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VPC周りのネットワーク構成を映画館に例えて解説!

2024/05/19に公開

こんにちは、おりです。
週末、映画を見に行った際にふと「映画館の館内ってネットワーク構成に似てるのではないか?」と感じ記事にしてみようと思いました。
思い付きで書き始めていますので、あまり似ていなかったらすみません・・・早速書いていきます。

解説

まず、読者の方に大富豪になっていただき、自分専用の映画館を所有していることとします。
いきなり無茶苦茶な設定ですが解説に入っていきます。

1.映画館全体(VPC)

先ほど前提でお話しした通り、自分専用の映画館を所有していますので、この映画館は他の人が使えない特別な空間になっています。この映画館全体がAWSのVPCに相当します。
AWSの仮想プライベートクラウドをVPCといいます。クラウド上に仮想的なネットワーク環境を作成できるサービスです。クラウド上で自分だけのネットワークを作成できるので、他のユーザーから隔離されており、プライベートな環境です。

2.映画館のスクリーン(サブネット)

映画館には複数のスクリーンがあると思います。それぞれのスクリーンがサブネットにあたります。
サブネットはVPC内で分割された小さなネットワークの単位です。例えば、1つのスクリーンではアクション映画を上映し、別のスクリーンではホラー映画を上映するように、サブネットも異なる用途に使い分けることができます。

3.部屋ごとのセキュリティ(セキュリティグループ)

各スクリーンには出入口にスタッフがいて、誰が入れるか、誰が出られるかを厳しく管理しています。これがセキュリティグループです。
セキュリティグループは、各サブネットやインスタンスに対してファイアウォールの役割を果たし、入出力のトラフィックを管理します。

4.映画館内の道案内(ルートテーブル)

映画館内には各スクリーンへの道案内があり、それに従って移動します。
ルートテーブルはこの案内板のようなもので、データがどのサブネットからどのサブネットへ行くか、また外部ネットワークへの経路を定義します。

5.映画館の入り口(インターネットゲートウェイ)

映画館には外部との出入り口があります。これがインターネットゲートウェイに相当します。
インターネットゲートウェイは、VPC内のリソースがインターネットにアクセスできるようにするための出入り口です。

6.映画館全体のセキュリティ(ネットワークACL)

映画館全体にも大きなゲートがあり、全体の出入りを管理しています。これはネットワークACLに相当します。
ネットワークACLはVPC内の全てのサブネットに適用されるセキュリティルールを定義します。

7.従業員専用の出入口(NATゲートウェイ)

従業員専用の出入口は、従業員が外部に出かけたり、外部から戻ったりする際に使う専用の通路です。この出入口は、外部から直接アクセスできないようにしつつ、内部の人が外部と通信できるようにします。
NATゲートウェイは、プライベートサブネット(インターネットから直接アクセスできないサブネット)内のリソースが外部のインターネットにアクセスするために使われます。

8.映画館同士の連携(VPC Peering)

映画館が別の映画館と連携するための専用通路を設けるとします。例えば、自分の映画館と友人の映画館をつなぐ専用通路を設置し、両方の映画館を行き来できるようにすることができます。これがVPC Peeringです。
VPC Peeringは異なるVPC間でリソースを相互にアクセスできるようになります。

9.専用高速道路(Direct Connect)

映画館から遠く離れた自宅への専用高速道路を作るとします。この専用高速道路を使うことで、映画館から自宅に行くときに通常の道路よりも早く、安全に移動することができます。
Direct Connectは、オンプレミスとAWSクラウドを専用ネットワーク接続で直接つなぐサービスです。この接続はインターネットを介さないため、高速で安定した通信が可能です。

10.その他

EC2は映画を投影するプロジェクター、S3は倉庫、RDSは予約システムなどまだまだ例えれそうですがこの辺りはネットワーク構成とは離れるため今回は入れないでおきます。

まとめ

無理やり10項目ほど例を挙げましたが、結果としてなかなか近い解説が出来たのではないかと思っております。大富豪になる前提に関しては大目に見てください・・・(˘ω˘)Direct Connectもなかなか苦しい例でしたが・・・
文字だけでは想像しにくい内容ですので、実際の映画館に例えて解説してみました。
もし内容として間違っている箇所や、良い例えがあればコメントで教えてください!それでは。

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