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【2024年版】実務経験数年の私がようやくAWS認定クラウドプラクティショナーを受験し合格した話

2024/04/12に公開

こんにちは、おりです。
実務経験数年の私がようやく重い腰を上げてAWS認定クラウドプラクティショナーを受験して合格できた体験談を紹介できればと思います。
これからAWS認定資格の取得を検討している方、業務経験はあるが、なかなか時間が取れず取得できていない方など参考になれば嬉しいです。

はじめに

自己紹介

軽く自己紹介させてください!

実務経験 取得資格
2~3年 LPIC-1、ITIL Foundation V3

経歴と資格はこれくらいで、実務経験はありますがAWS認定資格は1つも持っていない状態でした。

きっかけ

社内やプロジェクト内で資格の話題が出るたびにそろそろ受験しようとは思いつつ後回しにしておりました。
そんな中、AWS構築研修をしている新入社員からいくつか質問がありました。

  • 「リージョンとアベイラビリティーゾーンの違いって何ですか?」
  • 「S3、EBS、EFSといったストレージはどのように使い分けてますか?」
  • 「RDSとMySQLの関係性は?」

理解しているつもりでしたし、基本的なサービスや用語でしたので回答しようとしたところ・・・

あれ・・・言語化できない・・・
わからない人になんて説明したらいいんだろう・・・
そもそも自分の認識は合っているのか・・・

と徐々に自信が無くなってきました。
このままでは実務にも影響してくると思い、勉強して資格を取得しようと決意しました。

勉強開始!

スケジュール

まずはスケジュールを立てました。
危機感を覚えたのが2024年2月半ば頃になります。
ざっくりと3月半ばまでには資格を取得しようと予定を立てました。

2月末

  • 教材などの情報収集
  • 合格体験記読む
  • 書籍など読み込み

3月頭

  • 模擬問題演習
  • ハンズオン動画視聴

3月半ば

  • 本番試験

大まかに3段階で予定を立てました。
まず先に試験会場を予約することをお勧めします。
理由としては土日の試験会場が思いのほか早い段階で埋まってしまうからです。
また、試験日を最初に決めてしまうことで残りの日数でスケジュールが組みやすいです。
私は、2月末~3月半ば受験でしたので約2週間となります。

平日 休日
1~2時間 4~5時間

勉強時間は平日と休日でこれくらいの配分で行いました。
業務をしながらでしたので毎日は取り組めませんでしたが合計30時間前後で合格できました。

教材

まずは定番のUdemyです。本当にこの問題だけで合格可能なレベルの問題集となっています。
価格はセール時で1500~1800円とお手頃になっています。解説も丁寧で公式ドキュメントのリンクまで載っています。


  • 携帯アプリ「AWS認定クラウドプラクティショナー模擬試験」
    Google Play
    App Store

続いてスマートフォン向けの模擬演習アプリになります。
こちらは練習問題が10問×10種類、模擬問題が25問×13種類の計325問になります。
無料版、有料版があり価格は900円となっています。移動時間、隙間時間に取り組むことが出来ます。


こちらは公式の解説になります。7時間ほどで基本的な内容を理解することが出来ます。また、最後に練習問題も付属しているので確認もできます。価格は無料なので試しに取り組んでみたい方におすすめです。


こちらの書籍を購入し、読んでから問題演習に取り組みました。問題を解く前に読んでおくことでしっかりと理解することが出来ます。


出題されるサービスについて短めの解説動画で確認できるチャンネルです。空いた時間などで確認するのに最適です。

苦労した点と対策

  • 1番苦労した点は何といっても「勉強時間の確保」です。

休日のみの勉強でも合格は可能ですが、やはり平日も繰り返し演習を行うことで合格率は確実に上がっていきます。
平日で確保できる時間は業務前、業務中の休憩時間、通勤/移動時間、業務後が基本的になるかと思います。

対策として推奨したいのが通勤/移動時間と業務後の組み合わせになります。
先ほど教材の所で紹介した携帯アプリを活用します。
こちらの教材は10問または25問と少ない問題数ごとに演習が行えます。
限られた時間の中で演習を行い、解説を見れますので通勤/移動時間で勉強するのに最適です。
ちょうどいい問題数なのでほどよく集中できますので内容も理解しやすいです。
私は通勤/移動時間を活用しましたが、業務前の10分やお昼休みの10分などもおすすめです。

そして、その日空き時間で行った演習を業務後に復習します。
間違えた問題を中心に復習を行い、正解した問題でも選択肢でわからないサービスや単語があった場合も調査を行っていました。

