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MySQLのINSERT ... ON ON DUPLICATE KEY UPDATE 構文実行時の返却値
INSERT ... ON DUPLICATE KEY UPDATE 構文
UPSERT処理を行う構文で、
指定したカラムでユニーク or 主キーに重複したものがあれば(既にレコードがあれば)更新処理を、
存在しなければ挿入処理を行う。
返却値
MySQLのINSERT構文は影響を受けた行数カウントを返すことが可能なので、
Mybatisのmapperなどで返却値としてint型が使える。
@Update("INSERT INTO user_info (user_id, name, email) "
+ "VALUES (#{userId}, #{name}, #{email}) AS t1"
+ "ON DUPLICATE KEY UPDATE "
+ "name = t1.name, "
+ "email = t1.email")
public int updateUserInfo(String userId, String name, String email);
公式ドキュメントの記載通り、
ON DUPLICATE KEY UPDATE を使用した場合、行ごとの影響を受けた行の値は、
その行が新しい行として挿入された場合は 1、
既存の行が更新された場合は 2、
既存の行がその現在の値に設定された場合は 0
となる。最後の0となる場合は既存の行との内容差分がなく実質更新不要という意味。
JDBCを通して呼ばれている場合、CLIENT_FOUND_ROWS フラグ がデフォルトで設定され、
既存の行がその現在の値に設定された場合は 0
のパターンにおいては0でなく1が返される。これを防ぐため、
MySQLのConnection URLでuseAffectedRows=trueにすることでCLIENT_FOUND_ROWS フラグ をキャンセルし、0が返されるようにできる。
参考