【 AppSheet 基礎】Action(アクション・ボタン操作)の使い方
こんにちは。吉積情報(株)アプリケーション開発部のイイズナです。
AppSheet の機能を学ぶ「AppSheet 基礎」シリーズ。
今回は「Action(Actions)」の解説です。
基礎編ということで、一般的な機能等に絞って初心者の方にもわかりやすくお話いたします。
Actionとは?
皆さんも普段、様々な場面でアプリを使っていると思います。
データを保存したり、削除したり…そういった動作には”ボタン”が必要ですね。
簡単にいうとこのボタンをつくるための機能が Action です。
AppSheet 開発画面の中の、主に「Actions」というメニュー内で管理されます。
Action の基本的な使い方
「ボタン」で何ができるのか。データの追加・編集・削除等ができます。
デフォルトで生成される基本的な Action は、Add、Edit、Delete、View Ref、Compose Email などです。
View Ref (別ビューに遷移する)、Compose Email(メールを送信)のボタンは、Email や Ref などの TYPE のカラム(Column・列・項目)が存在する際に自動生成されます。
自分で設定して使う Action ももちろん用意されており、「指定したビューへ遷移する」、「他のテーブルにデータを追加する」、「複数の Action をまとめて呼び出す」といったこともできます。
応用的な内容となるため、ここでは割愛いたします。
Action の設定方法
Action を設定するには、まず「何をどうしたいか」ということを具体的に整理し、それを実現するための Action 内容をつくっていきます。
具体例を見てみましょう。
このアプリは在庫管理アプリです。
商品のページに、発注システム(アプリとは別システム)のページを開くボタンを設置するとします。
開発画面左側メニュー > Actions のアイコンから、「Actions」のメニュー名右にある「+」を押して新規 Action を作成。
「Create a new action」ボタンを選択すると Action を一からカスタマイズできます。
▼設定値▼
Action name:発注ページ
For a record of this table(データソーステーブル):商品
Do this(アクションの内容・動き):External: go to a website
Target(ターゲットURL):"URL"
※URLはダミーです
このように、商品ページにボタンが設置されました。
Action の表示
Action の設定画面で、Position を変更することでボタンの位置の変更や、ボタン自体を非表示にすることも可能です。
Primary:画面手前右に丸いアイコン(スクロールしても右下に表示される)
Prominent:ページ上部に丸いアイコン
Inline:指定カラム右に表示される
Hide:非表示にする
Action 確認時の注意点
Action はユーザビリティを向上させるために重要であるだけでなく、機能が欠けていてはちゃんとアプリが使えなくなってしまうものです。
CRUD という、データベースアプリケーションで実装する必要のある主な機能を列挙した指標を基準に考慮するといいでしょう。
最初にお話した基本的な Action と照らし合わせると、
Create は Add、Read はビューが役割を果たしますので、飛ばします。
Update は Edit、Delete は Delete になりますね。
このように、必要なものは欠けていないか、何をやりたかったのか、という目的を振り返って Action の有無を確認したり、実際にボタンを触ってみたりするとよいでしょう。
おわりに
いかがでしたか。
Action はカスタマイズできるようになるとアプリの活用の幅が飛躍的に上がりますので、まずは基礎からしっかりおさえてくださいね。
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ありがとうございました。それではまた次回お会いしましょう。
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