AWS MediaServicesの具体的なサービスとユースケース
インターネットを介したストリーミングビデオ
現在主流のビデオは下記の2つのモードでストリーミングされます。
リアルタイムライブストリーミング
リアルタイムライブストリーミングとは、ライブイベントの放送、もしくは事前に記録されたファイルの組み合わせである可能性がありますが、開始時間と停止時間が定義されています。
ビデオオンデマンド(VOD)ストリーミング
ビデオオンデマンド(VOD)ストリーミングとは、いつでも視聴できる事前に記録されたファイルです。
共通するビデオワークフロー
- ビデオワークフローにはさまざまなバリエーションがありますが、ライブ、オンデマンド、どちらであってもほとんどすべてに共通する4つの基本的な段階があります。
それが下記の、INGEST、PROCESS、STORE、DELIVERです。
INGEST
INGESTとは、ソースコンテンツをシステムに取り込む段階です。
ソースコンテンツとは、例えば下記のようなものです。
- ライブカメラ出力
- 他のプロバイダーからのビデオストリーム
- 録音済みファイル
- ユーザー生成コンテンツ(電話、タブレット)
- ウェブカメラ
PROCESS
コンテンツを操作または変換して利用可能にする段階です。
コンテンツを操作または変換とは、例えば下記のようなものです。
- 圧縮-帯域幅とファイルサイズの削減
- パッケージング-さまざまなプレーヤーデバイスのフォーマット
- 暗号化–アクセスの制限
- 収益化–広告挿入
STORE
視聴者のリクエストに先立ってコンテンツを保存またはキャッシュする段階です。
例えば、下記のようなものです。
- 「巻き戻し」のためのライブストリームの一時的なキャッシュ
- ビデオオンデマンドの長期
- 長期アーカイブ
DELIVER
多くの同時視聴者にコンテンツを配信する段階です。
AWSのサービスが4つの段階でどのように使用されるか
各AWSサービスの概要
AWS Elemental Live
高解像度の高帯域幅のソースコンテンツをより小さなバージョンに圧縮します。
AWS Elemental Link
カメラや動画制作機器などのライブ動画ソースを直接取得し、AWSのMediaLiveに送信します。
AWS Elemental MediaConnect
ライブビデオをAWSに取り込み、AWSグローバルネットワークを通じて安全に複数の送信先に送信できる新しいサービスです。
AWS Elemental MediaLive
複数のライブストリームを低解像度、低帯域幅バージョンへの圧縮をします。
これにより、ブロードキャストおよびストリーミング配信用のライブ出力を簡単に作成できます。
AWS Elemental MediaConvert
複数のビデオファイルを低解像度、低帯域幅バージョンへの圧縮します。
AWS Elemental MediaPackage
接続されたTV、PC、タブレット、およびモバイルデバイスで再生するためにビデオストリームをフォーマットします。
また、暗号化によってコンテンツを保護します。
AWS Elemental MediaStore
ビデオ、オーディオメディア用に最適化された高性能、低遅延のストレージサービスです。
AWS Elemental MediaTailor
ターゲットを絞った広告をビデオストリームにシームレスに挿入します。
ユースケース
ライブのユースケース
VODのユースケース
不正アクセスからコンテンツを保護するには?
- 一部のコンテンツは、自由に利用できるようになっています。
- 他のコンテンツへのアクセスは、収益または機密保持の理由で制限する必要がある場合があります。
=> DRMと呼ばれているやつ。
DRMについては、AWS ElementalMediaPackageを使用して実装できます。
引用元: Protect Your Content from Unauthorized Access
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