0922 しなやかな成長をする考え方

①違和感は成長のサイン
②流れに任せることも、技術の一部である

違和感と流れに任せる技術。一見別々のテーマですが、実は同じ地平につながっています。違和感は、心が次の段階に進みたいと知らせるサイン。

それを押し殺すのではなく問いに変えることで、未来の軌道を修正できます。そして、その修正の仕方こそ流れに任せる姿勢が大切です。

完璧を求めすぎると動けなくなる。不完全さや揺らぎを受け入れ、流れに身を置くことで、自然と自分に合った方向に育っていく。

違和感は立ち止まる合図であり、流れに任せるのは歩み続ける技術。この二つを組み合わせると、今の自分に合わないものを手放し、今の自分を信じて進むしなやかな成長の道が開けます。最近感じた違和感を、流れに任せてどう活かしますか？

①違和感は成長のサイン
なぜ、あのとき違和感を覚えたのか？ある日、何気なく進めていた仕事に、ふとこれでいいのか？という感覚が湧きました。

それまで問題なく回っていたはずの仕組み。過去の自分なら気づかなかった違和感。それはまるで、今の自分には、もうこの形が合っていないよと、心の中から小さく囁かれているようでした。

違和感。それは拒否反応ではなく、
前に進もうとしているサインなんです。

違和感は心の通知表。僕は違和感を、内面の通知表だと思っています。つまり、これまでは通用していたけど、これからの自分には物足りないという合図。
・なんとなく満たされない
・小さな引っかかりが消えない
・誰かの意見に素直にうなずけない
これらはすべて、成長の一歩手前に現れる現象。現状維持に飽きたというより、自分の中の世界が、静かに変わろうとしている証拠です。

違和感の正体は変化への準備。違和感があるということは、あなたの感性が繊細に磨かれてきたということ。過去の自分なら気づかなかったことに、気づけるようになったという成長の証です。

ここで大切なのは、違和感を押し込めないこと。多くの人は、違和感をなかったことにして、今までのやり方にしがみつこうとします。

でも、本当に前に進みたいなら、違和感を問いに変えることが重要です。なぜ、違和感を覚えたんだろう？どこが今の自分に合っていないんだろう？本当はどうしたいと思ってるんだろう？この問いを自分に投げかけることで、今の自分に合った方向へ、少しずつ軌道修正できます。

正解より納得を選ぶ。違和感が出たとき、
僕は納得のある行動を優先します。誰かにとっての正解より、自分がこれがしっくりくると思える方向へ進む。

その選択は、ときに遠回りに見えるかもしれません。でも、違和感を放置して走り続ける方が、のちのち大きなブレーキになる。だからこそ、違和感を感じたら、立ち止まってよしと自分に許可を出しています。

小さなズレが、未来を変える。違和感って、小さなズレなんですよね。そのままにしておくと、1ヶ月後、3ヶ月後には大きなズレになります。

でも、いまこのタイミングで軌道修正できれば、未来は大きく変わります。僕自身、たくさんの違和感と向き合ってきました。
・人間関係の違和感
・発信スタイルの違和感
・仕事の進め方の違和感
そしてそれらを、変化のきっかけに変えてきました。だから、違和感は悪者ではない。むしろ、味方です。

最近、何に違和感を覚えた？
大きなものじゃなくていい。ちょっとした発言、行動、予定、仕組み…
心がピクッと動いたもの。そこに、次の行動のヒントがあります。違和感に耳をすませること。それが、未来の自分を助ける行為になる。
まとめ：違和感＝成長のサイン
・違和感は、成長の入口
・押し殺さず、問いに変える
・納得感を軸に、小さなズレを修正する
これらを意識するだけで、人生の軌道は少しずつ、自分らしい方向に向かっていきます。

