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Ruby on Rails のインストール方法(Mac, Window)

2020/09/25に公開

Mac, WindowsでのRuby on Railsのインストール手順を紹介します。

Mac,Windowでローカルにインストールする方法と、ローカルに環境構築せずにブラウザ上ですぐに動かせるクラウドIDE PaizaCloudを使う方法を紹介します。

Ruby on Railsとは?

Ruby on Railsはウェブアプリケーションフレームワークの代表格です。

Ruby on Railsは以下のような機能があります。

  • MVC
    MVCは、アプリケーションをデータを扱うモデル(M, Model)、表示や入力を扱うビュー(V, View)、その間をうけもつコントローラ(C, Controller)に分けることで、整然としたアプリケーションを作る方法です。
    Ruby on Railsでは、モデルはデータベースのテーブルと対応させることができます。ビューはHTMLにコードを埋め込むERB、HAMLなどを使います。

  • ジェネレータ
    Ruby on Railsには非常に強力なジェネレータ機能があり、コマンドを1行実行するkだけで、コードを自動生成することができます。

  • スキャッフォルド
    ジェネレータの1つにスキャッフォルドがあります。これを使えば、一気にモデル、ビュー、コントローラ、ルーティング、マイグレーションが作れるという優れもので、Ruby on Railsを有名にしたのもスキャッフォルドです。

  • ORM
    データベースのテーブルと、Rubyのオブジェクトを関連づけて、SQLを直接書かなくてもオブジェクトを操作するだけで、データベースを操作するようにしたものです。
    Ruby on Railsでは、特にRubyの強力なメタプログラミング機能とORMとの相性が抜群で、オブジェクトの変数を操作することで、テーブルのカラムを操作できます。

  • マイグレーション
    データベースの構造をマイグレーションファイルとして管理することで、データベースの管理が容易になります。

Ruby on Railsはこのような機能を一通りそろえているので、レールに乗っていけば、自然ときれいなウェブアプリケーションが書けるようになります。

それでは、インストール手順を紹介します。

クラウドIDE( PaizaCloud )でのRailsインストール

インストール手順ですが、簡単な方法はローカルへのインストールを行わずにブラウザ上で開発できるクラウドIDEを利用することです。
ここでは、日本語に対応したクラウドIDE、PaizaCloudを使って見ます。

PaizaCloudのサイトを開く

以下のPaizaCloudのサイトを開きます。

https://paiza.cloud/ja

サインアップ

「ログイン」または「Sign Up」ボタンでサインアップします、メールアドレスまたは、GitHubログイン、Googleログイン、Facebookログインが利用できます。

サーバ作成

アカウントが作成できたら、PaizaCloudにログインして、真ん中の「サーバ作成」ボタンを押してサーバを作成します。サーバ作成画面で「Ruby on Rails」「MySQL」「phpMyAdmin」を選択しておくと便利です。

サーバを動かす

サーバを動かして見ましょう。画面左側のターミナルアイコンをクリックして、PaizaCloudのターミナルを起動します。

"rails new myapp"でプロジェクトを作成します。

$ rails new myapp

画面左側のファインダビューに作成したRuby on Railsのプロジェクトのファイル一覧が表示されています。

"rails server"でサーバを動かして見ます。

$ cd myapp
$ rails server

サーバが起動しました。画面左側に"3000"と表示されたブラウザアイコンが表示されます。ダブルクリックすると、ブラウザが立ち上がり、Railsのサーバが表示されます。

PaizaCloudでのRuby on Railsの使い方は以下のページなども参考になります。

https://paiza.hatenablog.com/entry/paizacloud_ruby_on_rails/2017/12/14

MacでのRailsインストール

次に、ローカルへのインストール方法も見て見ましょう。
Macでは、Homebrew, rbenv, Ruby, Ruby on Railsの順番でインストールしていきます。

Home brewのインストール

まずはMac用のパッケージマネージャの、Homebrewをインストールします。

$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

rbenvのインストール

Rubyのバージョン管理ツールには、rbenvやrvmなどがありますが、ここではrbenvをインストールします。

$ brew install rbenv

"rbenv init"コマンドで表示される環境設定手順に従います。

~$ rbenv init
# Load rbenv automatically by appending
# the following to ~/.bash_profile:

eval "$(rbenv init -)"

「eval "$(rbenv init -)"」をホームディレクトリの.bash_profileファイルの最後に追加します。

rbenv-doctorでインストールできかた確認しましょう。
"OK"と表示されれば成功です。

$ curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/master/bin/rbenv-doctor | bash

Rubyのインストール

まず、利用できるrubyのバージョン一覧を確認しましょう。

$ rbenv install -l

大量のバージョンが表示されます。最新版(ここでは、2.5.0)をインストールします。

$ rbenv install 2.5.0

このバージョンを利用するように設定します。

$ rbenv global 2.5.0

Railsのインストール

いよいよRailsをインストールします。

$ gem install rails

確認してみましょう

$ rails --version

バージョン(今なら5.2)が表示されます。

以上でWindowsでのRailsのインストールが完了です。

Windowsでのインストール

Rubyのインストール

WindowsではRubyInstallerを使ってRubyをインストールします。

RubyInstallerのダウンロードサイトを開きます。

https://rubyinstaller.org/downloads/

右矢印が表示されているのが推奨版です。バージョンを選びダウンロードしてインストールします。

SQLiteのインストール

Ruby on RailsのデフォルトのデータベースSQLiteをインストールします。
以下のダウンロードサイトからWindows用パッケージをダウンロードしてインストールします。

http://sqlite.org/download.html

Ruby on Railsのインストール

"rails" gemをインストールします。

$ gem install rails

以上でWindowsでのRailsのインストールが完了です。

Railsを動かす

試しに、Railsを一躍有名にした、一瞬で作れる掲示板を作って動かして見ましょう。

blogプロジェクトを作ります。

$ rails new blog

blogディレクトリに起動します。

$ cd blog

Railsの魔法、scaffoldで、一気に掲示板のモデル、コントローラ、ビュー、マイグレーションを作ります。

$ rails generate scaffold post title:string body:text published:boolean

これまたRailsの魔法、マイグレーションで、データベースを作ります。

$ rails db:migrate

完成です!
サーバを動かして見ます。

$ rails server

http://localhost:3000/ でRailsが動いています。
http://localhost:3000/posts/ では掲示板が動いています。

関連サイト

Ruby on Rails関連のサイトです。

まとめ

クラウドIDE Paizaloud を使って、ローカルに環境構築せずにブラウザ上でRailsの環境を利用する方法と、Mac,Windowでインストールする方法を紹介しました。

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