好きな色と配色のレパートリー
好きな色のレパートリー
よく 「原色は使うな」 というのを聞きますが、じゃあ赤を使いたいときどうすれば...?という話になります。
そんなときに「原色の赤からこんな感じでずらした色がいい感じになりがち」という レパートリー(手癖) があると、パッと無難な色選びができると感じていたり。
そんなレパートリーを雑に書き殴りました。
この記事では色光の三原色(赤/緑/青)+色料の三原色(シアン/マゼンタ/イエロー)
を原色と呼ぶことにします。
そして、こちらは 個人の好みと手癖の紹介記事 になっています。
デザインの正解的なものでは断じてなく、そのときどきのデザイン意図によっても全く異なります(原色も絶対悪ではない)。
あくまで自分の好みにおける一例として挙げました。
赤
基本的にはオレンジ寄りにするか、明度を上げる(白寄りにする)かしたい。
ビビッドな感じにするなら紫側に寄せるのもあり。
- #ff4321: オレンジ寄りで明度やや上げ。赤を使いたいときは基本こんな感じの色を使いがち
- #ff003e: 紫側に寄せたビビッドな色。強烈な印象を与えたい時に使うのを検討する
- #ff5353: ただ明度を上げた色。柔らかい感じの赤(ピンクに近い)なのでオシャレ系デザインに使いやすい
黄
原色は眩しすぎるので、基本オレンジ寄りにする。(明度を落とすと黄土色とか汚めの色になる)
緑側に寄せると結構緑になってしまうので、黄色として使いたいならオレンジ側に寄せる。
- #ffcc00: 一番好き。白でも黒でも合わせられるし、どんな色でも大体合う。茶色ベースのデザインでアクセントに使いがち
- #fff297: 白に近づけて、若干彩度を低く&オレンジ寄りにした色。背景色や、暗い背景での文字色に使いやすい
- #ffed00: 本当に若干オレンジに寄せただけの色。Gの値をff→ed(255→237)にするだけでだいぶ見やすくなる
緑
個人的にはあまり緑は好みではないけど、その中では黄色に寄せた色が好き。
緑は色相の範囲が広いこともあり、基本黄色側か青側に大きく寄せがち。暗い色も結構きれい。
- #9eed20: 緑系で一番好きな色。だいぶ黄色側に寄せてる
- #4dff7f: 青側に寄せた色。使い所が難しいけど爽やかな印象
- #52a32b: 黄色に寄せた上で暗くした色。和っぽい印象
シアン
原色だと眩しいので、どうにかして眩しさを軽減する。
とはいえ原色6色の中では一番そのままに近い色で使いやすい。
- #60f5d9: 最近気に入っている色。エモい雰囲気の青空で使いがち
- #00ccff: 原色から少し青側に寄せただけの色。白との組み合わせが映える
- #73ecef: 薄めの水色。少しだけ青側に寄せてるので、原色よりもだいぶ見やすい
青
原色だと暗めなようで結構チカチカするので、彩度を落としたい。
だいぶ暗くしても使い勝手の良い綺麗な色になる。
- #343464: 黒に近い青。明度も彩度も下げたので落ち着いた色で、背景色とかにも使いやすい
- #2354d0: 彩度を下げて若干シアン寄りにした色。原色に似ているがより使いやすくなった青
- #7097ff: 明るめの青。やさしい色
マゼンタ
原色はTHE・使いにくい色。シェーダーエラーかと思っちゃう。
ピンクが使いたいなら、極端に赤に寄せるのが吉。
- #ff005b: ビビッドさはそのままに、だいぶ赤に寄せた色。シアンと組み合わせて色収差表現などサイバーな感じで使いがち
- #ff7497: 「ピンク」を使いたいときはこういう色を使いがち。かなり赤に寄せて明るくした色
- #edbeff: せっかくなので紫側に寄せた色も。使いどころ難しそう
好きな配色のレパートリー
配色も同じで、「この配色使いやすい〜」というレパートリー(手癖)があると、困った時に助かります。
黄色×茶色
よく使う。同系色なのでよく合う。
実際には茶色が大部分を占めていて、アクセント的に一部黄色にすることがほとんど。
明るい茶色×暗い茶色
同じく茶色系で、アクセントとしてではなく全体的に満遍なく使う場合は、より似た色を組み合わせる。
薄めの黄色×暗い青
黄色と青の配色もよく使う。特に黄色を薄くするか、青を暗くするか、その両方が多い。
明るい茶色×オレンジ寄りの赤
ポップだけど優しい感じの印象。
水色×赤(ピンク)
最近のお気に入りで、かつ最近特によく見る気がする(意識の問題?)の配色。
両方鮮やかな色なので、間に白を挟んでおくのがベター。
「リコリス・リコイル」とか、「組長娘と世話係」のロゴで使われているような配色。
さいごに
色々タスクが落ち着いて雑に記事を書きたい気持ちになったので、完全に自己満で書き殴りました。
明日はやまだたいしさんの記事です!
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