縁と恩。いわゆる未経験からエンジニアを目指して、1年が経ちました。
この記事は完全なポエムです
転職してエンジニアになってやる!と勉強し始めて(スクールに入学し)1年になります。
ホリコシユウキと申します。
今は自社で開発した物流関係のSaaSを扱う企業のWEBエンジニアになって、勤務しています。
半年以上が経過しました。
今回は、いい節目なのでちょうど目指し始めた頃のことを振り返りたいなと思います。
自分が今こうしてエンジニアとして勤務できているのは、家族や彼女や某スクール関係の皆様のおかげですが、もう一人紹介したい人がいるので、一緒に書かせてください。
この記事は完全にポエムです
①その一人紹介したい友人の話を上げつつ
②当時の自分を振り返り
③今取り組んでいることや考えていることを話し
④最後にメッセージがある
という流れになっています。
それでも読んでくださる方は、よろしくお願いします。
(※本文で出てくるエンジニアは、主にWEBエンジニア、場合によってはプログラミングスクールを卒業したあとになるケースが多いインフラエンジニア、RPAエンジニア、SEなどを指します。ふわっと捉えていただけるとありがたいです。)
ここで読むのをやめた方に、最後のメッセージを結論として書いておきます。
3人くらいしかいない高校の友達の1人
まずは件の友人の話をします。そのためには、自分がエンジニア転職を考え始めた頃の話を聞いてください。
「エンジニアになろうかな…?」と思い始めた時に、私が一番最初にやったことは情報収集です。
「プログラミング」と調べてみて、さまざまなギラギラしたブログやYoutubeを目にした時に思ったことは「こんなに書かれてるほど、エンジニアになるのは楽じゃないだろう」ということでした。
ですから、自分の周りでエンジニアとして勤務されている方に、どうすればいいかを聞きまくることにしました。
ある程度時間が経ち、なんとなくエンジニアという仕事が掴めてきたタイミングで、とある高校の頃の友人(以下、M)を思い出しました。このタイミングで思い出した理由は、彼から大学生の頃に、「プログラミング関係の何か」に取り組んでいるという話を聞いていたためです。
私事ですが、高校の頃は少々尖っておりまして、勉強ができる人こそ全てみたいな思想で生きていたので、友達は非常に少なかったです。リアルで3人くらいしかいなかったのですが、Mとは1年生のころに席が近かったので、たまたま友達になりました。
※盛っています
この頃のMは、良い子ちゃんルートを通って生きてきた自分にとっては衝撃の存在で、 こんなアホな田舎ヤンキーが本当にいるんだという第一印象でした。 ただ、彼も勉強はとても頑張っていたので、3年生の頃は、クラスこそ違いましたが、一緒に受験勉強に関して話す関係性でした。振り返るに、今でも自分の人生を変えるきっかけになってくれたことが衝撃です。
めっちゃすごいやつになってて草
さて、話の時間軸を元に戻します。エンジニアに転職をしようと、情報収集をしていた時です。
ワイ「エンジニアをちょっと転職先として考えてるんだけど、
なんかプログラミング関係のことやってるって言ってなかったっけ?」
M君「某プログラミングスクールで〜〜〜〜〜〜〜(これまでの経験・長いので割愛)
とかやってるよ!」
ワイ「詳しく」
こんな会話から久々に会って話すことになりました。
飲み会で話してみて知ったのですが、Mは大学受験に失敗し、第一候補ではない学校に進学していました。
しかし、そこで外部の活動やインターン・お仕事などを本当に頑張り、驚くべきキャリアの経験を積んでいました。本記事で伝えたいこととは逸れるので細述しませんが、個人的には、彼は嘘偽りなく世界で通用するレベルのスキルを身につけていたと思います。
一方、勉強はかつてできたはずなのにボロボロの自分
その一方で、自分はというと、国立大学で4年学習し高等学校教員になったにもかかわらず、1年でその職を辞めてしまい、その後ついた仕事も続かず、まさに9ヶ月で辞めようとしているタイミングでした。
辞めた理由やそれなりの考えはありましたが、まあ数字だけを見ればダメなやつです。 自分でもそれを否めませんでした。「あれだけ勉強できたのになぜ俺はこうなったんだ?」という思いが強かったです。
それでも、なんとか現状を打破して人生を歩みたいという思いがあったので、エンジニアやプログラミングスクールという存在についてMに相談してみました。
勉強を頑張ったやつが報われる世界
これまで、大学でプログラミングなどを勉強したことはないが、今からエンジニアになろうと思っていると伝えると、大半のエンジニアの方の反応は、心配されるか(優しさですけどね)、仕事関係の方であれば冷笑するかの反応がほとんどでした。
ただ、Mはさらっと、本当にいつものような口調で
「ホリコシは勉強めっちゃ頑張れるから、成功できると思うよ。」
と言ってくれました。
高校の頃の自分を知っているとはいえ、何か止(と)めたり、変に心配することもなく、そう伝えてくれたことにとても救われました。
Mはプログラミングスクールの勧誘をもちろんするわけでもなく、これまで見てきた生徒さんの話や、自分が働く上で収集したエンジニアの業界の情報などを共有してくれました。
Mが話したこと
その時の話を少し深掘りします。
Mからは、これまでよく目にしてきたエンジニアが楽に稼げるとか、自由な時間がたくさんあるとかの話は一歳無く、自分の質問への真摯な返答と印象深かった経験のお話をしてくれました。
転職系のサイトに一時期公開されていた話なので、こちらにも記しました。
とある、年齢が高めで転職活動が難航していた生徒さんの面接の際に、わざわざ同行して、その生徒さんの魅力を伝え、最後は転職成功に至ったという内容でした。
