【MacOS】Big Surへのアップデート後に生じる、Thunderbirdの不具合と対処法
2020年11月30日現在、MacOSを新バージョン「Big Sur 11.0.1」にアップデートすると、Mozillaが提供する電子メールクライアント「Thunderbird」に、挙動が不安定になったという症状が多数報告されている。
Big SurでThunderbirdがクソ重い。これは駄目なレベル
Thunderbird 78.5来たけど、相変わらずBig Surでは重すぎてダメだ
Big surとThunderbirdがバグってて激重で地獄すぎる
かくいう僕もメールはThunderbirdで一括管理していたため、ここ数日生きた心地がしなかった。
Mozillaのことなのですぐに対応するだろうが、今も生きた心地がせず地を這いずり回っているMacユーザーを救うべく、解決までのログを書き残してみることにする。
対処法
この問題は、公式サイトで公開されているbeta版「84.0b2(64bit)」にアップデートすることで対処することができる。
Thunderbirdには、通常(release)版と、試作(beta)版があり、release版は78.50が最新版。
beta版とは、正式にリリースされていない段階の最先端の開発版であり、フィードバックを集めるために公開されているものである。
アップデート方法
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Thunderbird公式サイトのフッターまでスクロールすると、「BETA版をダウンロード」というボタンがあるので、ダウンロード。
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.dmgファイルを実行。
アプリケーションフォルダに移動させるウインドウがでてくるので、マウスでドラッグ。
自分の環境では、「置き換える」で問題なかった。
バックグラウンドピクチャは、歴史を刻め六甲道店の汁なしラーメン。お腹減ったなあ -
改めてThunderbirdを起動すると、フォルダやメールの設定も残ったままでアップデートすることができた。
メニューバーの「Thunderbird > Thunderbirdについて」で、beta版になっていることを確かめることもできる。
Thunderbird 84.0b2(64-bit)
You are currently on the beta update channel.
備考
ベータ版へのアップデートは自己責任となる。
自分の環境ではフォルダやメールの設定が維持されたが、心配な方はバックアップを推奨する。
また、一度beta版にバージョンを変更すると、release版で上書きインストールしても、直後のアップデートでbeta版に戻されてしまう。(らしい)
そのため、release版がBigSurに対応したときに、アップグレードチャンネルをbeta版からrelease版に変更する必要がある。(だよね)
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