになります。例えば、ウェブサイトを公開したり、外部のAPIと通信したりする際に必要です。
  1. インターネットからVPC内のリソースにアクセスできるようにする
  • 公開サーバーやウェブサイトを運営している場合、インターネットゲートウェイを使って、外部のユーザーがそのリソースにアクセスできるようになります。

インターネットゲートウェイの作成と設定

それでは、実際にインターネットゲートウェイを作成し、設定する方法を見ていきましょう。

ステップ1: インターネットゲートウェイの作成

  1. AWS管理コンソールにログイン :
  • AWS管理コンソールにアクセスし、ログインします。
  1. 「VPC」サービスに移動 :
  • コンソールのナビゲーションバーから「VPC」を選択します。
  1. 「インターネットゲートウェイ」メニューを選択 :
  • 左側のナビゲーションペインから「インターネットゲートウェイ」を選択し、「インターネットゲートウェイの作成」をクリックします。
  1. 名前を付けて作成 :
  • インターネットゲートウェイにわかりやすい名前を付けて「作成」をクリックします。これで新しいインターネットゲートウェイが作成されます。

ステップ2: インターネットゲートウェイのアタッチ

インターネットゲートウェイを作成したら、それをVPCにアタッチする必要があります。

  1. インターネットゲートウェイのアタッチ :
  • 作成したインターネットゲートウェイを選択し、「アクション」メニューから「VPCにアタッチ」をクリックします。
  1. VPCの選択 :
  • アタッチするVPCを選択し、「アタッチ」をクリックします。これでインターネットゲートウェイが指定したVPCに接続されます。

ステップ3: ルートテーブルの設定

インターネットゲートウェイをアタッチしたら、ルートテーブルを設定して、VPC内のサブネットがインターネットにアクセスできるようにします。

  1. 「ルートテーブル」メニューを選択 :
  • VPCダッシュボードから「ルートテーブル」を選択します。
  1. ルートテーブルの編集 :
  • 使用するルートテーブルを選択し、「ルートの編集」をクリックします。
  1. ルートの追加 :
  • 「ルートの追加」をクリックし、以下の情報を入力します。

    • 送信先 : 0.0.0.0/0(すべてのIPアドレスに対するルート)

    • ターゲット : 作成したインターネットゲートウェイ

  • 「保存」をクリックしてルートを追加します。


インターネットゲートウェイの使用例

ここでは、インターネットゲートウェイを使ったいくつかの使用例を見てみましょう。

ウェブサイトの公開

ウェブサーバー(例えば、EC2インスタンス)をVPC内に配置し、インターネットゲートウェイを使ってインターネットからそのウェブサーバーにアクセスできるようにします。
これにより、外部ユーザーがあなたのウェブサイトにアクセスできるようになります。

APIの公開

APIサーバーをVPC内に配置し、インターネットゲートウェイを使ってインターネットからそのAPIにアクセスできるようにします。
これにより、外部のアプリケーションやサービスがあなたのAPIを利用できるようになります。

データベースの接続

データベース(RDSなど)をVPC内に配置し、インターネットゲートウェイを使って外部のアプリケーションからそのデータベースに接続できるようにします。
ただし、セキュリティの観点から、データベースへのアクセスは慎重に設定する必要があります。


ベストプラクティス

インターネットゲートウェイを使用する際には、以下のベストプラクティスを考慮することをお勧めします。

最小権限の原則

インターネットゲートウェイを通じてインターネットにアクセスする際には、セキュリティグループやネットワークACLを使って、必要なトラフィックだけを許可するように設定します。
これにより、不正アクセスのリスクを低減できます。

モニタリングとログ

インターネットゲートウェイを使用していると、外部からのトラフィックが発生します。
これをモニタリングし、ログを管理することで、問題の早期発見と対処が可能になります。
AWS CloudWatchやVPC Flow Logsを活用しましょう。

セキュリティグループの設定

インターネットゲートウェイを使用する際には、セキュリティグループの設定が重要です。
特に、公開するリソース(例: ウェブサーバー)には、必要なポートのみを開放し、その他のポートは閉じておきましょう。


まとめ

今回は、AWSのVPCにおける 「インターネットゲートウェイ」 についてお話ししました。
インターネットゲートウェイは、VPC内のリソースがインターネットと通信するための重要なコンポーネントです。
初心者の方でも理解しやすいように、基本的な役割や設定方法から、実際の使用例まで幅広く解説しました。

  • インターネットゲートウェイの役割 : VPC内のインスタンスとインターネットとの通信を可能にする。

  • 設定手順 : インターネットゲートウェイの作成、アタッチ、ルートテーブルの設定。

  • 使用例 : ウェブサイトの公開、APIの公開、データベースの接続。

  • ベストプラクティス : 最小権限の原則、モニタリングとログ、セキュリティグループの設定。

これでインターネットゲートウェイについての理解が深まったことと思います。
もし何か質問があれば、お気軽に聞いてくださいね!😊

AWSのネットワークについて学ぶのは楽しいことがたくさんありますので、ぜひ引き続き学習を楽しんでくださいね。
それでは、またお会いしましょう!


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