Logicoolのマウスのソフトウェア(Logi Options)の反応が悪いので対処する
背景
Logicoolのマウスでは、Logi Optionsのソフトウェアを利用し、キーにショートカットを割り当てたりといったカスタマイズが可能です。しかし、このソフトウェアと私のmacの相性が悪いせいか、レスポンスが遅くなり、ボタンを押して数秒経たないと反応しない、といったことがままありました。
この課題には、logicoolのマウスがmacOS Montereyでちゃんと動かないのをなんとかするを拝見し、LOGI OPTIONS Daemon
のプロセスを kill すれば良いことがわかりました。
1日に1度以上発生する作業であるため、手作業ではなく、自動化することを目標とします。
※私が利用するMX Ergoのマウスは、Logi Optionsのみに対応し、新しいソフトウェアであるLogi Options+には対応していません
前提
macOSのソフトウェアのバージョンはこちら
$ sw_vers
ProductName: macOS
ProductVersion: 12.6
BuildVersion: 21G115
LOGI OPTIONS Daemon
プロセス削除のコマンド
まず、 ps aux | 'LogiMgrDaemon --launchd'
で出力されるプロセスIDがActivity MonitorのPID(下記の395
)と一致することを確認しました。
その上で、LOGI OPTIONS Daemon
のプロセスを削除するコマンドはこちらです。
ps aux | grep 'LogiMgrDaemon --launchd' | grep -v grep | awk '{print $2}' | xargs kill -9
ポイントは、grep の -v オプションをつけることで自身のコマンドを除いている点ですね。
Crontabの登録
macOSでのジョブの自動実行には、Crontabが有用です。
エディタにvimを指定し、crontabの登録をします。Vim以外のエディタの場合、環境変数の設定が必要で面倒そうだったので、Vimを指定しておきます。
まずは、登録から。
$EDITOR=vim crontab -e
次に下記のジョブを定義します。
1時間に1度実行されるように定義しましたが、この実行タイミングはお任せです。
0 */1 * * * ps aux | grep 'LogiMgrDaemon --launchd' | grep -v grep | awk '{print $2}' | xargs kill -9
最後に、下記のコマンドで、登録が確認できれば完了です。
$ crontab -l
0 */1 * * * ps aux | grep 'LogiMgrDaemon --launchd' | grep -v grep | awk '{print $2}' | xargs kill -9
ハマった点
macOSでは、下記のようなメッセージが表示され、登録できないことがあります。
$ crontab -e
crontab: no crontab for y-a-watanabe - using an empty one
crontab: no changes made to crontab
対処としては、こちらの手順が詳しいです。
In Terminal: crontab -e.
Press i to go into vim's insert mode.
Type your cron job, for example:30 * * * * /usr/bin/curl --silent --compressed http://example.com/crawlink.php
Press Esc to exit vim's insert mode.Type ZZ to exit vim (must be capital letters).
You should see the following message: crontab: installing new crontab. You can verify the crontab file by using crontab -l.
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