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良い戦略 悪い戦略 読書メモ

良い戦略は単純明快
戦略策定の肝は、直面する状況の中から死活的に重要な要素を見極める。
そしてそれにリソースを集中させること = 選択と集中
戦略と目標設定は別
戦略とは組織が前に進むためにはどうすれば良いか? を打ち出したもの。
良い戦略には3つの論理的構造がある。
- 診断
- 基本方針
- 行動

良い戦略に備わっているもの
- 新たな価値を生み出すこと
- 新たな強みを知り弱点を克服すること

悪い戦略とは
- 空疎である
- 重大な問題に取り組まない
- 目標を戦略と取り違えている: 道筋ではなく願望を言っている
- 間違った戦略: 問題と無関係、実行不能
悪い戦略はなぜ生まれるのか?
- 困難な選択を避ける
- 穴埋め式チャートで戦略をこしらえる
- 成功すると考えてたら成功する (精神論)

良い戦略には副産物がある
自らの強みを発見し賢く活用して、行動の効果を2倍3倍に高める。
テコ入れ効果
良い戦略は知力やエネルギーや行動の集中によって威力を発揮する。
テコの原理は支点があることで、小さな力で大きな効果を発揮することができる。
この支点を見つけることがまず重要。そしてそこに力を集中する。
近い目標
リーダーが戦略実行に使える強力な手段の一つは近い目標を見定めること。
足場を固め、選択肢を増やす。絶えず変化する先行き不安な状況では、より近い戦略目標を定めなければならない。
鎖構造の問題
鎖は、輪の一つが弱いだけで全てがダメになる。テコ入れ効果の話とは少し違っていて、鎖構造はそもそも弱いところを見つけるという観点での戦略立案の気づきになっている。
健全な成長
健全な成長は合併などの人為的操作により実現できるものではない。
- 独自の能力に対する需要
- 優れた製品やスキルの結果
- イノベーションや知恵や効率や創造性のミカエル
これらによって得られるものである。

戦略策定のテクニック
- リストを作る
- 重要なのは"リストを作るには課題を絞る必要がある"ということ
- 第一感を疑う
- 最初の案を破壊する
自らの判断を貫く
判断は最終的には自分のものでなければならない。周囲に流されたり、大勢に従っていたら悪い戦略しか生まれない。
群れの圧力は「みんなが正しいと言っているのならば絶対に正しい」を強要する。内部者の視点は、「自分達は特別である」ことを強要する。
この圧力は断固撥ね除けなければならない
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