私はMを含め、そういった人の人生に本気で関わろうとする人たちの思いを感じて、しっかりと勉強して行こうと決意しました。
ケツイで満たされた
うんめいを かえたいという つよいきもち。わたしは この ちからを… "Determination." 「ケツイ」と よぶことにした。 --Undertale
Mという縁、通うことになったスクールに繋いでくれた恩のために自分ができることは
- 最大限努力をして結果を出す
- 卒業後もMがいたこのスクールにとって良いことをする
- 自分みたいに悩んでいる人のためになる
この3つでした。本気で頑張ろうと決意したことを覚えています。
やれるかとかじゃ無くてただやる、ひたすらやりきる
「最大限努力をして結果を出す」を達成する対応するために、歴代で一番勉強していた人のことを運営部の方に聞き、参考にするという実践を行いました。学習期間や取り組み方に関してはQiitaで書いたDMMWEBCAMPに通おうと思っている人へにまとめましたが、とりあえず自分で納得できるくらいにはやり切れたと思います。
株式会社インフラトップの動画より拝借
やれるかなとかじゃなくて、本当に倒れるまでやろうと毎日ひたすら勉強していました。ここでも、スクールのメンターさんはじめ、その紹介であった先輩方や多くの方に支えて頂きました。
今取り組んでいること
就職も無事にでき、今考えていることは以下の2つです。
なんで、そんなことをしているのかをお伝えしたいのですが、先に取り組んでいることを簡単に紹介させてください。
- 卒業後もMがいたこのスクールにとって良いことをする
- 自分みたいに悩んでいる人のためになる
今は、この実戦としてこちらのスクールで卒業生のコミュニティリーダーや、教員経験などもあったため学ぶ人のメンターを例外的にさせて頂いたり(通常では卒業生から採用する可能性はほぼないとのことので、こちらも問い合わせないようお願いいたします。)、Mがいたらどんなことをしているかなと考えながら、ありがたいことにお手伝いをさせて頂いております。
二つ目の「自分みたいに悩んでいる人のためになる」ということに関しては、最近思うことがあります。
現在、私に相談してくださった方から、「未経験からエンジニアを目指します。」とか「プログラミングを勉強します。」と発信するといろんな人から、メッセージが飛んで来るなんてお話を聞いています。良い内容だったらいいのですが、中には自身のメリット"だけ"のためにエンジニアやプログラミングとは関係ない方に誘導するケースが事実として存在しています。
エンジニアを目指す方に、何かそういうアプローチを取ろうとする人は、自分も含めそれぞれの正義を持っていると思います。何が正解かはわかりませんが、一つ間違いなく言えることは
情報の受け手は、業界を知らないので当然、それが正しいかどうか判断するスキルが乏しい
ということです。
ですから、自分は目指す人がいてもほとんどアプローチすることはありませんが、相談してくださった方には必ず他の方の話も聞くように、何か提案する場合も、例外はありますが 「この資料は他のエンジニアの人に全部見せて相談していい」 と伝えています。
未経験から学習して1年経った程度で、プログラミングスクールや個人メンターとして教えていることに少し葛藤がないわけではありません。ただ、自分はそこに「責任感」をもち、あの日からMが自分にしてくれたように、その人の人生がよりよくなるために頑張ろうとする強い意志を持って関わっています。ですから、折り合いをつけて、自らも勉強し、そのような活動をさせて頂いています。
長くこちらの業界にいらっしゃる先輩方にはご迷惑をおかけすることもありますが、自分の決めた道として頑張っていきたい所存です。
縁を大切に、恩を返す
このようなことをしているのは、タイトルにある通り「縁と恩」が大切だと思っているからです。
この業界は入ってみて、目指してみて思ったのですが非常に横のつながりが強いです。コミュニティでの勉強会や、無償の情報提供、OSSという公開されたものを皆でより良くしていこうという姿勢、そして多くのリファラル採用...沢山のつながり、つまり、縁を見てきました。
この業界に限ったことではないですが、自分もこれまで支えてくださった関係者の皆様の恩を、その方々に返すだけではなく、これからエンジニアを目指す人や、既にいらっしゃる方々にお返しできればと思っています。
最後に、これからエンジニアを目指す人へ
何を指標に情報を判断すればいいか難しいですよね。いつもだったら、エンジニアの人にちゃんと話を聞いてねというのですが、今回は抽象的なアドバイスを僭越ながらさせていただきます。
参考にすべき情報は 「あなたを大人数のうちの一人として捉えず、親身に人生のことを考えてくれる人」 の話だと思います。 私にとってのMがそうであったように、最後の最後は一対一であなたに関わってくれる人を信じた方が良いと思います。
そして、人生を賭けた大きな転職をするなら、人の縁、そして恩を大切にして欲しいです。
自分は、Qiitaの方にも書いてますが教員を辞めたり、前職を辞めたりする上で決して良い辞め方だったとは言えません。当時の自分の心境を考えると仕方なかったとはいえ、今でも反省しています。
だからこそ、こういう業界に入って少し落ち着けた今、改めて縁と恩を大切にしたいと思うのです。
目指す人にも、大切にしてほしいと思っています。
何か不安なことや困っていることがあれば、一意見として私も話すことはできるので、いつでもご連絡ください。
何も誘導しませんし、押し付けませんし、自分が所属しているスクールに紹介で入っても、一切自分には金銭的なメリットはないので、フェアにお話しします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
Discussion