SWC（Speedy Web Compiler）は、TypeScriptやJavaScriptのソースコードを高速にコンパイルするためのツールです。Nest.jsなどのフレームワークやライブラリで広く利用されています。SWCは、BabelやTypeScript Compilerなどの他のコンパイラと比較して、高速でメモリ効率が良く、パフォーマンスが優れています。特に大規模なプロジェクトやコンパイル時間の短縮が必要な場合に役立ちます。

トランスパイラ、コンパイラ。

https://swc.rs/

SWC は、単一スレッドではBabel より 20 倍、 4 コアでは70 倍高速です。

swc-coverage-instrument

テストカバレッジを計測するためのツールです。主にテスト駆動開発（TDD）やコードカバレッジの向上などの目的で使用されます。

このツールは、SWC（Speedy Web Compiler）が生成したJavaScriptコードに対して、テストカバレッジ計測用のインストルメント（仕掛け）を適用します。これにより、テストランナーが実行するテストスイート内の各行や分岐が実行されたかどうかを追跡することができます。

テストカバレッジの情報は、開発者がどれだけの割合でコードをテストしたかを示し、コードの品質を向上させるのに役立ちます。また、どの部分がテストされていないかを特定し、それらの部分をテストするための改善ポイントを見つけるのにも役立ちます。

https://github.com/kwonoj/swc-plugin-coverage-instrument?tab=readme-ov-file

つまり、swcでコンパイルした形に合わせてコードカバレッジを測定するためのインストルメントを仕掛けるためには、swc用のソレを使う必要がある。ということらしい。

一方でswc-coverage-instrument自体はistanbulと互換性があるので、これを入れるとnyc使ってカバレッジの測定ができるということらしい。