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AWS VPCのNATインスタンスとNATゲートウェイ
AWS VPCのサブネット分離
AWS VPCでは、セキュアなネットワークのため、サブネットを以下のように分離するパターンがよく採用されます。
- インターネットに直接接続するパブリックサブネット
- NAT経由でインターネットに接続するプライベートサブネット
NAT構成パターン
AWS VPCにて、NATを確立するために以下のパターンがあります。
- NATゲートウェイ
- NATインスタンス(EC2)
いずれもインターネットへのルーティング先(0.0.0.0/0)として、プライベートサブネットのルートテーブルに割り当てられます。
NATゲートウェイ
NATゲートウェイはAWSマネージドサービスであるためメンテナンス不要で、トラフィックに応じた十分な性能およびMultiAZ冗長性も確保されます。
稼働時間料金で33.48USD/月、これに加えてデータ処理および転送料金が発生します。
一時的な停止等はできません。
NATインスタンス(EC2)
NATインスタンスは、NAT用AMIで作成したEC2インスタンスをパブリックサブネットに配置します。
性能・冗長性を適切な調整やセキュリティアップデート等のメンテナンスが必要です。
稼働時間料金はEC2インスタンスタイプに依存します。
こちらはEC2インスタンスなので一時停止が可能です。
どちらを採用するべきか
プロダクション環境であれば、NATゲートウェイの方が安心できます。
検証環境等であれば、本番環境であっても、コストにシビアであったり、サービスが小規模な場合は、NATインスタンスにして運用コストを下げる選択もできます。
料金は一概に比較はできませんが、t3.microのオンデマンドで10.12USD程度で、SavingsPlans等によってさらに割安にできます。
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