【今更感】Ubuntuのインストール方法 #仮想環境編
春から高専生のみなさん御機嫌よう、ビデカメです。
Linuxを入れろって記事は見てくれたでしょうか。
あれは結構真面目に書こうとしたらんですが、無理でした。
私にそんな文才ありません。
さて、あの記事が結構中身スカスカになってしまったのには理由がありまして
流石にLinuxのインストール方法から何からすべて詰め込むと量が多くなる
って思って、とりあえずLinux入れとけって主張を全面に出したそれ以外の情報がすっぽ抜けて結果中身がスッカスカになりました。
ということで、今回は初心者向けLinuxディストリビューションの代表格であるUbuntuのインストール方法を解説していきたいと思います。
Ubuntuって何?
Ubuntuとは、イギリスのCanonical社が作っているLinuxディストリビューションの1つで、「誰にでも使いやすい最新かつ安定したOS」を基本理念として設計されており、UIやソフトのインストールシステム等がかなり使いやすく作られています。
初心者向けに色んな部分を簡略化した分、簡単なトラブルも表向き何が起こっているのか分かりづらいという欠点はありますが、それでもその知名度と使いやすさから一定の評価を得ているLinuxディストリビューションです。
要は初心者向けLinuxですね。
早速インストール方法解説
ということで、早速インストール方法を解説していきます。
今回は仮想環境編なので、仮想環境の準備、OSのインストールデータダウンロード、OSのインストール、各種ドライバのインストール
という感じで進めていきます。
必要なもの
- 何かしらのOSが入っているパソコン
- そこそこ(少なくとも25GBぐらい)の空き容量
- インターネット回線
仮想環境の準備
仮想化ソフトにもいろいろありますが、今回は無料で利用できるVirtualBoxを使っていきます。
VirtualBoxは以下からダウンロードできます。
https://www.virtualbox.org/
使用している環境に合ったものをダウンロード・インストールしてください。
Windowsの場合はインストーラーを起動してNextをクリックしていけばインストールできます。
また、ダウンロードページのちょっと下にあるExtension Packもダウンロードしておきましょう。
インストール完了後はExtension Packをダブルクリックすれば自動的にVirtualBoxが起動してインストールダイアログが出るはずなので、画面の指示に従ってそれもインストールしておきましょう。
Ubuntuのインストールイメージを持ってくる
Ubuntuのインストールイメージを持ってきましょう。
ここからダウンロードできます。
Downloadを押すとダウンロードが始まります。
イメージデータだけで3GB弱あるのでご注意を。
仮想環境の作成
まず、VirtualBoxを立ち上げます。
そして、出てきたウィンドウの上部にある「新規」ボタンを押します。
そうすると仮想マシンの作成ウィンドウが出るので、名前をUbuntu、タイプをLinux、バージョンをUbuntu(64-bit)にします。
マシンフォルダーはそのままで良いです。
メモリサイズはUbuntuの要求メモリが4GB以上なので4GB以上にします。
VirtualBoxは1024GBあれば良いと行ってますがあてにしないでください。
もし使ってるPCのメモリが4GB未満の場合はLubuntuとかXubuntuなどのUbuntu派生の軽量OSを使いましょう。
(LubuntuやXubuntuなどは見た目が違うだけで中身は同じ)
仮想ハードディスクを作成するにチェックを入れて作成を押します
ハードディスクのファイルタイプは正直どれでも良いです。
ここらへんもお好みで好きな方を選んで良いです。
ストレージ容量は最低でも25GB、可変サイズにしているなら実際にその容量分使わなければストレージを圧迫したりはしないのである程度余裕を持ったサイズにしておくと良いかもしれません。
これで、仮想環境の作成ができました。
Ubuntuのインストール
ということで、起動します。
起動を押すと仮想環境ウィンドウが出現し、初回起動時は起動ハードディスクを選択と出るので、参照ボタンを押し、出てきたウィンドウの追加ボタンをクリック。
ファイルを選択する画面が出てくるので、先ほどダウンロードしたUbuntuの.isoファイルを選択して起動します。
なんか色々出てくると思いますが気長に待ってればおそらく上のような画面に行き着くはずです。
