「タスク前宣言」がやりたい!
モヤモヤエピソード
先日、インターン生の僕はチームリーダーと初めて 1on1 をした。その際、最近出したドキュメント「採用基盤(仮)」についてのフィードバック(FB)をもらった。
このドキュメントは、いのうえくんのインプットがそのまま書いてあるね。メンバーと共有するドキュメントは、読んだら誰でも行動に移せるような指示書でなくてはいけないよ。次、がんばろうね。
しっかりドキュメントを見てもらえたことへの嬉しさ反面、ちょっとモヤモヤが残った。そこで、同じインターン生であり、高校の文化祭で一緒に漫才をした相方にその夜相談してみた...
「今回のタスクはエンジニアの採用基盤を作ることだった。オレはエンジニアの採用について全く知らない。だから、オレはとりあえず有名企業の採用を参考に、というかほぼパクって採用基盤(仮)を作ってしまい、いち早くチームリーダーに FB をもらうことが最善策だと考えた。そうすれば、オレは『エンジニアの採用』について知ることができるし、FB をもらえればリーダーの意向を最速で知ることができると思ったから。んで、採用基盤(仮)を出したら、リーダーにこんな FB をもらったんだ…」
それを聞いて、相方は頭を抱えた。
「タスクに取り掛かった時点で、いのうえは「エンジニアの採用」について何も知らなかったのだから、確かに今回のやり方が最善策だったと思う。一方で、リーダーの言っていることも一理ある。メンバーに共有するドキュメントなら、それはメンバーに共有するぐらい価値のあるレベルのものであるべきだ。」
そっかー。じゃあ、これからどうしたらいいんだろう?
「タスク前宣言」をやりたい!
相方が言った。
「その採用基盤(仮)を作る前に、それを作る意図を伝えるべきだったんじゃないか。例えば…
エンジニアの採用について何も知らない。会社が採用にどんなことを求めているのかも知らない。こうしたことを考慮して、これから作る採用基盤は以下のような工程で作ります。
- 有名 IT 企業を参考に採用基盤(仮)を作る
- リーダーから FB をもらう
- FB をもとに自社の採用基盤を作る
1 の工程を設けた狙いは、まずは自分自身がエンジニアの採用基盤について知るためです。また、早急にたたき台を作り、リーダーからの FB をもらえる体制を整える狙いもあります。
こんな感じで、タスクに取り掛かる前に、今自分が作業工程の中のどの段階にいて、どんな意図をもってタスクに取りかかろうとしているのかを宣言する。そうすれば、今回のようなモヤモヤは防げるかも知れないね。」
そう言って、相方はこの記事を僕に薦めた。なるほど、この記事は「質問の仕方」と話題が少し変わるけど、自分の行動とその意図を相手に伝えることが重要だという点で共通していた。
結論
- タスクをもらう
- タスク前宣言
- タスクに取り掛かる
宣言があることで、タスク完了後にタスクの与え手ともらい手の間で認識の違いが生じる可能性を最小限にできる!
「タスク前宣言」が社内広まって、オープンシェアの文化が作れたらいいなと思う。最後に、いつもマメに FB をくれる心優しきリーダーと、相談に乗ってくれた相方にリスペクトを表します。ありがとうございました!
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