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Eagleで公開されているフットプリントを元にパーツを作成する

2025/03/12に公開

1. 概要

Seeduino Nanoを載せるための基板を作りたくて、パーツを探したけど見つけられなかった。
ただSeeduino Nano自体のEagleファイル(.brd .sch)は以下のサイトに公開されているのでそれをベースにパーツを作成したのでそのやり方のメモ。

https://wiki.seeedstudio.com/Seeeduino-Nano/#resources

2. 環境

  • Mac MacBook Pro 16-inch 2019
  • macOS Ventura 13.6.3
  • Autodesk Eagle Version 9.6.2

3. 方法

3.1 うまくいかなかった方法

Seeduino Nanoのbrdファイルを開いて全選択して、新しく作ったライブラリのfootprint画面でペーストしようとしたが、Skipped unsuitable objects というメッセージが出て一部しかコピーできなかった。

3.2 やり方がないか調べてみた

同じようなことで悩んでいるArduino Forumの書き込みを発見。
https://forum.arduino.cc/t/eagle-copying-from-a-board-to-a-package/171247

返事には make-group2pac.ulpを使えとあったので、試してみた。

3.3 うまくいった方法

  1. コピー元のbrdファイルを開き、全選択する。

  2. File - Run ULPを選択

  3. make-group2pacを選択(Browseボタンの横の検索窓で検索すると早い)しOKを押す

  4. ダイアログが立ち上がるので1~2行目のライブラリ名とフットプリント名を編集してRun Scriptを押す

↓test.lbrというライブラリのSEEEDUINO_NANOというフットプリントにコピーしたい場合

  1. ひたすらOKを押す
    ひたすら怒られるので、無心でOKを押す。押すたびにフットプリントがコピーされていく。

  2. Saveすればフットプリントのコピーは完成

追記:その後やったこと

必要なのは外形とパッドの位置くらいなのでそれ以外は削除した
外形は20 Dimensionレイヤーから21 tPlaceレイヤーに変更した
44 Drillや45 Hollのレイヤにあるものも削除した。

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