フリーランスエンジニア4年目の僕が考える働き方のベストプラクティス - Ver.2022.9.7
あくまで私の生活スタイルに合う働き方を紹介しているため、参考程度にお読みください。
書いた経緯
1年前ぐらいから「フリーランスエンジニアとして独立したいけど、どのような仕事をしてますか?」という相談が私宛に届くようになり、最近になってかなり言語化できるようになってきたため、忘れないうちに記事にまとめておこうと考えました。
本編
結論から述べます。
現状の働き方は3つあり、これらを同時こなしています。
- クライアントワーク(2社)
- 単発受託開発
- 継続受託開発(自社サービスに近い)
ひとつずつ深堀ります。
クライアントワーク(2社)
クライアントワークは、エージェントさんを通して案件を探す「フリーランスエンジニアがする最も王道」な働き方です。
フルタイムで働く人もいれば、週 2,3 回程度など副業感覚で働く人もいます。
私の場合は以下のような感じです。
1社目:完全な成果型のフルフレックス制で、働く時間に縛りがない
2社目:週3のフレックス制で、時間的な縛りが少しだけある
クライアントワークのデメリットは、時給労働制のため報酬の上限が決まっており、頑張っても収入はさほど増えません。
では、私がなぜクライアントワークをやめないのか、理由は大きく2つあります。
1つ目は、新しい技術やロジック、ノウハウを学ぶことができるからです。受託開発のみだと、自分の持ってるスキル +α レベル内でしか開発はしないと思います。かなりチャレンジングな技術選定をいきなりの実践で使うことはあまりないです。そのため、クライアントワークでは学びの幅が非常に大きいです。
2つ目は、確実な収入源になるからです。スキル次第ではありますが、エンジニアの場合、2 社掛け持ちするだけで月 100 万円を切ることはほぼありません。そのうえ1つ目で述べたスキルと経験を身に着けることができるので、これほど効率の良い成長法はないと考えています。
私は一流のエンジニアを目指しているため、収益上げることよりもスキルを上げることを優先的に考えています。それによって、多少収入の限界値があると分かっていてもクライアントワークを外すくことはここ1,2年考えていません。
以上の理由から、クライアントワークは必須事項としています。
単発受託開発
これは、一般的な受託開発と変わりません。課題や作って欲しいアイデアを持っているお客さんをターゲットに、それを形にする働き方です。
クライアントワークとの違いは、短期的な収益での上限が大きいことです。
しかし、クライアントワークを2社掛け持ちしながら受託開発をするのは普通に考えてキャパオーバーだと考えるでしょう。
そこで考えたのが、機能を資産化することです。
現在こちらの LINE 公式アカウントをオーダーメード開発事業「YOSHINANI」を展開しております。
「YOSHINANI」は、過去に作ってきた「LINE×○○ アプリ」の機能自体をコンポーネント化しており、お客さんの要望に合わせてパズルを組み合わせる要領でアプリ開発することができます。
もちろんただコピペするだけで完成はせず、店舗に合わせたカスタマイズが多少はあります。
受託開発でもっとも時間がかかるのは、0 → 1フェーズです。過去のノウハウをコンポーネント化しておくことで納品までの開発時間をかなり短縮できると考えました。
もちろんコンポーネントの組み合わせによって生み出せるアプリの幅には限りがあります。しかし、その範囲内で作れるアプリをお客さんに提案することが重要です。
継続受託開発(自社サービスに近い)
これは不労所得を作るための事業です。上記で紹介した2つは労働ベースの働き方のため、「働いたら働いた分だけ収益が上がる」事業です。YOSHINANI はそれを少しでも軽減できるように調整した事業です。
一流のエンジニアを目指しているとはいえ、不労所得の仕組みを作ることは非常に重要なことだと考えています。
そこで、コネクションと営業力のあるパートナーの方と組み、サブスクサービスの開発をしています。
今はあまり売上がでてないため、時間投資となります。
まとめ
私流のフリーランスエンジニアとしての働き方スタイルを紹介しました。
この3つの働き方をすべて行うことができるのは、作るのが好きで毎日起きてる時間ずっと開発したいと思える方だけだと考えているため、どれか一つでも参考になる働き方があれば幸いです。
余談
このような生活を1年以上続けた結果、GitHub のコミット数が以下のようになりました。
2021年に関しては、Findy のコントリビューターランキング7位にランクインすることができました。
今年もランクイン目指して頑張ってますw
Discussion
ためになります!
大変参考になる記事をありがとうございます。
とのことですが、この位の数字を稼げるには、どのくらいのスキルセットが必要でしょうか??
(当方は駆け出しのフロントエンドエンジニアです)
ありがとうございます。
正確なことははっきりと言えませんのでご了承ください。
フロントエンドとバックエンドの両方の実戦経験が、最低でも3年以上は必要かなと考えてます。
そのうえ0→1フェーズとPM経験があれば、なお良いのではないかと。
抽象的なざっくりとした質問にご丁寧にありがとうございました!!