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Natural Earth配布ファイルの注意事項

2021/02/09に公開

Natural Earthは地図データをオープンライセンスで配布しているサイトで、オープンライセンスなため、よく利用されています。彼らが配布する三種類の縮尺のうち、縮尺が小さい2つ(1:110m、1:50m)、Cultural Mapデータについての注意事項です。

※2021-02-08取得ファイルをもとに調査。

シンガポールやブルネイといった「小国」が別ファイルとなっていて、領域(ジオメトリー)としては描かれていない。正確にはマルチポリゴンで描かれず、ポイントとして描かれています。

これは経験則ですが、Natural Earth配布データを自ら加工する人はあまりおらず、第三者がGeoJsonなどに変換したファイルを確認せずにそのまま使うというユースケースがかなり多そうです。その際、

  • 通常と「小国」が別ファイルとしてNaturalEarthから提供されている
  • 「小国」はポイントとして描かれている
  • GeoJson化する際これらのファイルを結合せずに出力すると「小国」が欠落する
  • たとえ結合したとしても「小国」はポイントとして描かれる

といったことが起きてそうです。その結果としてテーマデータ側にシンガポールなどの「小国」が含まれていても、地図とキーマッチせずに描画されない、という事故も起きていると思います。

1:10mのみ上記の問題なし。ただ北方領土や竹島があいかわらず外国領土になっているけども。

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