Webサイトが表示されるまでの仕組み
Webサイトの表示に必要な要素
IPアドレス
IPアドレスとは、インターネットなどのIPネットワークに接続する端末や機器に割り当てられる識別番号です。接続中の端末や機器の1台1台に一意の値が割り当てられます。
IPアドレスは、インターネット上の住所と言い換えることもできます。クライアント端末から住所を指定して特定の送信先に要求したいデータを送ることができ、自身もその住所を所有していることで、要求したデータを送り返してもらうことができるのです。
ドメイン
インターネットではIPアドレスによりデータの送受信先を指定しますが、数値だけで表現されるIPアドレスは人間にとって扱いにくいものです。そのため、IPアドレスに紐づく名前として、人が認識したり覚えやすかったりするアルファベット表記の「ドメイン」が作られ、IPアドレスと併用されています。
なお、ドメインはIPアドレスと同様、インターネット上に1つと決められていて、ほかに同じ名前は存在しません。
Webブラウザ
Webブラウザとは、インターネット上に開設されたWebページを閲覧するためのアプリケーションです。WebブラウザはWebサーバーにあるファイルデータを指定されたレイアウトで表示します。ブラウザによって機能はさまざまで、第三者が開発したプラグインや拡張機能を追加して利用することもできます。
Webサーバー
Webサーバーとは、WebサーバーソフトとWebサイトの構成ファイルを格納している通信機器のことです。Webサーバーはインターネットに接続されており、ネットワークを通じてアクセスしてきた端末にデータや機能を提供します。
DNS
DNS(Domain Name System)は、ドメインとそれに対応するIPアドレスの管理をするシステムのことです。WebサイトのドメインをDNSシステムに照会し、アクセス先のIPアドレスを参照します。
Webサイトがブラウザに表示されるまでの流れ
1.URLに含まれるドメインからDNSサーバーにWebサーバーのIPアドレスを問合せ
2.アクセス先のIPアドレスの送信
3.Webサーバーにアクセスしてページデータを要求
4.Webページの転送と表示
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