左の言語一覧を下の方にスクロールすると日本語があるのでそれを選んでおきましょう。
そうするとすんなり日本語化されるので、右のUbuntuをインストールを選びます。
なんかいろいろはみ出てますが後でどうにかするので今はひとまず進めていきます。
キーマップやらなんやらはお使いの環境に合わせて変更してください、一般的なJISキーボードを使ってるならJapaneseのままで良いです。
インストールは通常インストールで問題なし、その他のオプションについては、インターネット接続があるならアップデートをダウンロードするにチェックを入れておきましょう。
サードパーティー製ソフトウェアについても、オープンなソフトにこだわらないなら入れといたほうが余計なトラブルが少なくて済むはずです。
ディスク消すかと聞かれますがもとよりディスクには何も入っていないのでそのままインストールを押します。
はたまたなんか聞かれますが続けます。
どこに住んでるかとか聞かれるので住んでる場所(タイムゾーン)を答えます。
日本ならどこにいても時間は同じなのでTokyoで良いです。
ユーザー名はどうするかとかパスワードはどうするかとか聞かれるので適宜入力していってください。
インストールが開始するので気長に待ちます。
割と時間がかかるので豆乳でも飲みながら気長に待ちます。
インストールが終わると再起動しろと言われるので再起動します。
なんか英語で言われます(訳:インスコディスク抜け)が、仮想環境なので構わずEnterを押せばおkです。
細かな設定
まず、一旦仮想環境をシャットダウンして、先程作った仮想環境を選択した上で「設定」をクリックします。
右側のディスプレイタブから、ビデオメモリーを最大の128MBに、下にある「3Dアクセラレーションを有効化」にチェックを入れておきます。
そしたらOKを押して(間違って×ボタンやキャンセルを押さないように)、先程同様「起動」を押して仮想環境を立ち上げます。
起動するとログイン画面が出てくるので先程設定したパスワードを入力してログインします
初回セットアップが出てきますがこれもまあ適当に進めてください。
正直全部スキップでも全然問題ないです。
初回セットアップを済ませるとこんなのが出てくるので、「この操作を今すぐ実行する(R)」をクリックして言語サポートパッケージをインストールします。
もしかするとソフトウェアアップデートがうんたらって出てくるかもしれませんがこれは別にあとからインストールもできるのでご自由に行ってください。
さて、仮想環境ウィンドウのデバイスタブを開いて、「Guest Additions CDを挿入」をクリックします。
こんなことを言われたらダウンロードを押してください。
そうするとこんなウィンドウが出てきますがキャンセルを押してください。
たしか実行を押すとエラーが出たはず。
そしたら左側のバーからファイルマネージャーを開き、VBox_GAs_なんちゃら...と書かれてるところをクリックします。
そうすると色々出てきますが、その中の何もないところで右クリックして、「端末で開く」をクリックします。
そうするとなんか出てきますが、そこに以下の内容を順番に入力してEnterを押します。
パスワード入力を求められるはずなので、入力します。(一番左の$は要りません)
入力したパスワードは表示されないので、何も表示されなくても心配する必要はありません。
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade -y
$ sudo ./VBoxLinuxAdditions.run
実行してしばらくするとインストールが完了するので、以下のコマンドを入力して再起動します
$ reboot
もう一回ファイルマネージャーを開いたら、イジェクトボタンを押してディスクをアンマウントします。
続けて、デスクトップ設定から解像度を使いやすいサイズに変更しておきましょう。
これで一通りのインストールは完了です。
さいごに
ということで初心者にもできるだけわかるようにがんばってUbuntuのインストール方法を(n番煎じですが)書いてみました。
かなり細かく書いたので少し眺めになりましたが、イメージのダウンロードと仮想環境の作成さえすればあとは基本的に画面の指示に従うだけなので、そこまで難しくはないはずです。
あとは開発環境やら何やらを揃えれば十分仕様に耐えうる環境が出来上がります。
次回は仮想環境ではなく実機にインストールする方法を気が向いたら作ります。
それでは、また。
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