平日はこのように演習を行い、休日にUdemyなどで65問の模擬問題を解いていました。
模擬問題をやっていく中で「これ携帯アプリでやった問題だ!」と感じるシーンは多かったですね。


  • 次に苦労した点は似たような「サービスの使い分け」の判断です。

・Amazon EC2 (Elastic Compute Cloud)
・Amazon ECS (Elastic Container Service)
・Amazon EKS (Elastic Kubernetes Service)

略称だけでみると見間違えるようなサービス名や

・Amazon S3 (Simple Storage Service)
・Amazon EBS (Elastic Block Store)

これら両方ストレージを提供するサービスですが、どういった用途で使い分けるのか?の判断になります。

対策として理解している(つもり)サービスであっても初めて勉強する感覚で解説を読むことです。
実務経験がある方でも意外と知らない機能やサービスがあるかと思います。
実際私もすでに持っていた知識と合わせて解説を読むことでより理解が深まりました。


  • 最後に「覚えることが多い」点です。

AWS CAFやAWS Well-Architected Frameworkといったフレームワークに関して暗記する必要があります。

AWS CAF (クラウド導入フレームワーク)
こちらはクラウド導入を支援するのフレームワークになります。6つのパースペクティブでグループ化されています。
・ビジネス
・人員、人材
・ガバナンス
・プラットフォーム
・セキュリティ
・オペレーション

関連文書 : AWS クラウド導入フレームワークの概要

AWS Well-Architected Framework (ベストプラクティスについて定めたフレームワーク)
こちらも同様に6つの柱から構成されているフレームワークになります。
・運用上の優秀性(オペレーショナルエクセレンス)
・セキュリティ
・信頼性
・パフォーマンス効率
・コスト最適化
・サステナビリティ

関連文書 : AWS Well-Architected Framework

簡単にですが2つのフレームワークをまとめてみました。
こちらについて暗記、意味を理解する必要があるためかなり苦労しました。
まずはそれぞれのフレームワークの役割を理解し、中身について覚えていきます。

対策として、私は書きながら暗記をしていましたがどうしても覚えられないところもあり、声に出しながら勉強していました。
そうすることで内容がよりスムーズに入っていき覚えることが出来ました。
演習を行う際は問題文にそれぞれフレームワークのワードが含まれているのでどの柱に分類されているのかなど理解した上で解く必要があります。
声に出して覚えながら内容を整理することでそれぞれのフレームワークについて理解することが出来ました。

今回は触れていませんが、AWSの責任共有モデルあたりもこういった対策をして試験に臨みました。

試験本番!

受験した感想

まず皆さんにお伝えしたいこと、それは・・・

思った以上に難しい

というところです。実際の試験は難易度が高く感じました。
正直、実務経験もあるししっかりと模擬問題も9割ほど解けていたので大丈夫だろうと少し余裕を持っていました。
本番の試験では2問ほど理解していない問題も出題されたので焦りましたね。

問題数は65問でしたので難しいとはいいつつも時間に余裕があったので何周か見直すことが出来ました。
試験会場ではメモが書けるので覚えていることを書き出して内容整理などして正答率を少しでも上がるようにしていました。

試験結果

そして試験を終えて、無事に合格することができました!
正直、試験終了ボタンを押した時は100%合格できる自信はなくギリギリなんじゃないかという不安がありました。
後日試験のスコアを見ましたがとても余裕をもっての合格と言えるような点数ではなかったですね。
試験が終わってすぐに怪しかった問題、わからなかった問題についても調査して理解を深めました。

メリット

  • 市場価値を高められる

こちらが1番のメリットだと思います。
AWSクラウドプラクティショナーは基礎を理解できますから、とても重要だと言えます。
業務中、自信を持って発言することが出来ますし、今まではイベントや会議中に何となく理解していたものがはっきりとわかるようになっていました。
以前より、高度な内容で情報を取得できますのでスキルアップにも繋がります。
また、勉強を進めていく中で自分の弱点を把握することが出来ますので、弱い部分を克服できるといったメリットもありました。

  • 上位資格に繋がる

アソシエイト、プロフェッショナル、スペシャリティの上位資格にも挑戦できます。
クラウドプラクティショナーを取得しなくても受験は可能ですが、合格者には特典がございます。
次回の認定試験受験料が50%オフになるというものです。
その他の特典もございますが今回は省略します。

注意点

おわりに

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