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【Flutter】iOS・Android向けにテスト用ビルドを配布する手順【個人的メモ】

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この記事で紹介すること

  1. Transpoterを用いたiOS向けにテスト用ビルドを配布する手順
  2. deploygateを用いたAndroid向けにテスト用ビルドを配布する手順

Transpoterを用いたiOS向けにテスト用ビルドを配布する手順

1. Apple Developerアカウントを作成

iOSアプリをリリースするにはApple Developer Programに登録して、Apple Developerアカウントの作成が必須です。
以下のリンクから、登録を行ってください。
https://developer.apple.com/jp/programs/enroll/

2. Transpoterのインストール

TranspoterとはAppleにコンテンツをデリバリするためのツールです。
Transpoterにipaファイルをアップロードするだけで、Xcodeを使わずにApp Store Connectにアップロードしてくれます。

ipaファイル

ipa ファイルは特別なフォーマットのファイルと思われがちですが、実は単なる zip ファイルです。「アプリ」に必要なファイルを1つのフォルダに集めてzip化し拡張子を .ipa にしただけのもの、それがiOSアプリの実態です。ipa が iOS Package Archive の略であることからも分かります。

参考サイト:https://www.micss.biz/2023/02/20/5857/

Xcode

Xcode(エックスコード)は、Appleが提供している統合開発環境(IDE)です。iPhoneやiPad、MacなどのApple製端末で使用するアプリを作成する際に使用します。

参考サイト:https://hnavi.co.jp/knowledge/blog/xcode-development/#title2

App Store Connect

App Store Connectは、Appleが提供するiOSアプリ開発者や販売者向けのWebベースのポータルで、開発者が作成したアプリをApp Storeにアップロードし、管理するためのツールです。

参考サイト:https://www.jiitak.jp/blog/appstoreconnect-googleplayconsole

App StoreからTranspoterをインストールします。
以下のリンクから、インストールを行ってください。
https://apps.apple.com/jp/app/transporter/id1450874784?mt=12

3. ビルドの作成

ある程度アプリの開発を進め、アプリをテストしたくなったらテスト用のビルドを作成します。
Flutterであれば、ipaファイルの生成はbuildコマンドを使えば可能です。
ターミナルでFlutterプロジェクトのルート配下へ移動し、以下のコマンドを実行してください。

flutter build ipa

実行が完了したらbuild/ios/ipaを確認し、ipaファイルが生成されていることを確認してください。

4. ビルドを配布!

ipaファイルが生成されていることを確認したらいよいよビルドの配布です。
Transpoterを開いてApple Developerアカウントでログインし、ipaファイルをドラッグ&ドロップするか、画面左上の+ボタンからipaファイルを選択して、Transpoterにファイルをアップロードします。

アップロードが完了するとデリバリと書かれたボタンが表示されるので、ボタンを押してビルドをApp Store Connectにアップロードします。

App Store ConnectのTestFlightタブを確認すると先ほどアップロードしたビルドのステータスがコンプライアンスがありませんになっていると思います。
管理ボタンを押すといくつか質問されるので、全て回答します。
回答が終わるとステータスが提出準備完了になります。
あとはグループにテストユーザーを指定すれば配布完了です。テストユーザーにTestFlightからメールが届いていると思いますので、メールのリンクをクリックするとお手持ちのiPhoneにインストールされたTestFlightにアプリがインストールされます。

deploygateを用いたAndroid向けにテスト用ビルドを配布する手順

1. deploygateのアカウント作成

deploygateとはTranspoterと同様にコンテンツをデリバリするためのツールです。Transpoterとの違いはiOS/Androidの両方のコンテンツをデリバリできる点です。
deploygateもapkファイルをアップロードするだけで、テスト用ビルドを配布することができます。
以下のリンクから、アカウントを作成してください。
https://deploygate.com/ja

2. ビルドの作成

Flutterであれば、apkファイルの生成もbuildコマンドを使えば可能です。
ターミナルでFlutterプロジェクトのルート配下へ移動し、以下のコマンドを実行してください。

flutter build apk

実行が完了したらbuild/app/outputs/apk/debugを確認し、apkファイルが生成されていることを確認してください。

3. ビルドを配布!

apkファイルが生成されていることを確認したらいよいよビルドの配布です。
deploygateを開いてログインしましょう。新規登録すると画像のような画面が表示されると思います。ここに先ほど作成したapkファイルをドラッグ&ドロップするか、APK/AAB/IPAファイルをアップロードを押して、apkファイルをアップロードしましょう。

アップロードが完了すると画像のような画面が表示されると思います。
QRコードをお手持ちのdeploygateアプリをインストールしたAndroidスマホでスキャンするとアプリをインストールできます。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました!
この記事でみなさんがテストをらく〜に実施できるようになれば幸いです。

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