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Mac LibreOfficeでVBAのマクロを実行する

2023/06/04に公開

はじめに

知人がVBAの学習をしており、私もサポートのためにVBAを学習しています。
しかし私の所有PCはMacであり、かつOfficeもインストールされていません。Officeを購入するのはハードルが高いため、無料のLibreOfficeで代用してみます。

動作確認環境

  • macOS: Ventura 13.3.1
  • LibreOffice: Version 7.5.1.2

マクロを実行する

1. マクロの編集画面を開く

まず、マクロの編集画面を開きます。

ツールバーの ToolsMacrosEdit Macros...選択すると、マクロ用のダイアローグが開きます。

2. モジュールを追加する

次に、モジュールを追加します。マクロ用のダイアローグのツールバーの歯車マークの Modules を選択します。

モジュールの追加する場所はどこでもよいですが、とりあえず Standard を選択し、 New を押して、 標準モジュールを追加します。

モジュールが表示されたら成功です。

3. プロシージャを定義する

モジュールの追加と同時に、 Main プロシージャが追加されています。

Main プロシージャの内容はこちら。

REM  *****  BASIC  *****

Sub Main
	MsgBox "Hello World!"
End Sub

この Main プロシージャからVBAの関数 MsgBox を呼び出してみます。

まず、VBAの関数を呼び出すための宣言をします。

Option VBASupport 1 をモジュールに定義します。

REM  *****  BASIC  *****
+ Option VBASupport 1

Sub Main
	MsgBox "Hello World!"
End Sub

Option VBASupport 1 についてのドキュメントはこちら
https://help.libreoffice.org/latest/lo/text/sbasic/shared/03103350.html

4. マクロを実行する

マクロの実行はマクロ用のダイアローグのツールバーの Run をクリックします。

先程定義した Main プロシージャを選択し、メッセージダイアログに、 Hello World が表示されたら成功です。

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