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Windowsでの開発環境構築

2023/04/03に公開

About

これまでWSL2で開発を行ってきたが,ふとWindowsネイティブ環境にもある程度の環境を整えたいと思い立って環境構築することにした.

やったこと

  • PowerShell関連の設定
  • gccコンパイラのインストール(MinGW)
  • git for Windowsのインストール
  • node.jsのインストール
  • GitHubからZennへのデプロイ
  • Rustのインストール

おまけ

  • $PROFILEの場所を$HOME\OneDrive\ドキュメント\PowerShell\から$HOME\Documents\PowerShell\に変更

PowerShell関連の設定

事前にNerd-Font対応のフォントを入れておく必要がある.

私はHackGen Console NFJを常用している.

Oh-My-Poshインストール

wingetを用いてインストールした.

powershell
$ winget install oh-my-posh

次に,powershellのプロファイル$PROFILE(bashの.profileみたいなもの?)に,起動時oh-my-poshを読み込むよう記述する.

powershell
$ code $PROFILE
# code は vscode のこと.任意のエディタに置き換え可能.

はじめて上記コマンドを実行すると,新しく規定の場所(マイドキュメントのフォルダ.Windows11では$HOME\OneDrive\ドキュメント\PowerShell\)にMicrosoft.Powershell_profile.ps1というファイルが生成されるので,ここに以下を書き込む.

Microsoft.Powershell_profile.ps1
oh-my-posh init pwsh --config "$env:POSH_THEMES_PATH\hoge.omp.json" | Invoke-Expression

ただし,hogeの部分はテーマの名前を入れる.
テーマは$env:POSH_THEMES_PATH\下にいっぱい入ってる.)詳細は公式ドキュメント参照.)

最後に,$PROFILEを読み込む.

powershell
$ . $PROFILE

[参考]
Windows | Oh My Posh
Windows ターミナルのカスタムプロンプトのセットアップ | Microsoft Learn

Terminal-Iconsのインストール

powershell
$ Install-Module -Name Terminal-Icons -Repository PSGallery

[参考]
devblackops/Terminal-Icons: A PowerShell module to show file and folder icons in the terminal

$PROFILEに,Terminal-Iconsを読み込むよう追記する.

powershell
$ code $PROFILE
Microsoft.Powershell_profile.ps1
Import-Module -Name Terminal-Icons

保存して読み込む.

powershell
$ . $PROFILE

gccコンパイラのインストール(MinGW)

以下の記事にしたがってインストールした.
C言語 | MinGW-w64のダウンロードとインストール

git for Windowsのインストール

Git for Windowsホームページからインストーラをダウンロードしてインストールする.

ただし,今回はSSHクライアントとしてWindows標準のもの(C:\Windows\System32\OpenSSH\ssh.exe)を使いたかったので,ウィザードで「Choosing the SSH executable」の項目を「Use external OpenSSH」に設定した.($env:pathにパスが通っていることを確認しておく)

また,デフォルトのブランチ名をmainに変更するため,「Adjusting the name of the initial branch in new repositories」の項目で「Override ...」にチェックを入れた.

[参考]
WindowsにGitをインストールする手順
【Windows】Gitの環境構築をしよう!

node.jsのインストール

Zenn CLI をインストールするのに必要だし,どうせ後でやるのでインストールした.

WSL上ではnode.jsを直接インストールしていたが,Windowsにはバージョンマネージャnvmを用いてインストールすることにした.

nvmのインストーラでインストールすると,(たぶん)Pathが自動的にいい感じに設定される.

powershell
$ nvm version
# インストールしたバージョンが表示されればOK
$ nvm list available
# 利用可能なnodejsのバージョン一覧が表示される
# 今回はLTSバージョンのうち最新のもの(執筆時点で18.15.0)を選択した
$ nvm install 18.15.0
$ nvm list
# 上記コマンドでインストールしたnodejsのバージョンが表示されていればOK
# nvm use コマンドでたった今インストールしたバージョンに切り替え
$ nvm use 18.15.0

[参考]
nvm-windowsでNode.jsバージョン管理 - Qiita
Releases - coreybutler/nvm-windows

GitHubからZennへのデプロイ

[参考]
GitHubリポジトリでZennのコンテンツを管理する

Rustのインストール

Rust公式ページからRustupのインストーラをダウンロードして実行.

RustはデフォルトではC++ Build Toolsを必要とするので,これがない場合は次のように聞かれる.

Rust Visual C++ prerequisites

Rust requires a linker and Windows API libraries but they don't seem to be
available.

These components can be acquired through a Visual Studio installer.

1) Quick install via the Visual Studio Community installer
   (free for individuals, academic uses, and open source).

2) Manually install the prerequisites
   (for enterprise and advanced users).

3) Don't install the prerequisites
   (if you're targetting the GNU ABI).

>

しかし,先にMinGWでC/C++コンパイラをインストールしているので,そっちを使いたい.

よってここでは3)を選択し,次に聞かれるinstall optionsでdefault host triplex86_64-pc-windows-gnuに変更する.
他の設定はそのままにしてProceed with installationすると,インストールが開始される.

おまけ: $PROFILEの場所を変更

Windows11 デフォルトでは,マイドキュメントの場所が$HOME\OneDrive\ドキュメントになっている.

そして,$PROFILEはデフォルトでマイドキュメントの場所に配置されるので,強制的にOneDrive配下におかれて鬱陶しい.

まず,OneDriveの設定から「重要なPCフォルダーをOneDriveにバックアップする」という項目の「バックアップを管理」をクリックし,「ドキュメント」のトグルをオフにする.

次に,エクスプローラー上でOneDrive配下のドキュメントフォルダを右クリックして,「プロパティ」〉「場所」を選択.「標準に戻す」をクリックして適用をクリックする.

PCを再起動したのち,Powershellを起動し,

powershell
$ $PROFILE

とすると,C:\Users\ユーザ名\Documents\PowerShell\Microsoft.PowerShell_profile.ps1と返ってくるはずである.

ただし,PowerShell\Microsoft.PowerShell_profile.ps1がまだOneDrive\ドキュメントに残っている場合は,PowerShell\をフォルダごとC:\Users\ユーザ名\Documents\に移動する.

GitHubで編集を提案

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