OpenTofu が GA に!新機能や今後の方針まとめ
はじめに
OpenTofu がGA となりましたので、ざっくりとその内容について紹介します。
そもそも OpenTofu とは
端的にいえば、Terraform の OSS Version です。
経緯としては、2023 年の 8 月ごろに、Terraform のライセンスが v1.5.5 以降から BSL に変わることが発表されました。[1] つまり、Terraform の商用利用に制限がつくようになったのです。
その影響で、Spacelift, Terragrunt など Terraform を利用したエコシステム群は Terraform v1.5.5 以降のバージョンに対応できなくなったため、新たに OSS の OpenTofu Project が発足されました。
新機能
OpenTofu 1.6.0 で実装された主な新機能は、以下の 3 つとなります。
- test 機能
- s3 state backend で指定できるオプションの拡充
- OpenTofu のための Registry
基本は Terraform 1.6.0 を追っていく形となるので、Registry 以外は Terraform と差分ないですね。他にももちろんいくつか細かい修正はあると思うんですが、今回は割愛します。
OpenTofu の今後について
最も重要で基本的な方針として、今後も Terraform との互換性を保ち、相互での Migration Paths を維持しながら開発を行なっていくとのことです。
OpenTofu 1.7 で予定しているもの
1.7 では、下記の実装を進めているとのことです。
- Client Side State encryption
- Local の State File, plan File などの暗号化
- modules, providers, backends などの Instance 化
- adding new state backends
- OSS であることを生かし、ThirdParty ツールとの連携拡充
おわりに
新しく GA したサービスの記事は読んでいて面白いですね。
v1.7 で実装が予定されている機能もどれも有用性がありそうで、楽しみです。
詳細は こちら にあるので、気になった方は読んでみてください!
参考
OpenTofu is going GA | OpenTofu
https://spacelift.io/blog/why-should-you-switch-to-opentofu
https://opentofu.org/
https://arc.net/l/quote/ktlhqmid
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