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Mac mini 2010を完全初期化してmacOS Sierraを再インストールした手順（M4 MacBook Air使用）

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Mac mini 2010を初期化してmacOS Sierraを再インストールした手順（M4 MacBook Air使用）

はじめに

売却予定のMac mini 2010を完全に初期化する必要があり、USB起動ディスクを作成してmacOS Sierraを再インストールしました。

作業にあたっては、こちらの記事を参考にさせていただきました：
https://note.com/nacomugi/n/n3c96ff425f70

この記事のおかげで、数日悩んでいたOS再インストールに成功しました。感謝です。

環境

  • 初期化対象: Mac mini 2010（元のOS: El Capitan）
  • 作業用Mac: M4 MacBook Air（Apple Silicon）
  • USBメモリ: 16GB
  • インストールOS: macOS Sierra 10.12.6

必要なもの

  • USBメモリ（12GB以上推奨）
  • 別のMac（USB起動ディスク作成用）
  • インターネット接続

手順

1. USBメモリのクリーンアップ

M4 MacBook Airで作業します。

  1. USBメモリをMacに接続
  2. アプリケーション > ユーティリティ > ディスクユーティリティを起動
  3. 外部デバイスからUSBメモリを選択
  4. 「消去」をクリック
    • 名前: MyVolume
    • フォーマット: Mac OS 拡張(ジャーナリング)
  5. 消去を実行

2. MISTでインストーラをダウンロード

MISTを使ってmacOS Sierraのインストーラをダウンロードします。

  1. MISTをダウンロードして起動
  2. macOS Sierra 10.12.6 を選択してダウンロード
  3. ダウンロードしたインストーラを/Applicationsフォルダに配置

ファイル名を確認：

ls /Applications/ | grep "macOS Sierra"

出力例：

Install macOS Sierra 10.12.6_16G29.app

3. Xcodeコマンドラインツールの確認

M4 MacBook Air（Apple Silicon）で古いOSのインストーラを作成する際に必要です。

xcode-select --install

既にインストール済みの場合は以下のようなメッセージが表示されます：

xcode-select: note: Command line tools are already installed.

この場合はそのまま次に進んでOKです。

4. コード署名の修正

Apple Silicon Macで古いインストーラを使うために必要な手順です。

cd /Applications/Install\ macOS\ Sierra\ 10.12.6_16G29.app/Contents/Resources/
codesign -s - -f createinstallmedia

出力：

createinstallmedia: replacing existing signature

5. バージョン情報の修正

エラー回避のための修正を行います。

sudo plutil -replace CFBundleShortVersionString -string "12.6.03" /Applications/Install\ macOS\ Sierra\ 10.12.6_16G29.app/Contents/Info.plist

パスワードを入力してEnter。エラーが出なければ成功です。

6. USB起動ディスクの作成

いよいよUSB起動ディスクを作成します。数分〜10分程度かかります。

sudo /Applications/Install\ macOS\ Sierra\ 10.12.6_16G29.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --applicationpath /Applications/Install\ macOS\ Sierra\ 10.12.6_16G29.app

確認メッセージが表示されたらYを入力してEnter。

進行状況：

Ready to start.
To continue we need to erase the disk at /Volumes/MyVolume.
If you wish to continue type (Y) then press return: Y
Erasing Disk: 0%... 10%... 20%... 30%...100%...
Copying installer files to disk...
Copy complete.
Making disk bootable...
Copying boot files...
Copy complete.
Done.

7. Mac mini 2010での初期化とインストール

ここからはMac mini 2010での作業です。

7-1. USBから起動

  1. USBメモリをMac mini 2010に接続
  2. Mac miniの電源を入れ、すぐにOptionキーを長押し
  3. 起動ディスク選択画面が表示される
  4. Wi-Fiに接続（左下の「ネットワークを選択...」）
  5. 右側の「Install macOS Sierra」（オレンジ色のUSBアイコン）を選択

7-2. ディスクの消去

  1. macOSユーティリティ画面で「ディスクユーティリティ」を選択
  2. 左側のサイドバーで内蔵ディスク（一番上の階層）を選択
  3. 上部の「消去」ボタンをクリック
    • 名前: Macintosh HD
    • フォーマット: Mac OS 拡張(ジャーナリング)
  4. 消去を実行
  5. 完了したらディスクユーティリティを閉じる

7-3. macOSの再インストール

  1. macOSユーティリティ画面に戻る
  2. 「macOSをインストール」を選択
  3. 画面の指示に従ってインストールを進める
  4. インストール先ディスクとして「Macintosh HD」を選択
  5. インストール完了まで待つ（30分〜1時間程度）




まとめ

Mac mini 2010の完全初期化とmacOS Sierraの再インストールを、M4 MacBook Airを使って行いました。

参考にしたnoteの記事のおかげで、試行錯誤することなくスムーズに作業を完了できました。古いMacの初期化で困っている方の参考になれば幸いです。

ポイント

  • MISTでSierraをダウンロードすれば確実
  • M4 MacBook Air（Apple Silicon）でも同じ手順で成功
  • コマンドは記事からコピペでOK
  • 作業時間は準備含めて1〜2時間程度

参考

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