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Claude Code × Obsidian × Git

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Claude Code × Obsidian × Gitの環境構築

はじめに

この記事では、AI開発支援ツール「Claude Code」、知識管理ツール「Obsidian」、バージョン管理システム「Git」を組み合わせた効率的な開発環境の構築方法を解説します。これらのツールを連携させることで、AIの力を借りながら体系的にプロジェクトを管理し、学習記録も残せる理想的な開発環境が実現できます。

全体構成

構築する環境の全体像は以下の通りです:

  • Git: プロジェクトのバージョン管理
  • Obsidian: 学習ノートとプロジェクト管理
  • Claude Code: AI支援によるコード生成・レビュー

環境

  • Apple M1
  • macOS Sequoia 15.5

1. Gitの環境構築

1.1 Gitのインストール

  1. ターミナル起動
  2. 以下のコマンドを実行
~ ❯ git --version
git version 2.39.5 (Apple Git-154)
  1. 以下のようなウィンドウが表示された場合、コマンドライン・デベロッパーツールをインストール。

1.2 Gitの初期設定

# ユーザー情報の設定
git config --global user.name "Your Name"
git config --global user.email "your.email@example.com"

# デフォルトブランチ名の設定
git config --global init.defaultBranch main

# エディタの設定(お好みで)
git config --global core.editor "code --wait"

1.3 GitHubアカウントの設定

  1. GitHubでアカウントを作成
  2. SSH鍵の生成と登録
# SSH鍵の生成
ssh-keygen -t ed25519 -C "your.email@example.com"

# SSH鍵をクリップボードにコピー
pbcopy < ~/.ssh/id_ed25519.pub
  1. GitHubの Settings → SSH and GPG keys → New SSH key でキーを登録

2. Obsidianの環境構築

2.1 Obsidianのインストール

Obsidian公式サイトからお使いのOSに対応したバージョンをダウンロードしてインストールします。

2.2 Vaultの作成

  1. Obsidianを起動
  2. 「Create new vault」の「create」を選択
  3. 「Vault name」を入力
  4. 「Brows」をクリックし、保存場所をGitで管理したいディレクトリに設定
  5. 「create」をクリック

2.3 プラグインのインストール

以下のコミュニティプラグインをインストールすることをお勧めします:

必須プラグイン

  • Git: ObsidianでGitを直接操作

推奨プラグイン

  • Templater: テンプレート機能の拡張
  • Calendar: 日次ノートの管理
  • Dataview: データベース機能
  • Kanban: カンバンボード
  • Mind Map: マインドマップ作成

例)Gitをインストールします。

  1. 設定をクリック
  2. コミュニティプラグインをクリック
  3. 「閲覧」をクリック
  4. Gitを検索
  5. installする

Obsidian Git の設定

2.2 Vaultの作成でにGitを設定する必要があります。

  1. ターミナル起動
  2. 作成したVaultの階層に移動
  3. 以下のコマンドを実行
~/Documents/TestObsidian ❯ git init
  1. Obsidianのコミュニティプラグインの「Git」をクリックして以下の画面になっているか確認

3. Claude Codeの環境構築

3.1 Claude Codeとは

Claude Codeは、Anthropic社が提供するAIアシスタント「Claude」をコマンドラインから直接利用できるツールです。コード生成、レビュー、デバッグなどを対話的に行えます。

3.2 前提条件

  • Node.js (v18以上)
  • Anthropic APIキー

3.3 Node.jsのインストール

Windows/macOS/Linux共通
Node.js公式サイトからLTS版をダウンロードしてインストール

またはパッケージマネージャー(Homebrew)を使用:

# Homebrewのインストール
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
# Homebrew
brew install node

3.4 Anthropic APIキーの取得

  1. Anthropic Consoleでアカウントを作成
  2. API Keysセクションでキーを生成
  3. 環境変数に設定
# ~/.bashrc または ~/.zshrc に追加
export ANTHROPIC_API_KEY="your-api-key-here"

# 設定を反映
source ~/.bashrc  # または source ~/.zshrc

3.5 Claude Codeのインストール

# グローバルインストール
npm install -g @anthropic-ai/claude-code

# インストール確認
claude --version

3.6 Claude Codeの設定

# 初期設定
claude config

# APIキーが正しく設定されているか確認
claude auth status

4. 動作確認

4.1 HelloWorld

  1. 作成したVaultに移動
  2. claud起動
  3. PythonでHelloWorldを出力するコードを生成するプロンプトを入力
~/Documents/TestObsidian ❯ claude 



4. 差分確認

まとめ

Claude Code、Obsidian、Gitを組み合わせることで、以下のメリットが得られる開発環境を構築できました:

Claude Code

  • 自然言語でのプログラム生成
  • コードレビューとリファクタリング支援
  • 技術的な質問への即座の回答

Obsidian

  • プロジェクトの体系的な管理
  • 学習記録の蓄積
  • 知識の可視化と関連付け

Git

  • コードのバージョン管理
  • チーム開発での協業
  • プロジェクト履歴の保存

この環境により、AIの力を借りながら効率的に開発を進め、同時に学習過程も記録できる理想的な開発フローが実現できます。

この記事が、現代的な開発環境構築の参考になれば幸いです。

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