【iOS/Android】意外と見落としやすいアプリ開発の罠
はじめに
作ったアプリに対して色々テストしていると、「これって意外と見落としがちだし、気をつけないと痛い目に遭うのでは…?」なんて思うことがあったのですが、調べてもあまり見かけなかったので書いてみました。
という訳で、アプリ開発で是非確認して欲しいポイントを備忘録がてら共有したいと思います。
ちょうど今モバイルアプリ開発している人でもそうじゃない人でも何かの参考になれば嬉しいです!
対象読者
- モバイルアプリ開発者の方
- テスターの方
- タイトルに釣られた方
アプリ開発の見落としポイント
結論を言うと、「ユーザビリティ的な観点が狭くなってませんか?」「コーディング&アプリの仕様や動作に夢中になりすぎてませんか?」 ということを伝えたいです。
具体的には、以下の2つをチェックしてみて欲しいです。
1.アプリサイズ
私は過去にAndroidのアプリを個人制作したことがあるのですが、「よーしできた!」と思って友達に自慢したら、「そのアプリ、どれくらい容量食うの?」と言われ、ギクっとなったことがあります。(お目が鋭い…)
実際その通りで、ユーザー視点で見たらアプリサイズが軽ければ軽いほどいいものと評価されやすいです。
あなたも「あのソシャゲとても面白いけど、インストールするだけで数十ギガも使うからストレージが圧迫される…」なんて経験したことありませんか?
サービスとしての質がどんなに良くても、アプリサイズが原因で不満を感じるユーザーも少なからずいます。
勿論100%改善しろとは言いませんが、可能ならばアプリサイズを減らしたいですよね。
なので、アプリを一通り作ったらでいいので、一度アプリサイズを確認して妥当なサイズかどうかを見るようにしましょう。
また、アプリ本体のサイズだけでなく、ローカルストレージのサイズも是非見直してみてください。
iOSであればUserDefault
、AndroidであればSharedPreferences
にちょっとしたデータを保存している場合です。
確認ポイントとしては、
- 不要なデータを削除せず無駄に保持し続けていないか
- ループ等が原因で想定より大きいデータを格納していないか
等は確認できそうです。
これらもアプリインストールしてすぐの状態だけでなく、少し触った後や一定の処理を繰り返した後など様々なパターンで確認しましょう。
もしアプリサイズ関連の状態をテストするのであれば、結合テストや総合テストで確認するのが良さそうです。
2.データ通信量
アプリ内でAPIなどのデータ通信が発生する処理を入れた場合はアプリの通信量も気にしてみましょう。
もしかしたら、想定してた量より多くの通信量がかかってるかもしれません。
通信量をテストするのであれば、アプリサイズと同じく結合テストや総合テストで確認するのが良いと思います。
Android Studioであれば、Network Inspectorを使えば通信量をリアルタイムで確認できます。
また、コーディングの観点で見た時に、通信に関する実装をする際は以下の点に気をつけています。
通信先やリクエストは定数で決めているか
- 意図しないアクセスを防ぐ為
- リクエスト先が変更になった時に修正箇所を一箇所にする為
通信のリトライは必要か
- 端末の回線がオフなどで通信に失敗した場合にもリトライするのは無駄な処理な為
- 通信に失敗した場合は、無理にリトライせずエラーと割り切って実装することもできる為
- 機械的なリトライだけでなく、ユーザー操作でリトライする実装も考慮できる
まとめ
個人的にアプリ開発していると見落としがちなポイントをまとめてみました。
この記事がきっかけで何か新しい発見があれば幸いです。
「そんなの普段から意識してるけど!?」って方、めちゃくちゃ優秀です。
もし見落としていると、多分公開した時にストアレビューで辛口コメントを貰います。(だから何だって感じですが…こういった要因による辛口コメントは高頻度で出没してる気がします。)
普段コーディングをたくさんやっているとよく見逃しがちだったので、テストする際やリリース前など是非考えてみてはいかがでしょうか?
また、アプリ開発をしていると「こんなところも見逃しがちだよね!」ってポイントがあれば教えていただけると嬉しいです!
Discussion