違和感があったなら、それは前に進むサイン。立ち止まらずに、その違和感と一緒に歩いていきましょう。

②流れに任せることも、技術の一部である
ちゃんと考えてから始めよう。全部決めてからじゃないと動けない。そんなふうに、完璧を求める人は多い。そして、その多くが、一歩を踏み出せないまま終わってしまう。

けれど、僕は思う。流れに任せることも、立派な技術だ。決めすぎない。整えすぎない。先を見すぎない。そのゆるさが、むしろ創造の土壌になることがある。完璧主義は、創造を止める。正解を求めすぎると、動けなくなる。失敗しないようにと思えば思うほど、目の前の選択が怖くなる。

でも、人生も創作も、そもそも正解なんて存在しない。むしろ、流れに乗って動きながら、ああ、これで良かったのかと気づくことの方が多い。スタート時点で完璧を求めることは、地図を見ながら泳ぐようなもの。

それよりも、目の前の波に乗る力を磨いた方が、ずっと実践的で、柔軟で、前に進める。逆説的だけど、整いすぎている状態は、むしろ脆い。予定通りにいかないと焦るし、変更やズレに対して弱くなってしまう。

一方で、まぁ、流れに任せようと考えている人は強い。予定変更も、外部要因も、自分の中で受け止める余白があるから。僕自身、完璧な台本より、メモ程度の構成で話す方が、いい放送ができることが多い。
それは、流れの中に生きた言葉があるからだ。

不完全であることが、ちょうどいい。たとえば、スケッチ。最初から完成品を描こうとすると手が止まるけれど、ラフに描き始めると、かえって自由な線が出てくる。

音楽も同じ。即興で流すメロディーに、意外な発見がある。仕事だってそう。完璧な企画より、ラフに始めた試作の方が、反応がいいこともある。

大切なのは、やってみながら整える感覚。流れに任せて動くというのは、いい加減ではなく、むしろ高度な技術なのだ。流れを信じる力は、自分を信じる力。流れに任せて大丈夫と思えるのは、自分を信じているからこそ。

何が起きても、なんとかなる。ズレても、修正できる。未完成でも、進めば完成に近づく。そんな根っこの自信があるから、流れに乗ることができる。逆に、不安なときほど、ガチガチに固めたくなる。先を見すぎて、全部計画しないと不安になる。

でも、その不安ごと飲み込んで、揺らぎながら進むことを選べる人が、長く、楽しく、創り続けていける。僕たちは、流されるのではないここで大切なのは、流されるのではなく流れに任せること。

流されるのは、他人の意見や社会の風潮に押し流されること。でも、流れに任せるのは、今の自分の感覚を信じる選択だ。意志がある。でも、固執しない。

変化を受け入れながら、前に進む。この柔らかさこそが、今という時代に必要なしなやかな強さだと思う。意図せず、たどり着く場所もある。

僕がいま続けている習慣や発信も、最初からこの形にしようと決めていたわけじゃない。日々の中で、これ、いいな。ちょっとやってみよう。そんな流れに任せて動いた結果、いまのスタイルができあがってきた。

それが続いているのは、無理がないからだ。流れに乗るように、自然に。水のように、かたちを変えながら。

そのほうが、案外うまくいく。流れに任せることは、今の自分を信じる技術である。違和感と流れに任せる技術。一見別々のテーマですが、実は同じ地平につながっています。

違和感は、心が次の段階に進みたいと知らせるサイン。それを押し殺すのではなく問いに変えることで、未来の軌道を修正できます。

そして、その修正の仕方こそ流れに任せる姿勢が大切です。完璧を求めすぎると動けなくなる。けれど、不完全さや揺らぎを受け入れ、流れに身を置くことで、自然と自分に合った方向に育っていく。

つまり、違和感は立ち止まる合図であり、流れに任せるのは歩み続ける技術。この二つを組み合わせると、今の自分に合わないものを手放し、今の自分を信じて進む。

しなやかな成長の道が開けます。今日の問いはシンプルです。最近感じた違和感を、流れに任せてどう活かしますか？