Azure Logic Appsを使って、受信メールをLINE公式アカウントに投稿する
概要
メールで受信した内容をLINE公式アカウントに投稿する方法です。
今回は、「金沢ぼうさいドットコム」の「クマ出没情報メール」の内容をLINE公式アカウントに投稿します(勝手に作ってます)。
メールの受信設定
今回は、以下の情報を使用します。登録作業を進めて、メールで受信できる環境を用意して下さい。
クマ出没情報メール
後ほど、Azure Logic Appsを使って、LINE公式アカウントに投稿するのですが、開発環境の都合上、マイクロソフトアカウントで受信可能なメールアドレスを使用して下さい。
LINE公式アカウントの準備
メールの内容を投稿する用のLINE公式アカウントを用意します。
※LINE公式アカウントの用意は、既に様々なサイトで紹介されているので今回は割愛します。
Azure Logic Appsの準備
Azure Logic Appsを使って、受信メールをLINE公式アカウントに投稿する処理を実装します。
- 全体フロー
トリガー :メール受信
アクション:HTTP POST
- トリガー:メール受信
メール受信をトリガーに、どのメールをアクションを行うかを選択します。
まずは、メールの受信設定で設定したアカウントとの接続を行います。接続が完了すると、様々な設定項目が出てくるので、それぞれの設定を行います。今回は、「金沢ぼうさいドットコム」からのメールを対象としているので、「差出人」でフィルターを掛けるようにしています。また、項目を確認する頻度を設定します。
※注意:Azure Logic Appsでは、確認する頻度でトリガーが実行されたことになる為、あまり細かい頻度にするとAzure利用料が高くなってしまいます。
- アクション:HTTP POST
HTTPのアクションを選択して、LINE Messaging APIにPOSTします。
今回は、LINE公式アカウントをフォローしているメンバーに配信する為、broadcastの配信を行います。トークは、メール本文をそのまま投稿するように設定します。
以上で設置は完了です。
まとめ
メールで受信する情報を、LINE公式アカウントのトークとして配信することで、お気軽にLINE上で欲しい情報を得られる環境が出来ました。
Azure Logic Appsは、トリガーが実行されるたびに料金が発生するので注意して下さい。また、同様な内容がPower Automateでも出来ると思うので、そちらを使用すれば良いかと思います。あとは、今回のLINE公式アカウントはフリープランを使用しているので、無料枠での配信には上限があります。自分だけがLINE上で見たいときなどは、LINE Notifyを使用することで、LINE公式アカウントの開設などは調べる必要はなくなります。
※今回の例では、「金沢ぼうさいドットコム」より配信されるメールのうち、「クマ出没情報メール」のみをLINE公式アカウントで配信されるようにしています。情報の内容としては、金沢市が配信している正式な内容になりますが、LINE公式アカウント自体は、金沢市とは一切関係ありませんので、ご注意ください。
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