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Logicoolのマウスのソフトウェア(Logi Options)の反応が悪いので対処する

2022/10/09に公開

背景

Logicoolのマウスでは、Logi Optionsのソフトウェアを利用し、キーにショートカットを割り当てたりといったカスタマイズが可能です。しかし、このソフトウェアと私のmacの相性が悪いせいか、レスポンスが遅くなり、ボタンを押して数秒経たないと反応しない、といったことがままありました。
この課題には、logicoolのマウスがmacOS Montereyでちゃんと動かないのをなんとかするを拝見し、LOGI OPTIONS Daemonのプロセスを kill すれば良いことがわかりました。
1日に1度以上発生する作業であるため、手作業ではなく、自動化することを目標とします。

※私が利用するMX Ergoのマウスは、Logi Optionsのみに対応し、新しいソフトウェアであるLogi Options+には対応していません

前提

macOSのソフトウェアのバージョンはこちら

$ sw_vers
ProductName:	macOS
ProductVersion:	12.6
BuildVersion:	21G115

LOGI OPTIONS Daemon プロセス削除のコマンド

まず、 ps aux | 'LogiMgrDaemon --launchd' で出力されるプロセスIDがActivity MonitorのPID(下記の395)と一致することを確認しました。

その上で、LOGI OPTIONS Daemon のプロセスを削除するコマンドはこちらです。

ps aux | grep 'LogiMgrDaemon --launchd' | grep -v grep | awk '{print $2}' | xargs kill -9

ポイントは、grep の -v オプションをつけることで自身のコマンドを除いている点ですね。

Crontabの登録

macOSでのジョブの自動実行には、Crontabが有用です。
エディタにvimを指定し、crontabの登録をします。Vim以外のエディタの場合、環境変数の設定が必要で面倒そうだったので、Vimを指定しておきます。

まずは、登録から。

$EDITOR=vim crontab -e

次に下記のジョブを定義します。
1時間に1度実行されるように定義しましたが、この実行タイミングはお任せです。

0 */1 * * * ps aux | grep 'LogiMgrDaemon --launchd' | grep -v grep | awk '{print $2}' | xargs kill -9

最後に、下記のコマンドで、登録が確認できれば完了です。

$ crontab -l
0 */1 * * * ps aux | grep 'LogiMgrDaemon --launchd' | grep -v grep | awk '{print $2}' | xargs kill -9

ハマった点

macOSでは、下記のようなメッセージが表示され、登録できないことがあります。

$ crontab -e
crontab: no crontab for y-a-watanabe - using an empty one
crontab: no changes made to crontab

対処としては、こちらの手順が詳しいです。

In Terminal: crontab -e.
Press i to go into vim's insert mode.
Type your cron job, for example:

30 * * * * /usr/bin/curl --silent --compressed http://example.com/crawlink.php
Press Esc to exit vim's insert mode.

Type ZZ to exit vim (must be capital letters).
You should see the following message: crontab: installing new crontab. You can verify the crontab file by using crontab -l.

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